ダンガンロンパ~黄金の言霊~   作:マイン

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今回からちょいちょいラブコメが混ざってきます。
作者童貞ですんで下手でも勘弁してください。


帰還

「………」

 一方その頃、霧切を送り出した居残り組は食堂に集まってその帰りを待ち続けていた。皆彼女を信じてはいるものの、その表情は一様に暗い。

 

「…そろそろ、戻ってきてもいい時間なんだけど」

「やっぱり不安だべ…もし食堂に戻って来たのが霧切っちだけだったりとか、…冷たくなった苗木っちと一緒だったりしたら…」

「ちょっと!縁起でもないこと言わないでよ!」

「す、済まん!…けど」

「…正直、あの傷で生きているほうが望み薄よね」

「大丈夫です!苗木君は生きてます!…生きてます、絶対…!じゃないと…」

「…苗木君」

『さやか…』

『ジュンコォ~…』

「……」

 雰囲気に影響されてか、皆の言動もどこか後ろ向きであった。

 

 

 

 

 

 

「…あれ?随分暗いけど、なにかあった?」

『ッ!!?』

 と、そこに食堂の入り口から物凄く聞き覚えのある声がかけられる。皆その声に瞬間的に反応し、一斉にその方を向いた。

 

「あ…!」

「なーんてね。…ただいま、皆」

 そこに居たのは、彼らが待ち望んでいた人物。着ている衣服はボロボロで、あちこち汚れてこそいるものの、その笑顔と勇気を与えてくれる声には変わりはない。苗木誠は、唖然とする皆に対し、優しげにそう挨拶した。

 

「…な、苗木っちぃ~ッ!」

「苗木ッ…!…ぅああ~ん!良かった~…、生きてたよぉ~!」

「…心配、かけちゃったみたいだね。ゴメン」

「ふ、フン…!誰がアンタなんか……おかえり」

 皆思い思いにその期間を喜ぶ中、舞園と江ノ島がゆっくりと苗木の前に歩み寄る。

 

「…あ、舞園さん!生きてて良かった…!江ノ島さんも…」

 そしてそのまま、二人で苗木を思いっきり抱きしめた。

 

「…え?ちょ、舞園さん…!江ノ島さん…!僕今すごく汚いよ!駄目だって…」

「…汚くなんか、ありません…!良かった、本当に…生きてて…!」

「…帰ってきてくれるだけでいい…。生きててくれて、ありがとう…苗木君…」

「…お礼を言うのは僕の方さ。僕の命を助けてくれたのは舞園さんで、僕をずっとかばってくれたのは江ノ島さんだ。だから…僕のほうこそ、ありがとう」

 涙ぐみながら苗木の感触を確かめるように抱きしめる二人に苦笑していると、奥にいた十神が無表情で近づいてくる。

 

「…おい貴様ら、そこをどけ」

「…十神君?」

「何…?邪魔を…」

「…いいんだ、二人とも。どいてやってくれないか?」

「苗木君?…わかりました」

 いつにも増して無愛想な要求に怪訝な顔をする二人を苗木は若干困り顔で宥め、渋々ながら一旦離れさせる。

 

「…十神君」

「苗木…」

 そして二人が向かい合い…

 

 

 

 

 

 

バキィッ!

「グッ…!」

「!?」

 いきなりの十神の鉄拳が苗木の顔面を殴り飛ばした。予想していたのか踏ん張った為に倒れはしなかったが、周りで見ていた面々にとっては黙って見ていられることではない。

 

「…ッ!十神、お前ッ!」

「待って…、江ノ島さん」

「…ッ!?苗木君…?」

 敵意むき出しで先陣切って襲い掛かろうとした江ノ島を苗木が制する。

 

「…今のはこの俺にあんな不愉快な思いをさせた罰だ、苗木…!」

「…そうだね。十神君にとっては納得できなかっただろうね…、ゴメン…」

「そ、そんなの…、苗木が謝らなくなって…!」

「…そして」

 と、十神がその場に棒立ちになる。

 

「苗木、貴様も一発殴れ」

「…え!?」

「びゃ、白夜さまッ!?」

「煩いぞ、…状況がどうであれ貴様を冤罪に仕立て上げたのはこの俺の力の無さが故だ。貴様には俺を殴る権利がある。それで御相子だ…さっさとしろ、俺の気が変わらんうちにな」

「ちょ、ちょっとそれは…」

 暴論だ、と言いかけた所で

 

「…分かった」

「ちょ!?なえ…」

ボギィッ!

