三人称side
朝 ノアの自室
エマ「・・・」
ノア「zzz・・・」
エマ「(お兄ちゃんは眠ってる・・フフッ可愛い寝顔♡・・・今なら入ってもバレないね♪)」
エマはピッキングを使いノアの部屋に忍び込みまたノアのベットの中に入ろうとした。
エマ「(ではお邪魔・・ん?・・この足・・まさか!?)」
ラウラ「・・んっ、ん〜〜ー・・zzz」
エマ「・・・」
エマが入ろうと掛け布団を少し捲るもノアでは無い足を見て布団を外すと全裸のラウラがノアの腰に抱きついて眠ってた。それを見たエマは無表情になった。
エマ「フンッ!!」
ノア「グワァ!?な、何だ何だ!?」
エマ「お兄ちゃん・・お早う・・」
ノア「エ、エマ!?何で僕の部屋に居るんだ!?」
エマは怒りの嫉妬の拳骨をノアの頭を下ろしノアは衝撃で起き慌てて見回したら何故かエマが居た。
ノア「行き成り何をするんだ?エマ。さてはお前、またベットに潜り込もうとしただろ?いい加減に卒業しろ」
エマ「お兄ちゃん。それより自分の腰をよく見て・・」
ノア「ん?何を言ってるだ?何も・・・んなっ!?///」
ノアはエマに文句を言うがエマはそれを流してノアに自分の腰を見る様に言う。そしてノアは見て見ると自分の腰に全裸のラウラが抱きついて事に気付いた。彼女の足に付けてる専用機の待機状態の黒いレッグバンドが心無しか一瞬輝いた。
ノア「ちょっ!!起きろラウラ!!何で君がベットに入ってるんだ!!」ガバッ!
ノアは慌てて側に置いてあった自分のフードコートをラウラに被せた。
ラウラ「んっ・・ん、んーー・・・朝からどうしたんだノア?」
ノア「どうしたじゃ無い!!何で君が僕のベットに入ってるんだそれに寝間着はどうした、何でなにも着て無いんだ!?」
ラウラ「何を言ってるのだ?私は基本寝間着など着ずに寝る。それに私達は夫婦だ。夫婦は一緒の寝床で寝るのが基本だろ?」
ノア「だからその知識は間違いだって!!それに僕等は夫婦になった覚えは無い!!」
エマ「・・・」
ノアの声でフードコートを羽織った状態で起き上がったラウラは自分を起こしたノアに聞くがノアはパニック状態でラウラに問い詰めるがラウラはあっけらかんに寝間着は着ないと更に間違った知識を答えノアはそのラウラの返答に間違いだとツッコンだ。だがそのやり取りをエマが無表情で見ていた。
ラウラ「そんな寂しい事を言わないでくれ・・さぁ、まだ時間があるのだ。ノア、一緒に寝直そう・・」
ノア「だから、寝ないってそれよりそのフードコートを貸すから早くへや・・に・・」
ラウラ「?・・どうしたのだノア?」
ラウラはノアに二度寝を進めるがノアはラウラに部屋に戻る様に言うがラウラの後ろを見て言葉を無くし、そんなノアの様子にラウラは疑問を持った。
ノア「・・・ラウラ・・後ろ」
ラウラ「後ろ?後ろに何があると、いう・・・!!?」
エマ「・・・」
ノアはラウラに後ろを見る様に言うとラウラは後ろを見ると最凶の魔王と化したエマがいた。
ラウラ「ちょ、ちょっと待って落ち着いてくれ義妹よ!」
ブチッ!!
エマ「誰が義妹ですか・・お兄ちゃん・・ラウラさん・・O☆HA☆NA☆SHI・・する?」
ノア&ラウラ「!!!!?ギィヤァーーーーーーーーー!!!!!!」
現役軍人のラウラでもエマの威圧にビビり落ち着かせるがまた、エマの前で余計な事を言ってしまエマを完全に怒らせノアと一緒にO☆HA☆NA☆SHIをされノアの部屋から2人の悲鳴が響いた。
食堂
セシリア&鈴『・・・』
本音「モグモグモグ」
エマ「ガツガツガツガツ!」
ノア&ラウラ『・・・』チ〜ン!
