ノアside
観客席
今は鈴と織斑の試合中だったんだが・・・
「ちょっと!どうなってるのよ!」
「扉が開かないよ!」
「助けてぇ!!」
何者かがアリーナに乱入して来て皆は先生の指示で避難しようとしているのだが、どうやら扉が閉まっていて出られないようだ。
千冬〈エルリック、そちらはどういう状況だ!〉
織斑先生が無線で通話して来た。
ノア〈こちらは脱出用の扉が閉まっていて避難できないようですのでISの使用許可をお願いします!〉
千冬〈許可する。それが終わったらアリーナにいる敵機の対処に当たってくれ、こちらの教員は何故か扉が閉まっていて出撃出来ないんだ!なので生徒全員の避難が終わったらバリアの破壊を許可する!〉
ノア〈了解です!〉
なるほど、先生達は宛にならないのか。それにしても何で扉が開かないんだろう?
ノア〈あ、そうだ。アリーナ内にいるあの二人はどうなりましたか?〉
千冬〈それなんだが、織斑と鳳が時間稼ぎに当たっている。本当は鳳のみでやるつもりだったんだが、恥ずかしい話し織斑の命令違反で2人になった〉
は!?こんな時まで何やってるんだあの馬鹿!!状況を考えろ、命がかかってるんだぞ!!死ぬ気か!?
ノア〈わかりました、生徒の避難が終わり次第、2人の元へ向かいます!〉
千冬〈頼んだぞ!〉
さてと早く扉を破壊しなきゃな。僕はディザイアを纏い扉を次々と破壊して行った。
「エルリック君、ありがとう!」
「ありがとね!」
ノア「皆、慌てずに落ち着いて避難しろ!」
よし、もう少しで避難が終わる。ん?あれは箒?どこへ行くんだ?
ノア「箒、何やってるんだ!早く避難を!」
箒「ノア!私は一夏の応援に行かないと!」
ノア「大丈夫だ、皆の避難が終わったら僕が応援に行く!だから避難してくれ!」
箒「本当か?本当に一夏を助けてくれるのか?」
ノア「あぁ、今は好き嫌い言っている場合じゃないからな」
箒「・・・わかった。一夏の事は任せた!」
ノア「おう!」
よし、これで全員避難出来たようだな。僕はバリアを破壊してアリーナ内に入った。
アリーナ
思ってたより酷い状態だ。あちこちに瓦礫が散乱していて地面も穴だらけだ。それよりも鈴と織斑は・・・いた!
一夏「くっそぉぉぉぉ!!!」
鈴「だから敵のど真ん中に突っ込んで行くなバカ!!」
織斑は何をやっている、あれじゃただ特攻しているだけだ。鈴はそんな織斑を止めようとしているが織斑は聞く耳を持たない。むしろ鈴が織斑を敵機の攻撃から助けたりしてる。早く言ってやらないといずれやられるぞ。
ノアside out
鈴side
一夏「ぐぁぁぁぁ!!」
相変わらず一夏は無謀な特攻を続けている。これで何度目だろう、もうさすがに疲れてきた。
千冬〈織斑、鳳!今エルリックが来た!2人は撤退しろ!〉
ノアが来てくれた?やった、そうと決まれば・・・
鈴「一夏、今の聞いたでしょ?あたし達は撤退するわよ!」
一夏「嫌だ!あいつは俺が倒すんだ!」
もう、何を言っているのよこのバカは!
鈴「あんたがあのISに勝てるわけないでしょ!それにシールド・エネルギーがもう残り少ないんだから撤退するしかないの!」
一夏「うるさい!俺はまだやれる!うぉぉぉぉ!!」
一夏はそう言うとまた敵機の方へ向かって行った。
鈴「一夏・・・?」
どうしちゃったのよ・・・前まではそんな奴じゃなかったのに・・・
ノア「鈴!!」
するとノアが後ろからやって来た。
鈴「っ!!ノア!一夏が!」
ノア「織斑!何をやっている!早く撤退しろ!」
一夏「うるさい!こいつは俺が倒すんだ!お前は下がってろ!」
一夏はまだそんな馬鹿なことを言って特攻し続けている。しょうがないわね。
鈴「一夏ぁぁぁ!!!」
一夏「鈴・・・!」
あたしは一夏が驚いている内に一夏を抱えてピットに向かった。
一夏「おい、鈴離せよ!」
鈴「・・・ノア、あとは任せたわ!」
ノア「おう!任せろ!」
あとはノアが何とかしてくれるのを祈るしかない。死ぬんじゃないわよ、ノア!!
鈴side out