「グフッ…!」

 あっさりとした返事に突っ込もうとした矢先に今度は苗木の拳が十神の顔面を捉え、十神は踏ん張りきれず眼鏡と共に後ろに倒れこんでしまった。

 

「うおッ…!容赦ねえ…」

「びゃ、白夜さまぁ~ッ!?」

「…チッ、貴様思いっきりやりやがって…」

 思ったより痛かったのか悪態をつく十神に、苗木は苦笑しながら手を差し伸べる。

 

「…手加減されたんじゃ、十神君もスッキリしないでしょ?」

「…フン」

(まあ実際本気で殴ったら十神君死んじゃうから、手加減はしてるんだけどね…)

 そんなことを考えている苗木の手を取り、十神は起き上がる。そして、二人はお互いの紅くなった顔を見てにやりと笑う。

 

「…もう貴様一人にやらせはせんぞ、奴を倒すのはこの俺だ」

「ああ、頼りにしてるよ…」

 

「…イイ、良いわ…!殴り合いの果てに紡がれる友情…『男の世界』って奴ね!」

「これで夕日がバックだったら完璧だべな」

「…私には、良く分かんない…?」

「アハハ…、まあ男の子の世界ってことなんでしょうね…」

『…フッ、アイツもなかなかイイ男になったじゃあないか』

『なんかアイツだけ大人になった感じでチョットムカつくぜぇ~』

 

「…そろそろ良いかしら?」

 と、話が落ちついたところで外で控えていた霧切が食堂に入ってくる。

 

「あ、霧切っち。おかえりだべ!」

「…ええ、ただいま。皆、これから最後の学級裁判が行われるわ」

「!?」

「最後の…?どういうことだ?」

「これから僕たちは、あの戦刃むくろの事件、そしてこの学園に関する謎を全て解明する。そしてその後の学級裁判で、それらの全ての真相を解明できれば僕たちの勝ちだ。けれど、もしできなければ…僕ら全員がおしおきされることになる」

「ぜ、全員がおしおきってことは…処刑されるんけ!?」

「あ、あんた達なに勝手に決めてんのよぉ!」

「フン、どうせこのまま待っていた所でなぶり殺しにされるだけだ。いっそハッキリしていていい。上等だ…」

「ですよね!白夜様!」

「変わり身早ッ!」

「けれど…そんな条件を吞んだということは…」

『黒幕もとうとう勝負に出てきたらしいな…』

「……」

『…いよいよだな』

 

 

 

 

 

 

 

ブツンッ!

『えー!皆さんにお知らせします!』

「ッ!」

 突如、モノクマがモニターに映し出される。

 

『これよりこのコロシアイ学園生活は、真の解答編へと突入します!この希望ヶ峰学園に生きて入って来たのは、正真正銘16人の高校生だけです!何故希望ヶ峰学園はこうなってしまったのか?皆さんにはその謎を解明していただきます!それに伴い、今まで鍵をかけていた学園長室、情報処理室、そして寄宿舎二階への入り口も全て解除させてもらいました!好きに調べてちょーだいな!ではでは、学級裁判でお会いしましょう!…吐いた唾、吞まんとけ!往生せいや~!うぷぷぷ♡』

ブツンッ!

 

 

 

 

 モノクマが消えた後、最初に言葉を発したのはまた十神であった。

 

「…どうやら奴もようやくやる気になったようだな。これでお互いに手の内を全て晒したということか」

「…ええ。その点だけは安心したわ」

「よーし!じゃあ皆で捜査開始…」

「では俺は先に行くぞ」

「です…って、ちょっとぉ!?」

「…なんだ喧しい」

「喧しいじゃねーよ!こういう時こそ皆で力を合わせるべきだってのに、なんでまた一人で行こうとするんだべよ!?」

「…いや、十神君の言うとおりだ。今はみんなで手分けした方がいい」

「え?苗木君まで…?」

 苗木まで十神に同調したことに不安の色を浮かべる面々に霧切がフォローを入れる。

 

「今迄私たちが分散することを避けていたのは、私たちの中で殺し合いが起きることを防ぐこと、黒幕が危害を加える恐れがあったことと、裏切り者の内通を防ぐためでもあったわ。けれど、この状況で黒幕が私たちに直接手を出すことは考えにくいし、裏切り者…大神さんも既にいない。だとすれば、一つに固まって行動するよりも手分けして少しでも多くの情報を集めるべき。…そうは思わない?」

「そ、そりゃ…そうだけどよ」

 未だに納得しきれない皆に、苗木が優しげに問いかける。

 

「…じゃあ聞くけど、皆この中にまだ自分たちを殺そうとしている人がいると思う?」

「そ、それは…いないと思う…」

「でしょ?もう僕らにお互いを疑う理由なんてないんだ。だったら、お互いに背を向けあうっていうのも、一つの信頼の証って思えないかな?」

「苗木君…!」

「…フン、俺はまだ信用できん奴が一人いるがな」

「え!?」

「貴様の事だ、江ノ島…!」

「……」

「状況が状況だったが故に今まで後回しにしていたが…貴様は何者だ?何故黒幕の事を知っている?貴様も黒幕の手先なのか?それだけはハッキリさせてもらうぞ」

「……」

「え、江ノ島ちゃん…?」

 皆に疑いの視線を向けられる中、江ノ島が重々しく口を開こうとした時

 

