ノアside
朝、自室
昨日はUSBメモリをエマの言った通りに少し修正して大総統に送ってから部屋に戻ったが、本音がこの部屋を移動する事になったようで本音が少し寂しそうな顔をしていた。
そして今はベッドから起きて朝の支度をしていた。顔を洗い、歯磨きをし、制服に着替えて、最後にエマから受け取ったフードコートを羽織った。
ノア「しかし本当に軽くて暑さを感じないな。後はこの手袋も着けるか」
フードコートの性能に驚きつつ白い手袋、試作のシンザスアルケミストグローブを少し不安気に付けてジュラルミンケースを持って教室に向かった。
ノアside out
三人称視点
教室
生徒1「やっぱりハヅキ社製がいいなぁ」
生徒2「ハヅキってデザインだけじゃないの?」
生徒1「そのデザインがいいのよ!」
生徒3「性能的にミューレイのがいいなぁ、スムーズモデル」
生徒2「物は良いけどさぁ、高いじゃん」
朝から生徒達が様々のISスーツのメーカーの話で盛り上がっていた
一夏「おはよう」
そこに一夏がやって来るとクラスの女子達は一夏に駆け寄り、
生徒3「あ!織斑君!ねえ織斑君のISスーツってどこのなの?見た事の無い型だけど」
生徒の一人が一夏のISスーツの事を聞いて来た。
一夏「え?何でも特注品らしいよ。どっかのラボで作ったそうなんだ」
生徒1「へ~そうなんだ~」
真耶「ISスーツは肌表面の微弱な電位差を検知して操縦者の動きを各部位に伝達、それを受けてISは必要な動きを行います」
そこにスーツの解説をしながら真耶が教室に入って来た
真耶「また、スーツは耐久性にも優れているので小経口拳銃の銃弾なら完全に受け止めます。ちなみに衝撃は消せませんのであしからず」
生徒2「山ちゃん詳しい!」
真耶「や、山ちゃん⁉︎ダメですよ、先生をそんな風に呼んじゃ!」
とISスーツについて話ながら山田先生をいじって山田先生は涙ながら先生であると否定していた。その様子を見た生徒達は「山ちゃん可愛い~」と笑っていた。
するとまだ来ていなかったノアが教室に入って来た。
生徒1「あ、エルリック君!おはよ・・・ってその格好は!?」
制服の上に赤いフードコートを羽織って白い手袋をしたバックとは別にジュラルミンケースを片手に持ったノアの奇抜な服装にクラスメイト達は唖然とした。そんな中、一夏がそのわけを聞こうとしたが、千冬が教室に入って来たので話しはそこで終わった。
千冬「さて、少し遅れたが今日から本格的な実戦訓練を開始する。訓練機だがISを使用するから気を引き締めて行うように。各自のスーツが届くまではなるべく学校指定の物を使って貰う自前でも良いが、それを忘れたら水着で受けて貰う。それすら無いようなら下着でやれ」
このクラスには男子が2人も居るというのにそんな事を言う千冬。
相川「あのぉ、織斑先生・・・その、エルリック君の服装について・・・」
千冬「あぁ、そう言えば説明するのを忘れていたな。エルリック、確かに許可されてるので問題は無いが…そのコート…些か…派手過ぎないか?」
と千冬が聞いてきたので、ノアも苦笑いしながら。
ノア「ア、アハハハハハ…確かに…否定は…できませんね」
ホムンクルス達(確かに・・・)
と千冬の疑問に同意した中のホムンクルス全員同意した。
それから他の連絡事項が終わり。
千冬「HRは以上だ!!今日は2組と合同授業だ!!すぐに着替えて第2アリーナに集合しろ!!」
その声を聞いたノアとシャルは短い間だが直ぐに互いにアイコンタクトして自身のISスーツが入ってるジュラルミンケースを持ち一夏を無視してノアはシャルを抱えて怠惰の最速を調節しながら更衣室に向かった、後ろから一夏の文句の声が聞こえた気がしたが無視した。
三人称視点side out