バディファイト ZERO   作:無料太郎

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今回は女子2人のファイトとなります!

主に七瀬の目線ですが、途中からは零人になります。
そういえば七瀬は何気に初ルミナイズですね。前は普通のカードゲームだったし。

では、どうぞ!



女子対決

 零人くんとサツキさんがファイトをしている間……。

 

「さてと七瀬ちゃん、私たちはどうしよっか」

 

 彼らより少し離れたテーブルに座っていた美奈さんが訊ねてくる。ソウタもトウカ先輩も2人のファイトを見ている間に、無意識に彼らに近づいていってしまったのです。そのあおりを食らって、私たちは元のテーブルを離れました。

 

「うーん……。美奈さんには聞きたいことが色々ありますけど……」

 

「ん~?遠慮なんかいいって。高校生は悩むことが多いから、少しでも話した方が楽になるよ」

 

「じゃ、じゃあ遠慮なく。美奈さん!」

 

 自分でもびっくりするほど、声が通っっちゃった。横目で零人くん達を見ると、特に変わった様子は無い。どうやら集中していて気付いていないみたい。よかった……。

 

「その……。どうしたら美奈さんみたいに可愛くなれますか!?」

 

 我ながら突拍子もない発言だったけど、美奈さんはたじろぐことも無く、答えてくれた。

 

「いやいや、そんなでもないよ。寧ろ、七瀬ちゃんの方が可愛いよ?」

 

「いまいちピンとこないなぁ……」

 

「確かに自分じゃ気付けないかもだけど……。例えばさ、七瀬ちゃんはお化粧してる?」

 

「してませんよ?というかしたことなくて……」

 

 お母さん曰く「化粧に目覚めなかった」子だそうで、確かに記憶の中でそういったものを持った覚えはないんだよなぁ。

 

「なのにそれだけの美貌、末恐ろしいわね。男の子も黙ってないんじゃない?」

 

「うーん……言い寄られることはありますけど……」

 

 自分がさほどモテているとは思っていない。ただ何人かの男子は、「好きです」と伝えてきてくれる。確かに嬉しいことは嬉しいけど……。

 

「じゃあ自分も好きかと言われると、そうでも無くて……」

 

「ふむふむ。つまり七瀬ちゃんには好きな人がいる、と」

 

 にゅっ!?なぜそれを!?思わず身体が反応してしまう。

 

「てことは、七瀬ちゃんの周りの男の子は2人。どっちかな~?あっちの背の高い、ヘッドフォンをかけた子かな~」

 

 ソウタのことかな?確かに顔のレベルは高いし、ムードメーカーだけど……アホだしなぁ。

 

「反応薄いなぁ~。じゃあ今、サツキとファイトしてる方の子?ちょっとボサボサ頭で目つき悪いけど」

 

「そ、それは……。その、零人くんは、仲間ですよ?うん、仲間です」

 

 まずい。頭が真っ白になっちゃう。いや、落ち着け、私!

 

「あはは!七瀬ちゃん、分かりやすいね~」

 

 あ、これ完全にバレたやつだ。美奈さんがいたずらっぽく笑うので、次第に恥ずかしさが込み上げる。

 

「もう、美奈さん!からかわないでください!」

 

「ごめんごめん、あんまり可愛いからつい……」

 

 その時、向こうのテーブルから声がした。

 

「じゃあ、次はどうする?」

 

「今は[冒険者]主体のデッキだよな。よし!俺が選んでやるよ!えーと……これだ!」

 

「……あ、そ、それは、[黒竜]ですね……。“霊撃”が主体ですね」

 

「……よく分かんないけど楽しそうっすね。すんません、サツキさん。もう一回、お願いします……!」

 

「ああ!ダークネスドラゴンワールドの戦い方、しっかり覚えなよ!」

 

 どうやらまたファイトをするようだ。もう10戦以上はノンストップでやってるはず……。

 

「あーもう!俺もファイトしたいよー!!先輩、ファイトしよーぜ!!」

 

「ぅえええ!?い……いいん、ですか……?その、無我くんたちがファイトしてますけど……?」

 

「知らん!ファイトバカはやらせときゃいい!早くファイトしたい!」

 

「えぇ……。わ、分かりました……。すみません、少し相手、します……」

 

 ソウタ、めっちゃ駄々こねてる……。ふとトウカ先輩と目が合う。申し訳なさそうに頭を下げたので、大丈夫の意を込めて手を振りました。そして、心の中で合掌も。

 