「…江ノ島さんは、味方だよ」

 唐突に、苗木がそう断言する。

 

「ッ!苗木君…」

「…貴様、何を根拠に…」

「理由は僕にも分からない。けれど、分かるんだ。江ノ島さんは僕らを裏切ったりなんかしないって。僕は、そう信じてる」

「私も同意見よ。彼女は私たちの味方よ。…私たちが、苗木君を信じる限りね」

「何?」

「詳しいことは最後の学級裁判で明らかにすればいいことよ。今は時間が惜しいわ。早く捜査を始めましょう?」

「そーだよ!疑うよりも、先に進む方が大切でしょ?」

「…全く、どいつもこいつもお人よしばかり…いや、違うか。貴様が感染源が、苗木」

「そんな人を病原菌みたいに言わなくても…」

「…まあいい。後で根掘り葉掘り聞きだしてやる。じゃあな…」

「…あ、御待ちを白夜様~!」

「…ところでよ、根掘りってのは分かるんだが、葉掘りってのはどういう意味なんだ?根っこを掘るのはスゲー分かんだけど、葉っぱは掘れねえべ?」

「馬鹿!こんな時に何言ってんのよ!…私も知らないけど」

「…あれは葉っぱを掘る訳じゃあなくって、地面に落ちてる落ち葉の一つ一つまで掘り起こすつもりで…っていう意味らしいよ。最も、語源としては根掘りを強調するための語呂合わせみたいだけどね」

「へー、そうなんだ」

「成程、スッキリしたべ!…んじゃ、俺も先に行くべ!」

「じゃあ、私も行くね。皆、学級裁判、頑張ろうね!」

 まず十神が、それに追随して腐川、そして葉隠、朝日奈と捜査に散っていき、食堂に残ったのは苗木、霧切、舞園、江ノ島だけになった。

 

「…それじゃ、アタシも行こうかな」

「ん、そう。…じゃあ江ノ島さん、また後で」

「あ、うん。…ねえ苗木」

「?」

「…信じてくれて、ありがとね」

「…何を今更。友達じゃないか、当然だよ」

「…友達、か。そう、だよね…」

「…江ノ島さん」

「…何?」

「江ノ島さんには、後で話したいことが沢山あるんだ。だから…絶対に、生き残ろう。皆で…ね」

「ッ!…うん…!」

 

 

「じゃあ、私も行きます」

「舞園さん、無理はしないでね」

「大丈夫です!だって私は苗木君の助手なんですよ?苗木君の助けになるか分からないけど、調べられることは全部見つけてきますから!」

「…憶えててくれたんだ、それ」

「当然です!…それとも、やっぱり迷惑でした?」

「い、いやそんなことは…!…ただ、僕にばっかりそんなことを言ってくれると、アイドルとしてどうかなって…」

「…ふふ、その心配はありませんよ」

「へ?」

「だって私はもう…苗木君だけのアイドルなんですから」

「…ふぁッ!?ちょ、舞園さんそれって…!?」

「ふふふ!意味は自分で考えてください!それじゃ、また後で!」

「あ、ちょっと…」

 

 

「………」

「………」(グリグリ)

「あの…霧切…さん?痛いんですけど…?脇腹…」

「随分といい身分ね。『超高校級のアイドル』から『あなただけのアイドル』宣言をされるなんて…ファンからしたら嫉妬どころじゃあ済まないわよ?」(ゴリゴリッ…)

「ア、 アハハ…そうだね。…ちょ、あっ…力、強ッ…!」

「…ま、いいけれどね」

「…アレ?」

「何故かは分からないけど…記憶が戻って来るにつれてだんだん不快感が無くなって来たの。なんというか…こういう状況が自然みたいな感じがするの…」

「…女子数人から好意を寄せられて一人に絞れないのが普通って、僕どんだけ鬼畜外道野郎なのさ…?消えた記憶の中で刺されてたって僕不思議じゃあないよ…」

「…あら?気づいていたのね?」

「そりゃあ…まあ。あれだけハッキリ言われたら…その気が無くても期待しちゃうし、そうだとしたらすごく嬉しいことだから…ね」

「ふうん…。じゃあ、何時か答えを出してくれることを期待してもいいのかしら?」

「…霧切さん今すっごいイイ笑顔…。まあ、僕も男だからね。ケジメはつけるよ。全部終わってからね…」

「…そう、期待してるわ。それじゃ、お先…」

「…うん。また後で」

 

 そして江ノ島、舞園、霧切もまた学園へと散っていく。

 

 

