学園食堂
ノアside
ノア「・・・今日は本当に疲れた」
シャルル「アハハハッ、大丈夫ノア?」
ノア「一応、少し寝たから問題は無い」
僕とシャルルはVTシステムの事件後に事情聴取を受け報告書の作成してエマにメディカルチェックを受けた。あっという間に夕方になり一時部屋に戻り少し休んでから現在は食堂で食事をしていた。
シャルル「そう言えば僕等に力を貸してくれたあの大総統は?」
ノア「あぁ、分からないけど急遽事情が出来たとかでもう、アメストリスに帰って行ったよ・・そう言えばトーナメントはどうなったんだ?」
シャルル「えっ?うん、実は・・」
シャルルの話だとトーナメントは当然中止、但し全員のデータ取りのため一回戦目のみ全部やったそうだ。あのボロボロのアリーナでやったのかと思ったが、アリーナはマスタング大総統が錬金術でエマと一緒に修復したそうだ。そういえば帰る前大総統がこっちに少し顔を出した時、『私は焔の錬金術師なんだが・・』とぼやいてたがおそらく、それをしたから直ぐにアメストリスに帰れたのだろうな。本当ならあの場に居たのだから他にも色々な事がある筈なのに・・
ノア「成る程・・だから彼処の席だけあんな風何だ・・」
ノアが指した席を見ると・・
生徒1「・・優勝・・チャンス・・消え・・・」
生徒2「交際・・無効・・」
生徒3「・・この・・うらみ・・どうして・・くれよう・・」
他の女子生徒達からマイナスのオーラが出ていた。
ノア「・・・(あぁ、あの優勝したら男子と交際って噂話を信じてた人達か・・何か1人だけ怨霊がいるんだが・・)」
生徒『うわわぁぁぁん!!』
ノア「・・・」
シャルル「ア、アハハハッ・・・」
そう考えてると10人以上の生徒が突然泣き出して何処かに行ってしまった。僕は無言になりシャルルは苦笑いした。
ノア「シャルル″あの件″だけど多分今日ニュースで結果が分かると言うと思う」
シャルル「えっ!?」
ノア「・・・声を落として」
シャルル「!!」
ノア「だからもう心配しないで」
シャルル「・・・ノア」
ノア「んっ?何?」
シャルル「・・・僕「エルリック君!デュノア君!」・・・」
ノア「あっ!山田先生どうしたのですか?」
山田先生の呼ぶ声が聞こえ。僕はシャルルが何を言いたかったのか気になったが山田先生が呼んだので優先した。
山田「エルリック君、デュノア君丁度良かったです」
ノア「何か用ですか?」
山田先生がかなり笑顔だったので気になった。
山田「本日から、大浴場が解禁になりましたー!」
ノア「おお!本当ですか!?」
シャルル「そ、そうなんですか・・・」
山田「どうしたんですかデュノア君?お風呂に入れるんですよ?」
ノア「・・・山田先生、僕の祖国アメストリスでもそうですがヨーロッパでは女性ならお風呂は喜びますが男はシャワーで済ませる文化が多いのであまり、好まない人もいます。僕の父もお風呂より、シャワー派ですし・・・」
偏見だけどフォローするならこの理由で大丈夫だろ・・それに父さんは足が機械鎧だからシャワーしか入らないのは本当だし・・
山田「えっ!?そうだったんですか!?ごめんなさいデュノア君・・」
シャルル「えっ!?あ、山田先生謝らないで下さい。確かに僕はシャワー派ですから、その・・お風呂はあまり・・ア、アハハハッ・・・(ノア・・・助かったよ・・でも僕、本当はお風呂派なんだ)」
山田「ありがとうございますデュノア君・・あの〜まさかエルリック君も・・」
ノア「僕はお風呂派です」
山田「はぁ!!本当ですか!!」
