ノアside
アリーナ
今は学園に侵入したISと対峙していた。
千冬〈エルリック、鳳が言っていたんだがどうやら敵は無人機らしい〉
無人機って事は人は乗っていないってことか。なら遠慮なく叩き潰せるな。
僕は剣を装備して無人機の周りを周回し様子を見た。すると無人機はビームを撃ってきた。僕はそれをなんとかぎりぎりで躱している、威力的にはセシリアのスターライトよりも上だ。
ノア(やっぱり〝動き辛い〟それにどうやら敵は一定以上近づいたら攻撃を開始するようだな)
グリード(あのビームを下手に喰らったらいくら最強の盾でも〝今〟の状態も考えてやばいな)
プライド(下手に近づいたら攻撃されて終わりますよ)
ラース(その通りだ、どうする?ノア。)
ノア(わかっています、ならあのビームを撃つ腕を破壊します!)
僕はもう片方の手に銃を装備して無人機の腕を目掛けて撃った無人機はそれを避け接近戦に持ち込んで来た。無人機は両腕の黒い爪で攻撃をして来たがかろうじてそれを防いだり弾いたりして応対した。
ノア「くっ!」
無人機「・・・・・・」
相変わらず無人機は無表情、無言で攻めてきている。そこで僕は一旦距離を取り二刀流に持ち直し〝機体に負担が少ない〟〈憤怒〉を使って無人機に斬りかかった。途中でビームを撃ってきたがそれはもう見切ったので躱して右手の砲台の破壊に成功した。
直後私の左の体に衝撃が走った。なんと無人機はわざと右手の砲台を破壊させその隙に左腕の剛腕で攻撃したのだ。
ノア「ぐあっ!!」
アリーナの壁まで吹っ飛ばされ無人機は追い討ちと言わんばかりのビームを放った。私はそのビームを間一髪で避けたが、無人機に先回りされていて今度は右腕を振り下して来たが避けられなさそうだったので〝機体に負担が大きい〟が〈強欲〉に切り替え両腕を硬化させ何とか防いだ。
ノア「くっ!・・・このままじゃやべぇ!」
だんだん俺の足が地面にめり込んできた。このままじゃペシャンコだ。
もうダメかと思ったその時、無人機の真横からビームが放たれた。無人機はその射撃を躱し後に下がった。
ノア「この射撃は・・・セシリア!」
セシリア「ノアさん!わたくし以外に倒されるなんてこのわたくしが許しませんわ!ここからはわたくしも一緒に戦いますわ!」
ノア「わかった、セシリア、援護を頼む!」
セシリア「わかりました!っ・・・来ますわよ!」
俺はまた〈憤怒〉に切り替え無人機に向かった。セシリアが援護射撃をしているおかげで容易に敵の懐に潜り込めた。そしてそのまま左腕と左足を斬り落としビームと機動力を封じた。
セシリア「お見事です!これで遠距離は使えませんわ!」
ノア「これで止めだ!!」
私は無人機に止めを刺そうとした瞬間・・・
一夏「俺がこいつを倒して千冬姉や皆を守るんだぁぁぁ!!!」
なんと織斑が零落白夜を起動し無人機の後ろから私ごと刺した。
ノア「!?ーーッゴハァ!」
鈴、千冬「!!!!」
セシリア「!!ノ、ノアさぁーーん!!」
薄れていく意識の中セシリアが駆け寄ってくれたのがわかった。そしてそのまま僕は気を失った。
ノアside out
やはり最強の目でも見えないとこからの攻撃は避けようがありませんね。