「…それじゃ、僕も行きますか。すべてにケリをつけるために…!」

 苗木もまた、最後の捜査へと乗り出していく。このコロシアイ学園生活に、そして己の宿命に決着をつける為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあいよいよ大一番だ!『希望』が勝つか『絶望』勝つか。…いいねいいね!自分でも分からない結末ってのがこんなに楽しいものだなんてねえ!…あ、でも一つだけ分かってる事が有るか。どっちに転んでもプッチ、アンタの思い通りには転ばないってことがね!うぷぷぷ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 解放された学園長室にて、十神はそこにある資料を片っ端から調べまわっていた。

 

「…戦刃むくろ。数多の戦場を渡って来たにも関わらず、希望ヶ峰学園入学時に一切の傷痕は存在しなかった。…だとすればあの死体の胸の傷は何時のものだというのだ?それに、こいつの資料の揉み消された後半部分…どうにもきな臭いな」

 戦刃むくろに関することを調べまわっていると

 

「…十神君、ここにいたんだ」

「ん?…苗木か、どうした?貴様もここを調べに来たのか?」

「うん。でもここの資料の事は大体は霧切さんから聞いてるから、まあ念には念を…ってとこかな?」

「フン、あの女も随分な入れ込みようだな。一体何をどうすればあの堅物女を骨抜きにできるのやら?」

「別に…そんなつもりで接した訳じゃあないんだけどなあ…」

「…だとすれば貴様は相当な天然ジゴロだな」

 他愛ない会話をしながら本棚からデスクまで徹底的に探す二人。と、いきなり十神が手を止める。

 

「……」

「…?どうしたの?」

「…苗木、貴様はどうしてそこまで強い?」

「え?な、何いきなり…」

「今迄俺たちは…特に貴様は凡人にとっては生涯に一度あるかないかの場面にいくつも遭遇してきた。…目の前で友人が死のうとしている所、そしてその友人を殺そうとした男が殺された所、己が私欲の為だけに人を殺した女、他者の為だけに己を命を投げ打った女、そして半ばでっち上げで黒幕に殺されかけた…。どれか一つですらも凡人の心を折るには十分なものだ。実際、アイツらも毎度平静を保とうとはしていたが決して割り切ってはいなかった。すべてを他人事と思っていた俺と違ってな。…だが貴様は違う、その全てを受け止めたうえで、それでも希望を信じて皆を鼓舞していた、…俺にはそれが理解できん。一人で割り切れる度量を持ちながら、何故それを他人の為に当てることができる?貴様にとって、それはあたりまえの事なのか?」

 いつもの様に高圧的でありながら、どこか縋るような、例えるなら物心つく前の子供が親に物を訊ねるようなそんな雰囲気の十神に、苗木はしばしその顔を見つめ、やがて微笑を浮かべて答える。

 

「…そうだね。僕にとっては、それは当たり前のことなのかもしれない。けれど、君が僕の常識に従って生きる必要なんて微塵もないんだ。君は君の思うがままに、望むがままに生きればいいんだ。いつもの様に、傲慢に、不遜に、『超高校級の御曹司』十神白夜として在り続ければいい。そんな十神君だから、僕は君を信頼できるんだ。君が君で在り続ける限り、僕の信じる十神君は変わることはないんだからね」

「…苗木」

 返ってきた答えに十神は呆けたような表情になり、しかしやがて肩の力が抜けたかのように少し微笑むと苗木に言い放つ。

 

「…ならば苗木、貴様はそれを見届けろ」

「へ?」

「ここを出たら、貴様を俺の側近として十神財閥に雇用してやる。待遇は弾むぞ、なにしろ終身雇用だからな。…貴様は誰よりも近くで、この俺の生きざまを見届けろ。十神白夜の進むべき道を、貴様も共に歩むのだ。それが、俺の定めた貴様の進むべき道だ」

「また勝手に…腐川さん辺りが聞いたら嫉妬で呪い殺されかねないんだけど…」

「フン、知るか。あの女には精々作家程度がお似合いだ。…まあ、見込みはあるからスポンサーぐらいにはなってやってもいいがな」

(…なんだかんだ言って腐川さんのこと嫌いじゃあないんだよね。…二人が聞いたらキレられるか狂乱するだろうけど)

「…今貴様下らんことを考えてなかったろうな?」

「はて?なんのことやら…。じゃ、特別目新しいものも無かったし僕もう行くねー」

「あ!おい、待て貴様ッ!」

 含み笑いを浮かべたまま、すっ呆けた調子で苗木は学園長室を後にした。

 

「…チッ、俺としたことが。どうやら知らぬ間にアイツにだいぶ甘えていたようだな、情けない…この十神白夜ともあろうものがな。…さて、戦刃むくろに関することはこんなものだろう。次は学園の秘密とやらを…」

(ソローリ…)

「…なんの用だ?」

(ギクゥッ!)