ノア「はい、家族でシンに旅行に行った時あっちの親戚がススメてくれて入りましたが気持ち良いですよね!」
山田「シンですか?エルリック君の親戚はシン国の人なのですか?」
ノア「はい、父さんの弟、僕の叔父さんがシンの女性と結婚して永住したからです」
山田「ほぇ〜エルリック君の家は凄いですね!」
ノア「いや、たいした事は無いですよ」
シャルル「(親戚が皇族の人間と言うのがどこがたいした事無いて言えるの!?)」
ノアと山田先生の会話を聞いたシャルルは心中でツッコんだ。
ノア「僕は大浴場に入りたいですけど・・」
山田「どうしたのですか?」
ノア「・・僕が大浴場に入れるなら織斑も・・「その心配は無いぞエルリック 」・・織斑先生」
山田先生が僕が大浴場に入る事を躊躇した事に疑問を感じて聞かれて、僕は風呂には入りたいけどそしたら織斑も入って来る事を言おうとしたら織斑先生がやって来た。
千冬「山田君、ご苦労」
山田「お疲れ様です。織斑先生終わりましたか?」
千冬「ああ、今日中に報告する仕事は片付けた」
ノア「こんばんは。あの、心配無いとはもしかして・・」
千冬「ああ、おそらくエルリック、お前が考えてる通りだ。織斑は命令違反して避難せずISを纏わず無防備に敵に向かった事で1日自室謹慎処分と反省文30枚を言い渡した。だから今日、織斑は大浴場を使えない、食事もさっき私が持って行った」
僕は織斑先生の話を聞いて納得した。それにしても・・
ノア「1日自室で謹慎処分と反省文30枚ですか・・やっぱり思った通り織斑に対する罰は軽いですね」
千冬「・・・すまない・・これが精一杯だったんだ」
ノア「別に良いです。予想通りでもありましたから」
織斑先生は本当に申し訳なさそうにしてたけど、普通なら僕は罪悪感が来るけど今日は、今回だけは例外だ。今回この姉弟がした事には流石の僕も怒ってる。姉にはある意味で殺されかけたし、弟は人の家族を侮辱しておいて自分は逆ギレするし本当に散々の1日だった。
大浴場
ノア「あぁ〜気持ち良いぃ〜!」
僕はあれか食堂でシャルルと織斑先生達と別れて一度部屋に戻り着替えや洗面道具を準備して大浴場へ向かい、暖簾を潜って中へ入るとシンでも見た銭湯を彷彿とさせる空間が広がっており、人によっては何処か懐かしさを感じさせる造りだった。籠に着替えを入れて服を脱ぎ終え浴場へ向かう。シンで覚えた体と頭を洗ってから誰も居ない貸し切り状態の湯に浸かる。天井を見上げながらボーッとした。
プライド(ノア、丁度良いです。あの時の話を此処でしましょう)
ノア(うっ・・・お手柔らかにお願いします・・・プライド)
プライドからアリーナで保留になってた説教を此処で聞く事になった。
プライド(まずノア、貴方があの黒いISからラウラ・ボーデヴィッヒを助けた錬金術、あれは何か分かってるのですか)
ノア(・・・あの錬金術は父さんの記録にもあった錬金術でプライド、君を倒した錬金術だよね)
プライド(分かってるなら・・何であんな事をしたのですか!あの錬金術がどれだけ危険なのか貴方は分かってるのですか!?他にも方法はあったでしょう!!)
ノア(・・・)
僕はプライドから聞かれた錬金術がどれだけ危険か理解した。あの錬金術は自身を一時的に賢者の石に錬成させ相手の精神空間に入る錬金術で下手をしたら命が無い危険な錬金術だった。
ノア(確かにプライドの言う通り考えれば他の方法あった・・・でも・・)
プライド(でも・・何ですか・・)
ノア(でも今回あの錬金術を使って確信した事がある)
プライド(・・それは何です?)
