愛を知らないなら教えればいいい   作:Honorific88

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初めてオリジナル作品を執筆します。
この作品以外に2作品ありますが同時並行で投稿して行きますが、本年度は大学受験を迎えるため異常なほどの亀投稿となることが予想されます。
ほんますいません


プロローグ

 正直に言ってしまえば俺の人生ほどひどいものは存在していないと思う。

 俺は幼い頃、いや、赤ん坊の時に両親に捨てられた。俺を捨てた理由なんてしらない。当然のことだ。親戚は存命だったが俺の両親はあまりよく思っていなかったらしく、その息子である自分を引き取ろうとする人は誰ひとりとして存在しなかったから理由を聞くこともできなかった。誰も自分を引き取ってくれなかったために俺は近所の施設に入ることになった。その施設も相当の場所で、職員はろくに仕事をしないし小さい子の世話も全て子供の仕事で給料泥棒の状態。仕事の出来がわると職員は暴力をふるってくる。他の子供は里親が見つかるのが早いためか1年以内に施設から出ていった。気づけば俺は中学生になっており、里親が現れることに現実味はないと考えて学校の進路相談の先生と話し合いながら奨学金とバイトができる高校を探した。簡単な高校ではなかったが、奨学金をもらいながらバイトをして生活費と授業料を払えば、職員は自分たちに被害がなければ何も文句は言わないことはわかりきったことだったので説得は容易だった。

 目標が決まればとにかく勉強をした。部活をしていたが理由が理由なために退部、塾にはいけないので学校の先生に遅くまで残ってもらって勉強を教えてもらっていた、結果としては目標の高校に進学が決まった。それでも、余裕があるわけではないため、中学の授業内容分の予習が終わると直ぐに高校の内容の勉強に入った。流石に業務外の範囲を教えてもらうのは気が引けたため、それまで貯め続けてきた月2000円のお小遣いを使って問題集を購入し勉強したがやはりどうしてもわからないところというのは存在する。そういうところだけ先生に教えてもらるという勉強方法をとっていた。

 中学の卒業式を迎えて。早めに進学先に引っ越した。東京の23区ほどではないがそれまで住んでいたところよりかは明らかに都会だった。新居は学校近くの築20年のアパート。1DKの部屋でバイト先の居酒屋とコンビニが非常に近かった。そして、引越しの際に持ってきた荷物であるダンボール3箱を開けて、進学祝いで俺一人が遠く離れた街に進学するということで中学の同級生が必要だろうということで小さな棚と食器を送ってくれたのでまずはそれを取り出し、洋服などをもらった小さな棚にしまい食器は備え付けの食器棚に入れる。それ以外の荷物も筆記用具と登校用に準備したカバンのみ。勉強机は居酒屋バイトの面接に行った時に店長に何故うちの店のバイトを受けるのかという質問に金がないからと返すと、今の自分の境遇を吐かされてしまった。その時に余りにも不遇ということで勉強用の机を使い古しでもいいかということで、店長の息子さんのものを譲っていただいた。

 ということがあって俺の新生活の準備が出来た。しかし、今から始まるのは単なる将来ちゃんと就職するのに必要な”大学卒業”のための単なるステップでしかなく、そのためには金が必要であり周囲の人間は誰も信用できないから自分で用意する必要がある。つまり、ここから大学速業までの最短7年間は”勉強”。”バイト”が大半を占めており、部活や遊んだりししている暇はない。

 明日は入学式。ここからは自由のない生活が始まる。スタートから失速する訳にもいかないため今日は早めに休んで、明日からの激闘の日々に備えるたい。

 

 

 

 

 俺に必要なのはこの悪循環を抜け出すことだ。それ以外はいらないし、欲しくもない。

 ”愛は地球を救う”?

 笑わせんなよ?愛で地球が救うことができたら、過去の大戦や今の紛争は発生しなかったし、今の俺のような不幸な人間は生まれるわけがない。そんなのは人間の”争う”という本能を捨てろというものと同じだ。だから俺はあの言葉が一番嫌いなのだ。

 

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