 十神の背後からこっそりと現れたモノクマに十神がけん制すると、モノクマは手にした紙切れのような物を置いて去っていった。

 

「…なんだこれは?写真…か?一体何が………ッ!?な、なんだこれは…!?…おかしい、ここに映っている光景や場所もそうだが…こいつは一体誰だッ!?…いや待て、どこかで見覚えが……ま、まさかッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、植物庭園には残された死体を念入りに調べている男がいた。

 

「…う~ん、やっとこさコゲ肉の香りが無くなったからどうにか調べられっけど…やっぱ苗木っち達が分かった以上の事なんか分からねえべ。俺ってホント役立たずだなぁ…」

 葉隠は死体を観察しながらも、一切進展のないことにそうぼやいていた。とそこに

 

「頑張ってるね、葉隠君」

「ん?…おわっ!?苗木っち!なんでここに!?」

「なんでって…捜査してるんだからどこに居ても不思議じゃあないでしょ?」

「そ、そりゃそうか…。で、苗木っちは何を調べに来たんだべ?やっぱ死体か?」

「ん…いや、その死体に関してはそれ以上の発見は無さそうだし、僕は別の事を確かめに来たんだ」

「…別の事?」

 そう言うと苗木は庭園の奥の物置へと入っていき、やがてそこから一本のツルハシを持って戻って来た。

 

「これさ」

「これって…大和田っちのかも知んねえツルハシか?」

「うん。もし学園の秘密にこれが関係しているのだとすれば、これがココにあることが手掛かりになるかもしれないからね。…最も、どうやって確かめたものかは分からないけど」

「………」

 ツルハシを眺めながらどうしたものかと悩む苗木に、葉隠はしばしその姿を見つめ、やがて口を開く。

 

「…苗木っちは凄えよな。自分で考えて、自分で動くことができるんだかんな」

「い、いきなりなにさ?葉隠君だって、今も自分で動いてるじゃあないか?」

「…いや、違え。ホント言うと、俺何をしていいのか分かんねえんだ。ここに来たのだって、どこ行って良いか分からねえからとりあえず死体調べてみようと思ってだけで…」

「…葉隠君、もし君が自分がやっていることが間違っているかもしれないと思っているのなら、それは思い違いだよ」

「へ?」

「本当に大事なのは、何をするべきかじゃあない。何かをしようとする気持ちなんだ。君は今、僕らと一緒に黒幕と闘うために、何かをしようとしている。だったら君がどんなことをしたとしても、その行動に間違いなんてないんだよ。君が正しいと思ったことこそが、君がするべきことなんだ。だから、そんな悲観的にならなくていいんだよ。君の行動を、僕も、皆も否定したりなんかしやしないさ」

「…そう言うのって、無能な働き者って言わねえか?一番嫌われる奴…」

「ま、そう言われることもあるけど…今この状況に置いては、無駄なことなんて一つもありはしないんだから、とにかく葉隠君が気になることを全部試していけば良いと思うよ。『超高校級の占い師』の勘、期待してるよ!」

「苗木っち…」

『…ッタクヨォ~、お前ドレダケポジティブナンダカ。タダでさえアノ大凶の位置カラ持ち直したバッカダッテのにヨォ、ヨクモマァソンだけ人の事ヲ心配出来るモンダゼェ~』

「あ、やっぱりあの場所大凶だったんだ」

『正確ニハ学級裁判の時ノお前の立ち位置トお前がクタバリカケタあの位置がソウダッタンダケドナァ。真下でオネンネしたオカゲデ立ち直ったミテエダナ。…トコロで、その様子ダト『矢』ハナカッタミテエダガ生き血はナニニ使ッタンダ?』

「…ノーコメントで」

 『ドラゴンズ・D』の追及に苗木が目を逸らしながらごまかしていると、葉隠が意を決した表情で苗木に話しかける。

 

「…苗木っち、俺を殴ってくれッ!」

「へ!?ど、どうしたの急に…?」

『オメー、最低野郎に加エテドMトカ救イヨウガネーナ…』

「違えーって!…これはケジメなんだ。今までの、他人の運命を勝手に決めて、後の事は知らん顔していた俺に対するケジメなんだべ!もう俺は目を背けたりなんかしねえ!他人の未来も、自分の未来にも向き合っていく!その為にも、今の自分と決別しなきゃなんねえ!…苗木っち、俺はいっぺん苗木っちを見捨てちまった。苗木っちには俺を殴る資格がある!だから苗木っち、一発ぶん殴って、今までの俺を再起不能にしてやってくれッ!」

「葉隠君…」

 珍しく熱のこもった言葉に、苗木は葉隠が本気であることを察し、やがて笑みを浮かべてそれに応える。

 

「…分かった。その頼み、引き受けるよ!」

「サンキュー苗木っち、…さあ、どっからでも来いだべ!」

 仁王立ちして目をつむる葉隠。しかし彼は、その一撃を待ちながらこんなことを考えていた。

 

(…勢いで恰好つけちまったけど、やっぱ怖えーッ!ま、まあ心優しい苗木っちのことだから、十神っちの時みてえにある程度加減してくれんだろ…。一発耐えて、男らしいところみせてやんぜ!)

