七つの感情ストラトス   作:銀の巨人

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取れない疲れ

ノアside

 

 

 

シャルルの助けを引き受けてから翌日、昼時、久々にエマが作業を中断して教室に来て僕に頼みがあるから来てと僕を呼んだ。織斑先生も許可して授業中だが教室を出てエマに付いて行った。着いた先は学園の正門の近くの広い場所でエマと一緒に待ってると、正門から大量の廃棄された様々な機械の廃材を乗せた業者のトラックが10台やって来て目の前に山の様に置かれた。

 

ノア「エマ、これは?」

 

エマ「これはお兄ちゃんの専用機を修理する時とか武器を開発する時に使う材料だよ」

 

笑顔でエマはそう言った。それを聞いてエマの言いたい事がわかった。前に聞いた話しだと材料を確保する為に大総統が日本政府と交渉して、様々な条件を付けてその一つでエマの要請があれば廃棄が大変な機械の廃材を学園に持って来る様にしてもらったらしい。

 

ノア「なるほど・・・」

 

エマ「それじゃお兄ちゃん、よろしくお願いします♪」

 

ノア「了解!!」パン!!

 

僕はここにある全てのガラクタを試作のシンザスアルケミストグローブでまず廃材を纏めて全て酸化を分解して新品に再構築したそれから大きな物はエマの指示や説明で更に分解して必要な部品に再構築した。結果、夕方になってしまい量が量なだけにかなりキツかった。

 

新品同然になった廃材の部品はそれをエマがISの拡張領域の技術を応用して作った機械に全て収納した。

 

エマ「これでお兄ちゃんの武器とかが作れるよ!ありがとうお兄ちゃん♪」

 

と言ってエマは抱きついてきたので僕も空元気で答えた。

 

ノア「あ、あぁ・・・これくらい・・・しなきゃな・・・」

 

千冬「エルリック、用事は終わったようだな」

 

後ろから織斑先生の声が聞こえたので僕とエマは振り返った。

 

ノア「はい・・・今、終わりました・・・」

 

千冬「そ、そうか。まぁ今日は疲れているようだからもう帰っていいぞ。それに用件はこのプリントを届けに来ただけだからな」

 

織斑先生は僕にプリントを渡してくれた。チラッとしか見てないがタッグマッチトーナメント、みたいな事が書かれてあったような気がする。

 

織斑先生にお礼を言って、フラフラになりながらも自室に戻りシャワーを浴びてジャージに着替えて銀時計を近くに置きベッドに潜り込んで爆睡した。

 

翌朝起きると何故かエマが際どい格好で抱きつき一緒のベッドで寝ていた事には頭を抱えた。そんなエマを置き、着替えをして食堂に向かった。

 

 

食堂

 

 

クラスメイト1「それ本当・・・?」

 

クラスメイト2「うん、本当らしいよ・・・!」

 

何やらクラスメイトの女子達が食堂で何か盛り上がっていた。

 

ノア「おはよう、何の話しをしてるんだ?」

 

クラスメイト2「!!!エエ、エルリック君!?お、おはよう、えっと・・・その・・・」

 

クラスメイト3「な、何でもないよ!そう!何でもない!」

 

クラスメイト1「そ、そうそう!気にしないで!」

 

クラスメイトに聞いてみたがはぐらかされて聞けなかった。それから教室で織斑は謹慎が解けて戻って来たようでシャルルと一緒に教室に入って来た。

 

シャルル「あ、ノア・・・」

 

一夏「・・・行くぞ、シャルル」

 

織斑は僕とシャルルが一緒にならないよう僕を睨みながらシャルルの手を繋いで僕からシャルルを離れさすが僕とシャルルは織斑が気づかない様にアイコンタクトした。

 

 

 

ノアside out


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