箒side
放課後、アリーナ観客席
今はノアと転校生のシャルル・デュノアが一緒に模擬戦をしている。戦況はノアがデュノアを押している様だ、お互いまだ本気ではないがいい勝負をしている。
箒「私にも力があれば・・・」
模擬戦をしている二人を見て私はそんな事を口にした。専用機さえあればノアの様に強くなれる、そして一夏の隣で戦える。
すると突然私の携帯から着信音が鳴った。
箒「この番号は、姉さん!?」
なんと私の姉である篠ノ之束から電話が来た。私は出ていいものか少し迷いその電話に出ることに決めた。
箒「もしもし・・・」
束「もすもすひねもす~、皆のアイドル、篠ノ之束だよ~♪」
箒「っ!!・・・姉さん、いい年して恥ずかしくないんですか・・・!」
姉さんがふざけた挨拶をして来たので電話を切ろうかと思ったが、姉さんから電話なんて珍しかったので普段なら切って姉さんがかけ直してくる流れに逆らい、冷静になって対応した。
束「いやぁ、箒ちゃんと話すのは久しぶりだったから張り切っちゃってぇ♪」
箒「そうですか、それで何の用ですか?ふざけた内容だったら斬りますよ」
束「ちょっと箒ちゃん、”きる”の字おかしくない?斬る、じゃなくて切る、だよね?ね?」
箒「話を早く進めてください」
束「うぅ・・・皆私の扱い酷いなぁ。まぁそれはそうと箒ちゃん、力が欲しいようだね?」
箒「な、何故それを!?」
私の制服に盗聴器でも付いているのか?いくら天災である姉さんでもおかしい。
束「ふっふっふ~♪束さんは箒ちゃんの事なら何でも知っているのだよぉ。愛の力って奴さ♪」
愛の力か・・・さてと、帰ったら部屋に仕込まれているであろう盗聴器やら何やら全て探し出して破壊しておこう。
束「それでね、7月7日、箒ちゃんの誕生日プレゼントとして専用機をプレゼントしちゃおうと思いま~す!」
箒「えぇ!?せ、専用機!?いいんですか!?」
束「うんうん、いいよいいよ、ていうかもう作り始めてるんだけどね。あ、箒ちゃんのデータはちーちゃんから貰ってるから大丈夫だよぉ!それじゃあ、束さんは作業に戻るから、じゃあねぇ!」
箒「あ、ちょ・・・切れた・・・」
私は頭の整理が追いついていなかった。まさか姉さんが私に専用機を作ってくれるなんて・・・こうしてはいられない、すぐに鍛錬をしなければ!姉さんが作る機体だ、かなり高性能な筈だ。貰って試運転してたら実力不足でしたなんて醜態、一夏の前では晒せない。以前の私なら何の努力もしないでただ待っているだけだったかもしれんが、今の私は違う!姉の七光りで専用機を貰ったなんて思われたくない!
箒side out