「さて、七瀬ちゃん。向こうは楽しんでるみたいだから、久しぶりに私たちもファイトしない?ちょうど、ステージも空いてるみたいだしね」

 

「……もう、からかったりしません?」

 

「もう~、そんなことしないよ!……あの彼は悪くない相手だと思うけどね」

 

「美~奈~さ~ん!」

 

「アハハ!ごめんね、つい可愛くて。じゃ、ステージ行こっか!」

 

「……も~。この恨みは絶対、晴らしますからね!」

 

 

 

 *

 

 

 

「さ、始めよっか!準備はいい、七瀬ちゃん?」

 

 商店街のファイティングステージに立った。ファイトの相手はあの美奈さん。『天星の女神』という二つ名があるバディポリスの先輩……。すごく強いことで有名で、実は私、美奈さんの強さと可愛さにあこがれてバディポリスに入ろうと思ったんだ!まだ見習いだけどね!

 

「もちろんです!頑張ろうね、ケットシー!」

 

『ニャ!全身全霊、本気出すニャーー!!』

 

 美奈さんは強敵……。でも大会で優勝するには、美奈さんレベルの強さが欲しい所……。胸をお借りします!

 

「妖精は舞い踊る。輝く栄光、勝利のために!ルミナイズ!『シャイニング・フェアリィ』!」

 

「未来を掴みし竜よ……全てを超えしその力で、希望をその手に掴み取れ!ルミナイズ『コズミック・メテオール』!!」

 

「「バディファイト!!オープン・ザ・フラッグ!!」」

 

「レジェンドワールド!バディは《長靴を履いたケットシー》!」

 

「スタードラゴンワールド!バディは《天星竜 ヴァインスベルク》!」

 

 

 七瀬

 ライフ10/ゲージ2/手札6/デッキ42枚

 

 美奈

 ライフ10/ゲージ2/手札6/デッキ42枚

 

 

「私が先攻ですね。チャージアンドドロー!まずはセンターに《夢運ぶ彫馬 ダーラヘスト》をコール!効果でデッキの上から3枚をドロップへ置きます!」

(G:2→3、手:6→5、墓:0→3)

 

 ・置いたカード

 エリネドの指輪

 忠実なるユニコーン

 聖杯

 

「早速、ドロップを増やしてきたね。けど……」

 

 美奈さんが言いたいことは分かる。思ったより[妖精]が落ちない……!そればかりか防御魔法が2枚、ドロップゾーンに行ってしまった。あまり良い展開じゃない。

 

「だったら!ダーラヘストで美奈さんに攻撃!」

 

「きゃあっ!……なるほど。上手く落ちないなら、早めに決着を付けようって事だね?」

(L:10→8)

 

 バレてる!でもこんな落ち方なら、気付かれてもおかしくないか……。

 

「ターンエンド。美奈さんの番です」

 

「よーし、行くよ!ドロー!チャージアンドドロー!《超熱誕 マグマオーシャン》をセンターにコール!登場した時、デッキの上から2枚をドロップゾーンに置いて、ライフを1回復する!」

(G:2→3、L:8→9、手:6→7→6)

 

 超熱誕 マグマオーシャン

 サイズ2/攻4000/防4000/打撃3

 

 ・置いたカード

 竜装機 エルガーカノン

 竜装機 ストレングス

 

「マグマオーシャンでダーラヘストに攻撃!」

 

「わっ!ダーラヘスト!」

(墓:3→4)

 

「ふふっ、ターンエンド」

 

 あっぶな……。ヴァインが出たら美奈さんは手が付けられない程、強くなる。何とかその前に倒し切りたいな……!

 

 

 七瀬

 ライフ10/ゲージ3/手札5/デッキ38枚/ドロップ4枚(妖精2枚)

 

 美奈

 ライフ9/ゲージ3/手札6/デッキ38枚/ドロップ2枚

 

 

「ドロー!チャージアンドドロー!もう一回、ダーラヘストをセンターにコール!効果でデッキの上から3枚をドロップゾーンに置きます!」

(G:3→4、手:5→6→5、墓:4→7)

 

 ・置いたカード

 長靴を履いたケットシー

 メデューサの盾

 榛樹の獄卒 エールキング

 

「ライトにコール!《妖精界の靴職人 レプラコーン》!ドロップゾーンに[妖精]4枚以上があるので、このカードは【2回攻撃】を得ます!」

(手:5→4)

 

 妖精界の靴職人 レプラコーン

 サイズ2/攻5000/防4000/打撃2

 

 流石に、このターン中に倒し切れる程のダメージ量は無い。それでもこの布陣で行くしかない!

