七つの感情ストラトス   作:銀の巨人

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友人

千冬side

 

 

 

ピット内

 

 

 

いましがたマスタングと一夏の戦いが終わった。・・・いや、ただの説教だな。戦いにすらなっていない。

 

真耶「だ、大総統!お疲れ様です!」

 

ロイ「ん?あぁ、ありがとう。それよりも、さっきは鋼のが怒鳴り散らして怖がらせてしまってすまないな」

 

真耶「い、いえ、大丈夫です!」

 

マスタングは山田先生に謝り、こちらに来た。

 

千冬「何か御用でしょうか、大総統」

 

ロイ「いつも通りにしていいぞ、君にそう接されるとこそばゆい」

 

千冬「そうか。マスタング、今回は家の弟がすまなかった。あの馬鹿に代わって私が謝罪をさせてもらう」

 

ロイ「世界最強で、私の友人である君のその謝罪に免じて今回は許してやる。だが‥次は無いぞ」

 

千冬「わかっている」

 

そう言うとマスタングはピットを出ていった。

 

 

 

千冬side out

 

 

 

 

エドワードside

 

 

 

アームストロング姉弟が大総統と織斑一夏が戦いを見に行っている間、俺はノアが治療を受けている治療室の前で回復を待っていた。

 

エド「それにしてもあんな奴にノアがやられたなんて、絶対に許せねぇ!」

 

まぁ、奴の事は大総統に任せるとして。今はウィンリィとマルコーさんがノアを治療してくれている。

 

???「あの~、ここで何をしているんですか~?」

 

ん?誰か話し掛けてきたな。何だこのふんわりした感じの女の子は?

 

エド「あぁ、この部屋で俺の息子が治療を受けているから、終わるまで待っていたんだ」

 

???「え?じゃあエルルンのお父さんって事ですか~?」

 

エルルン?ノアの事かな?

 

エド「あぁ、俺はノアの父親、エドワード・エルリックだ」

 

???「私はエルルンのクラスメイトで同室の布仏 本音で~す♪それにしてもエルルンのお父さん・・若〜い!」

 

ア、アハハハッ…俺、37なのに今ならあの時の大総統の気持ちが良く分かる。まぁ、当の本人も昔とあまり変わって無いから一時期は髭を生やしてたけど今は剃ってるからなぁ〜。それよりも本音って言うのか。それにしてもこんな友達がいたなんて、俺は安心し…ん?てか同室!?‥ハァ〜〝あの子〟が知ったらなんて言うか・・・

 

エド「ところで、布仏さんは何故ここに?」

 

本音「私はエルルンのお見舞いに来ました~」

 

エド「そうだったのか。わざわざありがとうな、ノアのために来てくれて」

 

しばらくの間、布仏さんとノアについて話しをしていると、治療室の扉が開いて中からウィンリィとマルコーさんが出てきた。

 

ウィンリィ「あ、エド。ノアの治療終わったわよ」

 

エド「本当か!?ノアは!」

 

ウィンリィ「大丈夫よ。今はまだ寝ているけど直に目を覚ますわ」

 

マルコー「そうだよ。峠は越えたから、あとは回復を待つだけだよ」

 

ウィンリィ「それよりもその子は?」

 

ウィンリィは首を傾げ布仏さんについて聞いてきたので、俺はさっきまでの出来事をウィンリィに伝えた。

 

ウィンリィ「なるほど、本音ちゃんね。ありがとね、ノアのお見舞いに来てくれて」

 

マルコー「偉いねぇ~」

 

本音「いえいえ~、お友達として当然ですよ~」

 

本当にいい子だな。是非ノアの花嫁になって欲しいくらいだ。

 

その後、布仏さんと分かれたあと俺達は大総統の用意したホテルに泊まった。明日の昼にはモノレールに乗らないと行けないらしい、大総統が非公式で日本に来日したから、来る時もそうだがあの専用列車は使えないらしいからな。

 

 

 

エドワードside out


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