七つの感情ストラトス   作:銀の巨人

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復活

束side

 

 

 

クラス対抗戦から四日後

 

 

 

束さんは今ラボでクラス対抗戦に乱入させた無人機が録画した戦闘映像を観ていた。

 

束「ほぅ~、ノーくんは中々強いねぇ」

 

ふむふむ、それにしても戦闘中に見たのは一体なんだろう?いきなり人格が変わるだけでなくて能力も上がっていた。ただの情緒不安定?多重人格の線もあるな。そしてノーくんの体に浮かび上がった紋章、あの絵はウロボロス?少しアメストリスについて調べてみるか・・・ノーくんはわからない事だらけで飽きないなぁ。

 

束「本当は、いっくんにゴーレムを倒して欲しかったんだけどね。まぁある意味いっくんが倒したようなものだけどこれは違う」

 

まさかいっくんがあんなに無謀だったとは、少しだけ幻滅したなぁ。それにしてもあのキザ野郎は誰だ?ちーちゃんと親しげに話していたな。あのミドリムシなら仕事の関係上仕方ないと思っていたけど、あのキザ野郎は話しが別だ。消してやろうか?

 

束「大総統だが国のトップだが何だか知らねぇけど上等だよ!無人機軍団を送り込んで血祭りじゃー!」

 

クロエ「た、束様?」

 

束「あ、くーちゃん。ごめんごめん何でもないよ!」

 

くーちゃんに変なとこ見られた。まぁ無人機で大虐殺はやめておいてやるか。ノーくんも悲しむだろうし。てか早くノーくん元気にならないかなぁ。

 

 

 

束side out

 

 

 

次の日

 

 

 

ノアside

 

 

 

ノア「うっ・・・うぅ・・・」

 

ここはどこだ?見た所、保健室のようだけど。

 

エンヴィー(やっと起きた?)

 

ノア(エンヴィー!)

 

ラスト(あなた、五日間も寝たきりだったのよ)

 

ノア(五日間!?そんなに寝ていたのか!)

 

確かクラス対抗戦で無人機が乱入してきて、織斑に刺されたんだった。

 

ラース(お前の母親とDr.マルコーがお前の治療をしていったんだ。まぁ、殆ど治っていたらしいがな)

 

プライド(他にも鋼の錬金術師と焔の錬金術師、アームストロング姉弟も来ていましたね)

 

ノア(そんなに来ていたの?)

 

プライド(えぇ、おそらくは今回の件で抗議か何かでしょうね)

 

ノア(そうなんだ・・・)

 

五日間も寝ていたんだったら体もすっかり鈍っているかもな、それに授業も遅れただろうし、また忙しくなるな。

 

本音「エルルン?」

 

ノア「ん?あぁ、本音か。どうし・・・」

 

本音「エルルーン!!」

 

ノア「ゴフッ!!」

 

いきなり本音が抱きついてきた。僕は思わず驚いて変な声が出てしまった。

 

ノア「ちょ、本音!?」

 

本音「よかった~!エルルンが起きた~!すごく心配したんだよ~!」

 

ラース(この娘は毎日来て看病してくれていたぞ。)

 

ノア「そうだったのか、ありがとな・・・本音。」

 

そう言うと僕は本音の頭を撫でた。

 

本音「えへへ~エルルン~♪///」

 

本音は嬉しそうに笑顔でこっちを見た。

 

 

 

ノアside out


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