ノア(僕の魂が・・・離れ易くなってるみたいだ・・)
ホムンクルス『(!!!)』
ラース(・・・どう言う事だ・・ノア)
ノア(・・・おそらくあのホムンクルス復活の錬金術による副作用です。その影響で魂が離れ易くなり今回ボーデヴィッヒ少佐を助ける為に魂の一部をあの錬金術で使ったのです)
グリード(おいおいおいおい、大丈夫なのかよそれ!)
ノア(結果を言うと大丈夫だったが、効力が切れたら自動的にその魂の一部が僕の元に帰って来てその時の記憶も引き継がれる)
ホムンクルス(・・・)
ノア(それに・・僕がCAグローブで擬似手合わせ錬成の力が高いのもあの復活の錬金術が原因でしょう?)
ホムンクルス(!!!)
エンヴィー(気付いてたんだね・・・)
ノア(何となく気付いたけど今回の事で確証した)
プライド(・・そうです。貴方はあのグローブを使う事でオリジナルとほぼ同じ力の錬金術が使う事が出来ます)
ノア(・・・これで今までの事が納得出来た。急速な錬金術の力の向上に持続・・水晶は?)
プライド(それは分かりません。何で貴方が水晶を作る事が得意なのか我々でも分かりません)
ノア(・・・)
プライド(とにかく、話がズレてしまいましたがあの錬金術や魂の一部の錬成は控えて下さい危険ですから)
ノア「・・・分かった『カラカラカラ』ん?」
プライドの話が終わった時、突然誰かが浴場に入る音が聞こえた。シャルルはまずありえないし、他の女子生徒も入浴時間を知ってるし織斑先生が目を光らせてるから違う、だとすると・・
ノア「ハァ〜(やっぱり、織斑だよな・・本当にコイツは自室謹慎も守れないのか!・・名残惜しいけどもう出て織斑先生に報告しよう・・)織斑、お前謹慎を破って勝手に来たのか、悪いけど僕は先に・・・」
シャルル「・・・ノア・・・隣・・良いかな?///」
ノア「・・・しゃ、シャルル!?///」
僕は織斑と思って見ずに喋ってたけど振り向いたらタオルで身体の前を隠したシャルルだった。
ノア「そ、その前に一回身体を洗ってからにして、それが礼儀だから///(僕は何を言ってるんだ!!!)」
シャルル「う、うん、分かった・・・覗かないでね///」
ノア「ッーー!?ば、馬鹿言ってないで早く身体を洗え!!///」
シャルル「フフフッ・・・ノアのエッチ///」
ノア「!!?///」
シャルルはそう言って身体を洗いに行った。やばい、何でシャルルがいるんだ!?僕が大浴場にいるのは分かっていた筈なのに・・・何でだ!?
シャルル「・・・改めて・・・隣・・良いかな?///」
ノア「・・・どうぞ///」
シャルル「失礼します///」
シャルルが僕の背中隣に来てそのまま湯に浸かって座った。
ノア「(落ち着け!落ち着け僕!こんな時は素数を・・・・いや、ココは元素記号を数えるんだ!!H.He.Li.Be.B.O.C.N.O.F.Ne.Na.Mg.Al.Si・・・・)「ノア」!?なっ何シャルルやっぱり僕は出ようか!?」
僕はシャルルに声をかけられてパニックになりやっぱり出ようとした。
ノア「!!///」
シャルル「待って!ノア!!・・・僕の話を聞いて・・」
ノア「・・・分かった」
シャルルに腕を掴まれて焦ったけど彼女の真剣な顔を見て僕は落ち着き彼女の話を聞く為に再び湯に浸かった。
シャルル「まずはノア、ありがとう」
ノア「それはまだ早いだろ?ニュースもまだ流れてないし・・」
シャルル「あっ!そっちじゃなくて」
ノア「?」
シャルル「今まで流されるばかりだった僕にノアは僕自身の意思で決められる様にしてくれた」
ノア「・・・」