 

 …しかし、

 

ポン…

(…ん?なんだこれ?)

 予想していたものとは異なる、肩に感じた軽い感触に疑問を感じた葉隠が恐る恐る目を開くと

 

 

 

 

 そこには葉隠の肩に手を掛け、薄ら笑いを浮かべながら『ゴールド・E』を構える苗木の姿があった。

 

「あ…」

 あれ?苗木っちなんで『ゴールド・E』を出してるんだべ?…そう言おうとした葉隠であったが、何故か口が思うように回らず、言葉にすることができない。

 

「…何か言いたそうだけど、無駄だよ。今君の体に生命エネルギーを過剰に流し込んだ。生命エネルギーは傷ついた肉体を癒すけど、健康な生物には逆に過回復で何かしらの悪影響をもたらすんだ。…人間の場合、どうやら肉体が鋭敏になった感覚について行けず感覚だけが暴走するみたいなんだ。だから今君には、例えるなら1秒が10秒程度に感じている筈だよ…と言った所で、聞き取れてないか」

 笑顔で説明する苗木。言葉自体は殆ど聞き取れなかったが、葉隠はその笑顔にキレる寸前の母の面影を垣間見た。

 

「…まあ、そんなことはどうでもいいんだ。葉隠君、僕は君に対して別に恨みがある訳じゃあない。ただ、君の性根は十神君よりちょっとばかし捻くれてるから、これぐらいの仕置きが妥当なんじゃあないかとも思うんだ。…暴走した感覚の中で殴られると、一体どうなるか想像つく…?」

「…!や…」

 やめて…そう言い切ることすら許さず、苗木の無慈悲な一撃が葉隠の顔面に突き刺さった。

 

「『ゴールド・E』の能力…!鋭い痛みを…ゆっくりと味わえ…!」

(…こ、これはッ!ぶん殴れられてるのに…、い、痛くねえ…?…ッ!い、いや違うッ!ゆ、ゆっくりと痛みが…ぐええッ!か、感覚が暴走してる分、一瞬の筈の痛みがこんなにも長く…ッ!)

「ぐべぇ~ッ!」

 顔面崩壊しながら情けない悲鳴あげて葉隠は後方に吹っ飛んでいった。

 

「…ぐ、い、痛え…!」

「…それは仲直りの握手の代わり、そして君との誓いの証だ。葉隠君…!」

「お、おう…さんきゅう、苗木っち……ガクッ」

(…ちょっとやりすぎたかな?)

 そうは思いながらも対して後悔も反省もせず、苗木は葉隠を助け起こしに駆け寄るのであった。

 

 

 

 苗木が去ってからしばらくした後

 

「お痛ち…苗木っちもホント容赦ねえなぁ。ま、猪○のビンタと思って気合入れるべ!んじゃ、そろそろ場所移動でも……ん?なんだべコレ?…写真?けどなんでこんなとこに………ッ!!?こ、これはッ!?どど、どうなってんだべ!?なんでこんな…?そんでこいつ誰だべ!?…ありゃ、でもどっかで見たような…」

 

 

 

 

 

 

 

 植物庭園を後にした苗木は今度は情報処理室へとやって来た。

 

「さて…ここで見てないのはあとあのモノクマ扉の先だけど…開いてるかな?」

 ひょっこり首を突っ込むと、中には件の扉の前で立ち尽くす先客がいた。

 

「…朝日奈さん?」

「ふぇッ!?」

「うわッ!?」

「…あ、な…な~んだ苗木じゃん!脅かさないでよ!」

「ご、ごめん…。…朝日奈さんもここに?」

「あ、うん。結局この部屋だけ見れなかったし、それに…他に行くアテも無いし…」

「ハハ…、まあ確かにここは気になるからね」

「そ、そうだよね!じ、じゃあさ、…い、一緒に行こ?」

「え?あ、うん。もちろん良いけど…」

「そ、そう!?じゃあ開けるよ!」

「うん…?」

 どことなく嬉しそうな朝日奈に首を傾げながら、苗木は共に扉の先へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

「…入れたのは良いけど…」

「えっと…今って宇宙世紀だったっけ…?」

 部屋に入った彼らが目の当たりにしたのは、学校の一室とは思えないような、まるでロボットアニメの操縦席を拡張したかのような部屋であった。

 

「ううん…、なんだか目がチカチカしそう…」

「どこのガ○ダムだよこれ…。山田君辺りがみたら憤死しそうだね」

「っていうか…なんなのこの部屋?」

「黒幕の部屋には間違いなさそうだけど…この部屋、もしかしたら…!」

「え?なにか分かったの?」

「…まあ分かんないか。朝日奈さん、ちょっとそこの席座ってみてよ」

「へ?こ、ここ?」

「うん、そうそう…。で、そこのモノクマみたいなボタン押してみて」

「モノクマ…これ、かな?」

 苗木に言われるがまま朝日奈は座席近くのボタンを押す。すると

 

ブオンッ!