セシリアと鈴は今、目の前で朝から大量の朝食をやけ食いしてるエマとO☆HA☆NA☆SHIで沈んでるノアとラウラを黙って見比べた。セシリア達の側で本音は静かにお茶漬けを食べていた。
鈴「ちょっ、ちょっとエマ、いくら何でも朝から食べ過ぎよ・・」
セシリア「そうですわ、エマさん。身体に悪いですわ」
エマ「・・・ご心配無く、私は食べても何故か太らない体質なので・・ガツガツガツガツ!」
『(!!?何それ、太らない体質!?じゃあ栄養は全てその胸に行くのか!!喧嘩売ってるの!!)』
鈴「(くっ!その胸、もいでやろうか!!)」
本音「モグモグモグ」
鈴とセシリアはエマを心配して声をかけるがエマの発言で2人を含めて沈んでる2人を除き食堂にいる生徒全員がエマに殺意を湧いた特に鈴はエマの胸を見て更に殺意が湧いた。本音は変わらずお茶漬けを食べてた。
シャル「うわぁぁぁぁあああ!?遅刻っ!? 遅刻するっ!?」
セシリア&鈴『!?』
そんなピリピリした空気の中にシャルロットが慌しく食堂に入ってくる。
シャル「ノア、隣ゴメンねっ!」
シャルロットはノアの隣の席に座り急いで朝食を食べ始めた。
シャル「そう言えばラウラ、朝ベットに居なかったけど何処にいたの?」
ラウラ「・・・・」
シャル「ラウラ?」
エマ「ほっといて構いません」
シャル「う、うん・・」
あれからシャルはラウラとルームメイトになってそのルームメイトのラウラが居なかった事に気になって聞くがラウラはまだ戦意喪失しておりそれをエマがほっとく様に言われシャルロットは気になったが言う通りにした。
本音「デュチー今日はどうしたの〜。寝坊したの〜?」
シャル「う、うん・・そんなところ・・」
セシリア「珍しいですわね?何かありましたのですか?」
シャル「何か。・・・・・・///」
鈴「ちょ!あんた大丈夫!?顔が真っ赤じゃない!!」
シャル「だだだ、大丈夫だよ!うん!大丈夫・・///」
セシリア&鈴『?』
本音「・・・」
エマ「・・・」
シャルロットの様子がおかしいので聞いて見ると本人は慌てて否定したので更に謎が深まったが本音とエマは何かを感じとった。
ラウラ「悪いがお前達のんびりしてるが、後15分でHRだぞ? 私はもう大丈夫だが、お前達は大丈夫なのか?」
エマとノア以外『!!!?』
いつの間にか復活したラウラが朝食を食べ終え食器を片付けて教室に向かう準備を終えていた。
『まずい!!!』
実は今日、一組の面々には遅刻できない理由がある。何故なら今日のHRは千冬が担当でもし遅刻すれば『遅刻=死』が待ってるからである。
セシリア「時間がありませんわ!!」
本音「急げ〜!」
シャル「僕も・・ってノア!?どうしたのしっかりして!!」
皆んなが急ぐ中シャルは未だに復活し無いノアを見て事情を知らない為起こした。
ノア「・・・ハッ!シャルロット!え!?どうしたんだ!?それにエマは?」
シャル「それはこっちの台詞だよ。何で意識が・・ってそれどころじゃ無かった!!」
ノア「ん?どうした?」
シャル「ノア!早く行かないと遅刻しちゃうよ!!」
ノアが復活すると慌てた姿のシャルロットに驚き更にいつの間にかエマがいない事に驚いたがシャルロットは答え用とするとそれよりも早く行かなければ遅刻になるとノアに説明した。
ノア「分かった!シャルあの手で行く!僕に掴まって!!」
シャル「え!?シャル?いやそれよりもあの手・・ま、まさか・・・」
ノアはシャルの説明を聞き、教室に行く手段を、シャルロットに言ったがシャルロットは疑問を持ったが直ぐに分かりノアに掴まった。
ノア「・・・めんどくせぇが掴まってろ行くぞ!」
シャル「う、うん!」
ノアはシャルロットを抱き抱え怠惰の最速で教室に向かった。結果間に合って注意だけで終わったがノアは・・
ノア「・・・(まずい・・腹減った。朝御飯を食べてなかった・・)」
午前の授業の間、1人空腹に耐えてた。
放課後
真耶「ハイ、これで今週の授業は終了です。予定通りに今週明けの月曜から二泊三日で臨海学校が始まります!」
千冬「各自、来週の合宿までに必要な物は忘れずに用意する様に!」
『はい!』
千冬「では、終了とする!織斑号令を!」
一夏「は、はい!」