シャルル「お母さんを病気で無くして今まで周りが勝手に決めた事に身を任せて、色を失った僕にノアは僕自身で色を決めらる事を教えてくれた。″立って歩け、前へ進め、僕には立派な足がある″僕はこの言葉とこの言葉を教えてくれたノアに本当意味で救われた・・だからありがとう・・」
シャルルはから突然言われたお礼の言葉・・それはデュノア社の件では無く僕があの時、父から教えてもらった。流されるシャルルに言った言葉でシャルル自身で決められる事を教えた事だった。シャルルはそれを教えた事にお礼を言ったでも・・
ノア「それ位お礼は不要だよ。それに・・・僕は本当は感謝される資格は無い僕は結局と織斑と同じ口だけの人間なんだ・・」
シャルル「えっ?」
ノア「シャルル・・あの時、僕は出来る限り君に協力をすると言ったのは覚えてるか?」
シャルル「うん」
ノア「正直な話、僕がした事は・・」
それから僕はシャルルに正直に話した。僕のやった事は権力を使い大総統に頼んでデュノア社の情報を集めて欲しい事と知って内容の規模が大き過ぎた為に大総統の提案に乗ってお願いするしか出来なかった事をシャルルに告白した。
シャルル「・・・」
ノア「だから、シャルル・・僕は本当はお礼を言われる資格は・・!!・・シ、シャルル?」
突然シャルルが僕の背中に正面から引っ付いて僕の言葉を塞いだ。
シャルル「・・・ノアって本当に頑固だね」
ノア「えっ!?」
シャルル「ノアは一夏と違い僕なんかの為に言葉だけじゃなく動いて自分の出来る事を精一杯してくれたんだよ。確かに最終的にはアメストリスの大総統に全て任せたかも知れないけど・・ノアが大総統に連絡してくれなかったら僕は今こうして此処にいる事は出来なかったんだよ・・」
ノア「・・・(エマと同じ事を言うんだな・・フッ、シャルルのお礼の言葉を聞いて罪悪感を感じて、僕自身のした事にまた否定した自分が馬鹿みたいにだ)・・ありがとうシャルル」
シャルル「えっ!?いや、僕の方こそお礼を言われる事じゃないよ!・・でも、ありがとうノア」
ノア「どういたしまして」
シャルル「・・・ねぇ、ノアもう一つ聞いて欲しいんだ。実は僕は・・」
そしてシャルルは僕にもう一つ聞いて欲しいと良いそして大総統から教えて貰った母親の本当に死因以外の情報をシャルルの口から聞かされた。
シャルル「これが僕の全てだよ・・」
ノア「・・・ごめん、シャルル実は知ってたんだ」
シャルル「えっ!?何で・・あっそうか、大総統に教えて貰ったんだよね」
ノア「・・・そうだよシャルル・・ごめん」
何故僕が彼女の事を知ってるのか彼女は気付いて僕も素直に答えた。
シャルル「良いよノア、気にしないで・・あっ!でもその代わりに一つお願いがあるんだけど良いかな?」
ノア「良いけど・・無茶な事だけは勘弁してくれ」
突然シャルルに言われたお願いに僕は了承したが無茶な内容にしないだけは釘を刺した。
シャルル「アハハハッ、心配しなくても大丈夫だよ。・・・ノア、2人っきりの時は僕の事をシャルロットと呼んで・・///」
ノア「!!///」
彼女からお願いは単純で簡単なのにこの状況でそんな懇願する様に言われたら僕の理性が飛んでしまう!!
シャルル「ダメ・・かな?///」
ノア「・・シ、シャ、シャルロット・・///」
僕は顔を真っ赤にしながら何とか彼女の名前を言えた。
シャルル「///・・ノア・・もう一回・・///」
ノア「!?///」
シャルロットからもう一回のおかわりが来て僕は衝撃を受けた。
ノア「・・シャルロット///」
シャルル「ウフフフッ・・・ノア・・ありがとう///」
ノア「・・・///」
シャルロットは笑いながら謝りお礼を言いながらまた僕の背中を正面から寄り添って僕の我慢大会は浴場を出るまで続いた。