 突如正面のモニター画面が起動し、どこかの部屋が映し出される。

 

「えっ!?何?っていうかこれどこ!?」

「ハハ…外を見てみればすぐに分かるよ」

「外?」

 怪訝な顔で朝日奈がドアを開けると…

 

 

 

 

 

 そこにはモノクマがぽつんと向こうを向いて突っ立っていた。

 

「えっ!?モノクマッ!?…あれ?反応が無い…」

「そりゃそうだよ、今そいつを操縦している人はいないんだからさ」

「操縦?……あ、もしかしてこの部屋って…!」

「うん。多分ここは黒幕の拠点にしてモノクマをコントロールしている操縦室なんだ。だから今朝の時でも厳重にロックがかかっていた…」

「…あれ?ってことは…この部屋に黒幕がいるのッ!?」

「いや、おそらく僕らが入る前にどこかから逃げたみたいだ。全く準備がいいことだよ…」

「でも…こんなのどうやって作ったんだろ?」

「さあ…?少なくとも、こんなSF染みた装置を作る技術なんて…」

 と、呆れた表情で装置を眺めていた苗木は座席の下に何かを見つけた。

 

「どしたの?」

「ん…いや、ここに何か書いてあるんだけど…」

「え?どれどれ…えっと、『愛をこめて モナカより』…?」

「見たところなんだか子供みたいな字だね。…まさかとは思うけど、この装置の開発者か?」

「愛をこめてって…恋人なのかな?」

「さあね。…どの道、こんなことをする奴の肩を持つぐらいだ、ロクな人間じゃあなさそうだけどね」

「……」

「…朝日奈さん?」

 突如として黙り込んだ朝日奈に苗木が首を傾げていると、朝日奈はゆっくりと口を開く。

 

「…ねえ苗木、どうして黒幕はこんなことをしたのかな…?」

「え?ど、どうしたの急に…?」

「だってさ…こんなメッセージがあるってことは、黒幕にも外で待ってる人がいるんだよね?それなのに、私たちごとこんなところに閉じこもって、このモナカっていう人の作った物を使ってこんな残酷なことをして…訳が分かんないよ。なんでそんなことができるの?一体何がしたいの?私には…分かんないよ」

 朝日奈の言葉は、皆に共通する心境であった。黒幕が学園長であるにしろ他の誰かであるにしろ、モノクマの言ったとおり自分たちの共通の知り合いであるとするなら、何故知らない仲ではない筈の自分達にこんな残酷な仕打ちができるのであろう。今まで自分たちの事だけで精一杯であったが為に深く考えたことは無かったが、こうして黒幕の関係者らしき人物の存在を知ったことで、その謎が再び浮上したのである。

 

「……」

 朝日奈の独白に、苗木はしばし沈黙した後、語りだす。

 

「…仮に理由があったとしても、きっと僕らにそれを理解することは出来ないよ」

「へ…?」

「学園生活が始まってから、僕も同じことを考えていた。けれど、時間が経つにつれ、仲間が減っていくにつれて、増々その意味は分からなくなっていった。…でも、奴と向き合い、こうして真っ向からの勝負を受けたことで、少し分かったんだ。黒幕にはきっと、僕らが考えているほど真っ当な大義名分も信念も存在しないんだ。ただ、このやり方が一番効率的で…一番面白い。それだけだと思うんだ」

「…何、それ…?そんなの…、そんなのって…ッ!」

「言ったでしょ?理解できないって。…黒幕にとって、これは本当の意味でのゲームでしかないんだ。十神君が言っているモノとは次元が違う、十神君にとってのコロシアイ学園生活がゲームのメインストーリーだとするなら、…黒幕にとっては本編とは殆ど関わりのない、言ってしまえばオマケ程度のものでしかないんだよ」

「それじゃ…皆は、さくらちゃんは…そんな程度の物の為に、死んだっていうの…!?」

「アイツにとって人の命なんて、大した価値のものではないんだろう。…いや、もしかしたら、自分の命ですらもどうだっていいのかもしれないな…」

 どこか感傷的にそう呟く苗木。朝日奈はそんな彼の考察に、怒りとも、恐怖とも、怯えともつかない表情でその場にへたり込む。

 