 

「ダーラヘストでマグマオーシャンに攻撃!」

 

「うっ!……マグマオーシャンは破壊された時にも効果が発動するよ!デッキの上から2枚をドロップゾーンに置いて、ライフ+1!」

(L:9→10、墓:2→5)

 

 ・置いたカード

 ソウル・ジェネレーター

 大竜装機 トリプルバスター

 

「レプラコーンで美奈さんに攻撃!」

 

「うっ!」

(L:10→8)

 

「【2回攻撃】!もう一度、美奈さんに攻撃!」

 

「きゃあっ!」

(L:8→6)

 

「……ターンエンド、です」

 

 削りきれない……!せめて半分と思っていたけど、まさかそれすら出来ないなんて。手札を使っていないのも気になる。一体、なぜ?

 

「ドロー!チャージアンドドロー!ふふ、七瀬ちゃんって隠し事とか出来ないタイプだよね?」

(G:3→4、手:6→7)

 

「ええっ!?き、急に何ですか?」

 

「ちょっと焦りが見えてるよ?せめてライフを半分にしたかったんじゃない?」

 

「うっ……それは……」

 

 図星だ。確かに私は割と顔に出やすいタイプらしい。前に任務で失敗した時にも、タスクさんに指摘されている。

 

「素直なのは悪くないけど、度が過ぎると心を読まれちゃうから、程々にね♪じゃあ行くよ?ドロップゾーンの《大竜装機 トリプルバスター》をソウルに入れて、ゲージ1を払い、ライトにバディコール!《天星竜 ヴァインスベルク》!」

(G:4→3、L:6→7、手:7→6、墓:5→4→5)

 

 ・ゲージから落ちたカード

 竜装機 レディアント・アルマ

 

『美奈の為に、私は負けません!』

 

 天星竜 ヴァインスベルク

 サイズ2/攻6000/防3000/打撃2

 

「トリプルバスターがソウルにあるのでヴァインは攻撃力+3000、打撃力+1されて【貫通】を得る!更にヴァインの登場時効果で手札1枚を捨て、このターン中、ヴァイン自身の打撃力を+1!」

(手:6→5)

 

 ・捨てたカード

 超源粒 クァンタムルーラー

 

 ・ヴァインスベルク 攻撃力6000→9000/打撃力2→4/【貫通】

 

 ヤバい!私が持っている防御魔法は《聖杯》1枚しかない!ヴァインが出て来た今、防ぎきれるか分からない!

 

「《竜装機 ガーベルアンカー》をセンターにコール!そしてヴァインに【星合体】!《超源粒 クァンタムルーラー》をレフトにコール!効果で私の場にソウルが1枚以上ある《ネオドラゴン》がいるなら、ゲージ+1して1枚ドロー!そしてゲージ1とライフ1を払い装備、《輝光星銃 ドラグナーパルス》!」

(G:3→4→3、L:7→6、手:5→4→3→4→3、墓:5→6)

 

 竜装機 ガーベルアンカー

 サイズ0/攻2000/防2000/打撃1

 

 超源粒 クァンタムルーラー

 サイズ1/攻4000/防1000/打撃1

 

「う……美奈さんとヴァイン、綺麗で強いなぁ……」

 

『ニャーー!!ニャニャせ、弱気になっちゃダメニャ!現実に戻るニャーー!!』

 

「ケットシー……。そうだね。ファイトが終わるまでは、負ける気なんて持たない!」

 

「いい顔だね、七瀬ちゃん!じゃ、行くよ!ヴァインでセンターのダーラヘストに攻撃!」

 

『今の私は打撃力4に【貫通】があります!受けなさい、“シャイン・ホーリーレイ”!』

 

「ダーラヘスト!ううっ!!」

(L:10→6、墓:7→8)

 

 一気にライフを4削られた。私が必死に足掻いてやっと、与えられたダメージと同じ数値。それをたった1回の攻撃で……!

 

「ゲージ1を払ってキャスト、《ソウル・ジェネレーター》!ヴァインをスタンド!もう一度、次は七瀬ちゃんに攻撃!」

(G:3→2、手:3→2)

 

 分かってる。私の使える防御魔法は1枚。ヴァインのソウルにはガーベルアンカーがあるから、キャストしたら即、打ち消される……。つまり、止められない……!!

