オレの『個性』は18禁   作:秒速123km

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考えたんですが、挿入しなければR18ではないのでは?


No2. 個性も変態

体育祭当日。オレは意気揚々と会場に向かう。会場に着くとしばらくクラスごとに控え室で待機する。ちなみにオレに話し相手はいない。なぜかクラスメイトから敬遠されているのだ。早い話がボッチである。

悲しい事実に凹んでいると、プレゼント・マイクの実況が聞こえる。どうやら前のクラスが入場し始めたらしい。

ヒーロー科であるA組、B組が最初に入場し、そのあとにオレたち普通科のC、D、E組が、続いてサポート科のF、G、H科が続く。更に経営科が入場すると、一年主審担当のヒーローが壇上に上がる。というか(ねむり)叔母さんだ。オレに対して、体育祭に乗じてエロいことしちゃいなよ、と持ちかけてきた人が主審らしい。大丈夫か雄英。

 

 

『選手宣誓!』

 

 

叔母さんに促され、生徒代表である爆豪勝己が壇上に上がる。しかし爆豪という生徒が男であることを確認した時点で興味を無くしたため、一年生女子をチェックすることに勤しむことにした。最近のJKは発育が良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『第一種目は障害物競争。計11クラスの総当たりレースよ!』

入り口を見るとえらく狭い。全生徒が密集するであろうスタートゲートについニヤけてしまう。オレの個性にうってつけじゃないか。

さあ頑張ろうと意気込んでいると、隣の女子生徒が目に止まる。普通科の生徒だろうか。胸元が緩い。ブカブカだ。もう少し背伸びしたら見えそう…奥に存在するであろう2つのさくらんぼが見えそう…もう少しで……

 

 

『スターーーーーーート!!』

 

 

叔母さんの号令で周りが一斉に走り出す。隣の女子も走り出す。緩い胸元を見続けるためオレもついていく。くそっ!中々見えない!けど負けない!もういいジャンプして上から覗く!

そう思って思いっきりジャンプした瞬間、地面が凍り周りの生徒の身動きが取れなくなる。実況から察するに、どうやらヒーロー科のヤツの個性らしい。

そこでオレは我に帰る。そうだ、オレの目的はさくらんぼ狩りじゃない。全女子生徒をエロエロにすることだ!

本来の目的を思い出したオレは、急いで前に進む。前に出てくると分かるが、ヒーロー科のヤツらは全然凍らされていない。ほとんどが普通に動けており、流石優秀な生徒が多いと感心する。そいつらと一緒に前を目指す。

どうやらさっきの凍結はトップにいる轟ってヤツのせいのようだ。そいつが巨大ロボを凍らせているのが見えた。

まあ男だし逃がしてやっても良いかと思ったが、イケメンだったので逃がさないことにした。

 

 

「食らえ!ハイセッ○スドライブ!」

 

 

オレが技名を叫ぶと周りの生徒が馬鹿を見る目で睨んでくる。ドMにはこの視線はご褒美かもしれないがオレはドMではない。普通に傷付く。

しかしオレを馬鹿にしていられるのも今の内だ。技名と共にオレの全身から吹き出したピンク色の煙が辺り一体を覆う。その範囲は先頭の轟からオレの後方…動ける生徒全員を覆うほど巨大だ。

そしてその効果はすぐに現れる。

 

 

「な、なにこれぇ…」

「か、体がおかしいですわ…うぐぅっ」

 

 

顔を赤らめ身動きが取れなくなる女子たち。うむ、素晴らしい!喘ぎ声が心地よい!

 

 

「あいつだけ普通に動けてるぞ!くぅっ!」

「あ、あいつの個性か…うぅっ!」

 

 

男子の呻き声に、一気にテンションが下がる。はあ…この個性の一番の弱点だよなあ。

 

 

 

 

香山淫 "個性"『敏感香(センシティヴ・フレグランス)』!!

自分の体から、吸った人間を敏感にさせる煙を出せる!その威力は少しでも動けば絶頂するほどだ!本人には効かないぞ!ちなみに女性の方が効きやすいが、男性にも有効だ!

 

 

 

 

「ふははははははは!素晴らしい!大勢の女子が悶えているこの光景はもはや世界遺産!ゼェ、ゼェ、全国の紳士諸君、見えるか!?これが男の夢だ!!ゲホッ」

 

 

テレビの向こうでかぶり付きになっているであろう男共に呼び掛ける。悶えている生徒の約半分は男だが、それは考えないものとする。

オレの個性は広範囲に散布するほど効果・効果時間が劣化する。それにこの個性は派手に使うと息切れする程疲れるのだ。このまま悶える女子たちを眺めていたいが、効果が切れた途端追いつかれボコボコにされるだろう。それは御免被りたい。何度も言うがオレはドMではないのだ。という訳で逃げの一手だ。

 

「ゼェ、ハァ、あばよ、ヒーローの卵ども!とくに女子連中は御馳走さま!ゼェ、君らの痴態、しかとこの目に焼き付けたぜ!」

 

 

今まともに動けるのはオレだけ、さっさと逃げてしまおう。

そう思って前を向くと、無数のロボたちがオレ一人を待ち構えていた。大小さまざま、ヒーロー科のヤツらが0P(ヴィラン)とか言ってたとんでもなくデカイのもいる。

 

 

『ターゲット…ヒトリ!』

『ニンゲン、ブッコロス!!』

 

 

………ちなみにオレの個性、人間にしか効かない。つまりどういうことかっていうと、勝ち目無しってことだ。

しばらくその場に立ち尽くしていると、後ろから大勢の足音が聞こえる。どうやら個性の効果が切れたらしい。

オレはくるりと振り返り、ものすごい形相でこちらへ向かってくる女子たちに、出来るだけにこやかな表情で声を掛ける。

 

 

「悪い悪い、さっきのはほんの…

 

 

冗談だよ、と言い切る前に、サイドテールの女の子が顔面に膝蹴りをキメてきた。

続けざまにポニーテールの巨乳ちゃんが、個性で作ったと思われるモーニングスターを腹に叩きつけてきた。

そのあとも蛙っぽい女の子が、角の生えた女の子が、髪の毛が茨の女の子が、麗日さんが、思い思いの方法で通り過ぎざまにオレを痛めつけていった。 薄れゆく意識の中でオレは、ドMになっちゃえば人生楽だよ、という言葉が頭をよぎったのだった。

 

 

 

 

 

 




最後の名言は大好きな下ネタ系ゆっくり実況者さんが仰っていた言葉です。分かる人には分かると思います。

『high s○x drive』っていうのは英語で『性欲の高まり』って意味です。間違ってたらごめんなさい。

モーニングスターとは西洋の武器のことです。持ち手から鎖が伸びており、その先にトゲだらけの鉄球がついています。痛そう。
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