こうして、ノア達は来週から臨海学校の為の準備をする。
シャル「ノアー!」
ノア「ん、シャルロット。どうしたんだ?」
シャル「ノアこそ此処でどうしたの?」
ノア「僕は、実は昼にエマに呼ばれて今、整備室に向かってるところ」
シャル「あ、そうなんだ・・」
ノア「・・僕に何か用があるんじゃないか?」
シャル「あ、いや!何でも・・」
ノア「心配しなくても、少し遅れる位は大丈夫だよ、言ってみてシャルロット」
シャル「・・うん。ノア、実は僕の名前の呼び方だけど・・」
ノア「ん?」
シャル「あの時は偽名で本名で呼ぶ様にって頼んだよね・・///」
ノア「あ、あの時か///」
ノアが廊下を歩いてるところをシャルロットがやって来て自分に用がある事に気付いたノアはシャルロットに聴くとあの大浴場の事を思い出して互いに顔を赤くした。
シャル「でも、今は僕は本名で此処にいるからその・・ノアだけの僕の愛称をお願いしても良いかな?・・・///」
ノア「それは良いけど・・そうだな・・」
シャル「・・・」
ノア「・・・シャルはどうかな?」
シャル「シャル?(それって朝の時に無意識で言った・・)」
シャルロットにお願いされたノアはシャルロットにシャルと言う愛称を付けた。
ノア「そう、前のシャルルとそして、今のシャルロットの名前からとった愛称だけど・・どうかな?」
シャル「・・シャル・・シャル・・シャル!!ありがとうノア、気に入ったよ!!」
ノア「そうか、良かった・・」
シャルはノアに愛称を付けて貰った事がかなり嬉しかったようだ。
シャル「それと・・もう一つ良いかな?」
ノア「何だ?」
シャル「・・・ノア、ぼく「お兄ちゃん!遅いよ!此処で何をしてたの!」・・・」
シャルがまだノアに用がある事を言い、用を言おうとしたが作業着姿のエマが来て邪魔されて言えなかった。
ノア「あ、エマごめん!少し待って!で、シャルは何?」
シャル「・・いや、急ぎじゃ無いから何でも無いよ♪ほら、早くエマさんのところに言ってあげて♪」
ノア「・・・分かった」
エマ「じゃあ!お兄ちゃん早く私の部屋に行こう♪」
シャル「・・・」ムゥ〜!!
バチバチバチバチバチバチ!
エマとシャルはノアに見られない用に互いに睨み合っていった。
エマの自室
ノア「ところでエマ、僕に用って何だ?研究の事か?」
エマ「・・・ハァ〜お兄ちゃん本当に錬金術オタクだね」
ノア「うぐっ!!」
それから整備室の中にあるエマの自室に着きノアは早速本題に入るがノアの質問にエマは呆れた。その後エマの言葉を聞いてノアは心にダイレクトアタックを受けた。
エマ「私がお兄ちゃんを呼んだ理由はそれじゃ無いよ」
ノア「違うなら、何なんだ?」
エマ「フフフッ、お兄ちゃん♪あの駅の時の事と私に作った借りの事覚えてる」
ノア「うっ・・・ハァ〜そう言う事か・・」
エマがノアを呼んだ理由はノアの考えてた事と違い、駅の件とその時の事を含めて借りの話をエマの口から出てノアは溜息を吐いて自分が呼ばれた理由を察した。
エマ「そうだよ、お兄ちゃんの考え通り!明日、臨海学校に必要な物を買う為に私とデート(お出かけ)して♡」
ノア「・・・毎回思ってたんだけど、言葉と意味が逆じゃ無いか?」
エマ「・・・お兄ちゃんの鈍感・・」
ノア「え?」
エマ「んーん。なんでもないよ!」
ノア「・・・(何なんだ?)」
ホムンクルス『(感情の錬金術師の癖に鈍感!)』
ノアはエマの態度に疑問を持つがエマは何にも無いと答えるがノアはそんなエマに更に疑問を感じるがホムンクルス達はそんなノアに心でツッコンだ。
ノア「じゃあ、明日朝9時、場所はモノレールの駅で待ち合わせで」
エマ「あっ!それも良いけど、お兄ちゃん時間は良いけど場所は此処に来て!」
ノア「?何でだ、エマ」
エマ「フフフフッそれはね・・・明日のお楽しみ♪」
ノア「・・・ハァ〜またか、分かった良いよ」
エマ「ありがとう!!お兄ちゃん大好き♡」
ノア「ハイハイ、分かったから取り敢えず織斑先生に外出許可を貰おう」
エマ「うん♡」
それからノアは自身の腕をエマのふくよかな胸に当てられながら抱き付かれ一緒に整備室を出た。だが・・
?「・・・」
そんな一緒に歩いてる2人を影で見る者がいる事に2人は気づかなかった。