 

「きゃあっ!!」

(L:6→2)

 

「じゃあ、これで終わり!ドラグナーパルスで七瀬ちゃんに攻撃!」

 

「うわぁぁぁ!!」

(L:2→0)

 

 ゲームエンド!WINNER 盛谷美奈!

 

 

 

 *

 

 

 

「うぉぉぉぉ!!すっげーー!!」

 

「2人とも美人だな~」

 

「ファイトカッコいい!!」

 

「確か2人とも、バディポリスだよね?」

 

 気が付くと沢山の人が、私たちのファイトを見ていたみたい……。熱くなって全く気付いてなかった。逃げるように私はステージを降りる。

 

「あちゃ~、すごいことになってるね」

 

「美奈さん!大丈夫ですか?」

 

 美奈さんも何とか降りてこれたみたい。美奈さんのファンは多いから、揉みくちゃにされないか心配だったけど、良かった……。

 

「いいファイトだったな、七瀬」

 

 その声に振り返ると、零人くん!?え、え、どういうこと?

 

「僕たちがファイト終わった頃、2人ともいなくてさ。ステージの方に人だかりが出来てたから多分、ファイトしてるんじゃないかって思ってね」

 

「サツキさん!すみません、勝手に……」

 

「いやいや、謝らなくてもいいよ。七瀬ちゃんもファイト、楽しかった?」

 

「はい、楽しかったです!……正直、悔しいけど」

 

 やりたいことが出来なかった。ろくに攻撃も防御も出来なかった。ケットシーを出すことも出来なかった。悔しい。私はまだ、弱い。

 

「……だったら、特訓だな」

 

「……え?」

 

「悔しいと思ったなら、まだ強くなることが出来るはずだ。『悔しい』は伸びしろを表す。強く思うほど、能力の余白がある。だから優秀な人に教えてもらって、自分の知識にすれば、今よりもっと成長出来る……。と誰かが言ってた」

 

「それ……誰が言ってたの?」

 

「……影薄い、ゼロワールド使いの地味な男」

 

 それを聞いて私は笑ってしまった。励ますの下手すぎ……この人は不器用なんだなぁ。

 

「……あー、あとさ、ナイスファイトだった。俺も負けてられないな」

 

 そういうと零人くんは、私の頭に手を乗せてきて――。

 

「七瀬は可愛いと思う。自信持てよ」

 

 小声だった。恥ずかしさがあったのかもしれない。伝えた後、早足で駆けて行ってしまった。

 

「よかったね、七瀬ちゃん♪」

 

「……不器用だなぁ、零人くん……」

 

 不思議と心が和らいでいく気がした。そうだ、悔しいだけじゃない。学べることはいっぱいあった。今度はそれを活かして、強くなるんだ。

 

「ありがとうございます、美奈さん!」

 

「こちらこそ!またファイトしようね!」

 

 私たちはしっかりと握手をしました!今度は、負けない!

 

 

 

 *

 

 

 

「……ありがとうございました、サツキさん」

 

「美奈さんもありがとうございました!」

 

「やっぱ凄かったっす!ドカーンて感じで、ズギャズギャズギャーーン!!みたいな!」

 

「……な、何を、伝えたいかは、分からなくは無い、かな……?」

 

「ははは!!ソウタくんは面白いな!」

 

「じゃあ皆、大会頑張ってね!応援してるよ!」

 

 俺たちは店の前で2人と別れた。特訓は早めに切り上げた。さすがにサツキさんたちを何時間も拘束するのは気が引けるし、女子会用の食材も痛ませたらまずい……というのが満場一致で決まったからだ。

 

「さて、俺らも帰りますか!」

 

 時間を見ると午後5時。どうやら4時間くらいはファイトしていたようだ。そこでふと、あることが気になる。

 

「……そういや2人とも、食材の方は大丈夫なのか?」

 

「その辺は大丈夫!ね、《アイスブレイド・ジョーカー》!」

 

『当然!アイスだけに冷やす、ナイスだろう?そういうのは、あ、いいっすか?アイスだけに?どうだ、寒いだろう?』

 

 ……何かまた面倒なのが……。あんまりダジャレも上手くねぇ……。

 

「……そいつは?」

 

