七つの感情ストラトス   作:銀の巨人

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与える元気と貰う元気

ノアside

 

 

 

シャルルが女だと判明して織斑とシャルルが僕に相談して来たが、織斑が激情し気絶させた後シャルルは部屋に戻って行った。

 

その後僕はすぐにマスタング大総統に連絡をして、正直あまり使いたくは、なかったけど国家錬金術師と国家代表候補生の権力を利用してデュノア社について調べて欲しいと頼んだ。だが、あの人も一国の大総統なので自国の利益にならない事はしないと言われたので代価として、夏休みに帰国した時に何でもするという条件を出した。それを聞いた大総統が「ほぉ、等価交換か…」と僕の提案に興味深そうに反応して少し考えた後、了承しこの件を引き受けてくれた。

 

その翌日織斑は二日間の謹慎処分を受け僕は厳重注意で終わった。そして今日シャルルは昨日の事を「ごめんノア、少し考えさせて欲しい」と保留にした。そんな事があって僕は銀時計を見ながら考えていた。

 

本音「エルルン〜、どうしたの〜?難しい顔してるよ〜」

 

ノア「ん?あぁ、少し考え事をしていてね」

 

本音「そうなの〜?私で良ければ・・・その・・・相談に乗るよ〜?」

 

ノア「ありがとう、本音。だけどこの問題は難し過ぎる。残念だけど本音が協力出来るような事は無い・・・」

 

本音には悪いが、本当に協力出来る事が無さそうだし、第一にこの件に本音を巻き込む訳にはいかない、銀時計を触りながらそう思った。

 

本音「そう〜?だけど、エルルンはやればできる子なんだから大丈夫だよ〜!頑張れ〜、頑張れ〜!」

 

ノア「あぁ、本当にありがとうな!本音!」

 

本音から元気を貰い銀時計をポケットにしまって気持ちを切り替えて気合いを入れた。そして放課後になり鈴達と訓練をした後、アリーナで箒が一人で訓練しているのを見かけた。

 

箒「はぁ!!はぁ!!せぁ!!」

 

鈴「あ、箒だ」

 

セシリア「そういえばここの所、毎日訓練されていますわね」

 

ノア「あぁ、徐々にだけど実力は確実についているよ」

 

かなり気合いの入った訓練をしていたのでまだまだ伸びるだろうな。

 

ラース(あの娘、この先が楽しみだな。ノアもうかうかしていたら追い抜かれてしまうぞ)

 

ノア(はい!これからも精進します!)

 

 

夜、自室

 

 

ドアを叩く音が鳴り、それに出てみると、シャルルが泣きながら立っていたので部屋に入れて事情を聞くことにした。

 

ノア「それで、どうしたんだ?」

 

シャルル「あのね・・・僕の今後の事について、謹慎中の一夏に聞いて見たんだ・・・」

 

ノア「・・・そしたら?」

 

シャルル「一夏はね・・・・・」

 

シャルルは放課後に織斑に会いに行ってこの件をどうするか聞いたらしい、そしたら織斑はシャルルに「大丈夫だ、俺はノアとは違う何とかなる!」と考え無しに笑顔で答えたらしく、それでシャルルは一気に不安になって泣きならがら僕の所へ来たという事だった。

 

僕は今織斑に対し心底呆れている、それと同時に怒りも沸いている。僕とは違う自分で助けるなどと言っておいて何とかなると、まるで説得力の無い言葉で誤魔化し、問題を先送りにした挙句に笑顔でそんな無責任な事を言い出す神経・・・腹立たしいな・・・!

 

ノア「・・・分かった・・・この件は僕が責任を持って協力する。だから心配しないで安心して任せろ!」

 

シャルル「っ!!・・・ノア・・・ありがとう・・・!!」

 

ノア「それと、この事は織斑には内緒だぞ」

 

シャルル「うん!」

 

その後、シャルルは笑顔になり元気になったので、部屋に戻って行った。

 

 

 

ノアside out

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