「…なんなの、なんなのよそれ…!人の命を、替えの利く物みたいに…!そんな奴に、そうやって立ち向かえって言うの…?死ぬのが怖くないなんて…人間じゃあないよ…!」

 人間は、己の理解できない物を無意識の内に否定するという。今の朝日奈はまさにそれであった。そんな彼女をいたわる様に、苗木は膝をつき目線を合わせて語りかける。

 

「…朝日奈さん、君のその言葉を否定はしない。実際、僕も正直なところ得体がしれない敵と闘うのは怖いよ。けれど…、それでも、『絶望』に膝を着いては、屈してはいけない。どれほど恐ろしくても、それほど不気味であっても、僕たちは諦めてはいけないんだ。大神さんが自分の命を懸けて黒幕に立ち向かったように、僕らはせめてこの『魂』だけでも『絶望』に負けずに立ち向かわなければいけないんだ!」

「…でも、私…」

「…それでも、まだ立ち上がれないのなら、立ち向かう『勇気』が足りないというのなら…僕が隣で共に闘おう。一人では無理でも、皆と一緒なら、皆の『希望』を一つにすれば、きっとうまくいく!だから朝日奈さん、諦めるな。大神さんの遺志の為にも、黒幕を倒して、一緒にここから出よう!」

 真剣な眼差しで朝日奈を励ます苗木。その励ましに、朝日奈は苗木の顔をじっと見つめると、やがてなにかを決心したような顔つきで口を開く。

 

「…うん。そうだよね、諦めちゃ、駄目だもんね。私、頑張る…!なにができるか分かんないけど、自分にできることを見つけて精一杯頑張ってみる!」

「ああ…!その意気だ、朝日奈さん!」

「…それでね、苗木。一つだけ、お願い聞いてもらっていい?」

「?いいけど…何?」

 笑顔で首を傾げる苗木に、朝日奈はぼそぼそと呟くように言う。

 

「…私ね、苗木のことをすっごく頼りにしてる。なんでか分かんないけど、どんな無茶な事でも、苗木だったら信じられるって…根拠もないのに思っちゃうんだ。うまく言えないんだけど…苗木を見ていると、なんだかお日様に照らされてるみたいで…すっごく安心するっていうか…」

「…?」

「と、とにかくね!苗木は私にとって、前へ進む為の勇気の源みたいなものなの!だから、私が前に進む為に……私に、勇気を頂戴…!」

「?朝日奈さん、それどういう…」

 

 

 苗木がそこまで口にしたところで、朝日奈は苗木の首に腕を回し抱きかかえるように引き寄せると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その唇に、自分の唇を押し当てる。

 

 

「ッ!!?」

「んっ…!」

 唐突にして予想外過ぎる事態に苗木の思考はフリーズする。朝日奈の柔らかな唇の感触や普段よりもより強烈に感じる女子特有の香りを無意識に感じつつも1秒、2秒と時間が過ぎ…5秒経って朝日奈の唇が離れたことでようやく苗木の思考は動き始める。

 

「………」

「…あ、朝日奈さん…?い、今のは…?」

「…勇気、もらったよ。…わ、私も、初めてだから……嫌だった?」

「い、いや!そんなことは!全然ッ!…でも、僕で良かったの?僕は…」

「…いいの、分かってるから。苗木は優しいから、傷つけたくないんだよね?でも…それでも、良いから…私は、自分の気持ちに…嘘をつきたくないから」

「…全部終わったら、責任はとるよ。朝日奈さんが納得してくれるかは分からないけど…僕なりに、答えは出す。だから…待っていてくれ」

「…!うん…!約束だよ、絶対に皆で生きてここから出て…それで…ね?」

「ああ、約束だ…!」

 お互いに若干頬を染めながら、そう約束し苗木は再び移動する。仲間たちとの絆を確かめるように、そして…『真実』へと向かうために。

 

 

 

 

「………ぅううう…、あああああああああああッ!!!やっちゃったよぉ~ッ!な、苗木と…き、きき…キス、しちゃった…。わ、私ホントにどうしちゃったんだろぉ~!?舞園ちゃんも霧切ちゃんも、江ノ島ちゃんも苗木のこと好きなの分かってるのにぃ~!…絶対フラれるよね、こんな我儘な女の子…。でも…、もしオッケーしてくれたら……苗木の、お嫁さん…かぁ…。…ッ!!?わ、私ホントに何言ってんの!?付き合う前から…どころか返事もまだなのにお嫁さんなんて…!ああ~っ!もうっ!…………あれ?なにこれ?…写真?……ッ!?な、なにコレッ!?こんなのって…!?それに…この金髪の人…、最初誰だか分かんなかったけど、これって……

 

 

 

    苗木!?」

 

 




今回ここまで。
明日からポケモンのせいで筆が遅くなるかもね…
…メガサザンドラとメガトドゼルガマダー?それで俺パーティ全員メガ進化揃うんだけどなー
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