「彼はアイスブレイド・ジョーカー。訳あって、とある人から預かってるの」

 

「とある人?」

 

「あんまり詳しくは話せないけど、バディポリスの協力者の1人だよ。すごくキレ者で、タスクさんの友達でもあるんだ~」

 

 タスクの友達で、バディポリスから信頼されている。何故だろうか、またイケメン登場の予感……。

 

「へ~。んじゃ、そいつの能力で食材を冷やし続けてたのか。あったま良いな!」

 

「……あ、あの、……何でその人は、彼を預けたんでしょう……?多分バディ、ですよね?」

 

 そういやそうだ。協力者なら恐らく、裏の世界に長けているだろう。バディがいた方が安心な筈だけど……。わざわざ危険な中へ丸腰で向かうなんて、無謀すぎる。

 

「ああ、それなら大丈夫だと思うよ?【角王】だし……」

 

「……【角王】?何それ?」

 

 七瀬は言ってからあからさまに焦り始めた。察するに、内密にすべき情報なのだろう。

 

「あ、その、き、聞かなかったことにして!お願い!」

 

「……いや別に、興味ないし。他言無用ってやつだろ?安心しろ、な?」

 

 俺が焦ってどうする!?何か泣きそうだし、この子!

 

「ぷっ……不器用すぎだよ……」

 

「はい……?」

 

 何か知らんが、笑った?良かった……泣かなくて。あぁもう、女の子ってよく分からんな!

 

「……じ、じゃあ私たちもここで……。戸村さん、荷物、持ちます」

 

「なら、こっちの軽い方を。力仕事も慣れてますから!」

 

「んじゃ、またなーー!!今度、うまい飯でも作ってくれなーー!!」

 

「……あはは、……今度、作ってきます……」

 

「じゃあ零人くん、またね!」

 

「……お、おう……またな」

 

 七瀬が笑顔で手を振る。その顔が、妙に可愛らしくて……。

 

「オイ、いつまでボーっとしてんだ?俺らも帰るぞ?」

 

 ソウタがニヤニヤしてやがる。何だ、一体?

 

「お前さ、ちゃんと気持ち伝えろよ?七瀬ちゃん、マジで人気スゲーから」

 

「……な!お、お、お前、何言って……」

 

「お前は何かボーっとしてる事が多いからな。早く手を打たんと、他の男に取られかねんぞ?」

 

「……うっせぇ!その時はその時だろ、あいつの好きなようにさせてやれ!」

 

「ムキになるなよ~、れ・い・とくん?」

 

「……明日、海に浮かべてやるよ」

 

「さらっと怖いこと言わないで!」

 

 俺たちはそのまま、店の前で別れた。エンペラーを送り出したり、ファイトしまくったり……。濃い1日だったな。

 

 

 

 

 





今回は美奈さんとヴァインの紹介です!


盛谷美奈(旧姓:星野)
性別:女/年齢:21
誕生日:10月7日
性格:素直で鈍感……たまにツンデレ
設定:以前は東京の女子校に通う高校2年生。今ではバディポリスで颯樹と同じAAAの称号を持っている。彼と共に事件を解決した事もあり、『天星の女神』という二つ名がある。颯樹と2ヶ月前に結婚し、今では2人で暮らしている。彼女がバディポリスに入隊するきっかけになったのは、夫である颯樹に危険なところを助けて貰ったため。彼への想いは誰にも負けておらず、その影響が使用デッキにも現れている。
容姿:栗色のショートカットで、垂れ目になっている。身長は入隊時よりも3cm伸びていて巨乳は変わらず。普段は青系統の落ち着いた色合いの服を好んで着る。
好きな食べ物:フルーツ全般
嫌いな食べ物:特に無し
イメージCV:水樹奈々
使用デッキ:《コズミック・メテオール》
使用バディ:〈天星竜 ヴァインスベルク〉
使用ワールド:《スタードラゴンワールド》



天星竜 ヴァインスベルク
フラッグ:スタードラゴンワールド
種類:モンスター 属性:ネオドラゴン
サイズ2/攻6000/防3000/打撃2
■【コールコスト】君のドロップゾーンのカード1枚をこのカードのソウルに入れ、ゲージ1を払う。
■場のこのカードは相手のカードの効果で破壊されない。
■このカードが登場した時、君の手札1枚を捨ててよい。捨てたら、そのターン中、君の場のカードの打撃力+1。
【移動】【ソウルガード】

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