七つの感情ストラトス   作:銀の巨人

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千冬side

 

 

知っているだろうが私は織斑千冬だ。今は2人目の適正者であるノア・エルリックが模擬試験をしている。だがやはりまだ素人のようだな。ぎりぎり代表候補生ぐらいの実力だ。入試首席だった、セシリア・オルコットと同等だな。まぁそれでも一夏よりも上なのは確かだがな。

 

真耶「これで終わりです!!」

 

山田君がそう言うと銃を乱射した。これで終わったな。誰もがそう思った瞬間、彼は無数の銃弾を全て避け山田君に高速で接近し斬った。

 

〈・・・あ、模擬試験終了!〉

 

山田君も何が起こったかわからないようで呆然としていた。なるほど、これが彼の中にいるホムンクルス達の力という訳か。

 

 

 

千冬side out

 

 

 

 

ノアside

 

 

 

ラース(よくここまで私の力を使いこなせるようになったな)

 

ノア(はい、でもこれを使わないと倒せませんでした。)

 

ラース(気にするな、この力はお前の物だ。何故ならお前は我々の主なのだからな。だがあの程度の敵は素の力だけで勝てるように鍛錬せねばな)

 

ノア(はい!ありがとうございます、師匠!)

 

僕は師匠に励まされ元気がでた。そして織斑さんの所に行った。

 

千冬「おめでとう、よく山田君を倒せたな」

 

ノア「ありがとうございます」

 

千冬「それで入学式までにこの参考書を覚えて貰う。」

 

ん?この参考書って・・・

 

ノア「あの、この参考書は前に大総統に貰ってもう覚えたんですけど」

 

千冬「何?ほぅ、あの無能が・・・少しは気が利くな。わかった、では入学式まで復習でもしておけ。今日はもう帰っていいぞ」

 

ノア「はい、お疲れ様でした」

 

それから僕はマスタングさんが用意したホテルで剣術の練習やISの勉強、筋トレなどをやって入学式まで時間を潰した。

 

グリード(まったく、うちの大将は真面目だな)

 

エンヴィー(ホントだよ、人間の癖に醜くない)

 

ラスト(いいじゃない、私は好きよそういうの。)

 

プライド(人間にしてはよく出来た子ですね)

 

ラース(当たり前だ、この私が選んだ弟子だぞ。優秀で当然だ。)

 

グラトニー(エンヴィーは素直じゃ無いねぇ)

 

エンヴィー(うるせぇぞ!グラトニー!)

 

ラスト(グラトニー、ああ言うのをツンデレって言うのよ)

 

エンヴィー(お前ら覚えとけよ!)

 

ノア(それよりも気になるのは1人目だね)

 

グリード(たしか、織斑一夏だったか?)

 

プライド(えぇ、彼は何とブリュンヒルデの弟らしいですよ)

 

ラース(あの女の弟か。ならばさぞかし強いのだろうな。)

 

エンヴィー(案外弱かったりして。)

 

ノア(まぁ、弟と言っても同じ才能に恵まれるかは別だからね)

 

ラスト(それもそうね)

 

ノア(あ、そう言えばグリード、リン・ヤオさんがシンの王になってんだって)

 

グリード(まぁそうだろうな。あいつなら王になるなんざ楽勝だろ)

 

エンヴィー(あぁ、あの時の糸目か)

 

グラトニー(あの食べ損なった糸目が王様に?)

 

ラース(ほう、あの小僧が王か、たしかに素質はあったな。)

 

ラスト(私はその時死んでたから分からないわ)

 

スロウス(オレも・・・穴、掘ってた。)

 

プライド(私もグリード越しで彼に会った事はありますが彼自身とは直接会ったことがないですね)

 

とりあえずは入学式まで頑張ろう。


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