金色のガッシュベル!!光と闇の最終決戦! 作:アンドロイドQ14
魔界
ナゾナゾ博士一行は魔界に到着した。そこは、いつもの穏やかな光景ではなく、暗雲が広がっていた。
ナゾナゾ博士「もしや、遂に闇の魔物が目覚めてしまったか…!」
気が付くと、いつの間にか謎の老婆がいた。
老婆「闇の魔物が目覚めた。そして、奴は分身をたくさん送り込んでいる。急げ!」
そう言って老婆は姿を消した。
玄宗「おい、その闇の魔物って奴は相当強いそうだな」
ナゾナゾ博士「いかにも…。だが、かつて人間界を滅ぼし、魔界を壊滅寸前にまで追いやった魔物だ。気を引き締めて…」
玄宗「へっ、それぐらいなくっちゃ面白くねえ。それぐらい強え奴でないと弱い人間相手では満足できなくなった俺の拳を満足させる事はできねえ!じいさん、悪いが俺はツァオロンと合流してから闇の魔物を探すぜ!」
想像を絶する程強い闇の魔物と戦いたくて玄宗は本を手に飛び出してしまった。
ナゾナゾ博士「これ、待つのじゃ!」
エル「人間相手では満足できないなんて驚きですわ……」
アリシエ「ナゾナゾ博士、彼を無理に止める必要はないでしょう。それよりも、魔物との合流を急ぎましょう」
ナゾナゾ博士「わかっておる。各自、魔物の元へ急ぐのじゃ!(キッド、待っておれ…。キッドの暮らす、この魔界を滅ぼさせなどしない!)」
闇の魔物が千切って放り投げた自分の腕は時間が経つと、次第に分裂して白目のイグアナのような怪物や白目で牙もあるプテラノドン、トゲまみれで白目のアンキロサウルスになり、周りにいる魔物達に襲い掛かった。その脅威に兵士達や大人の戦士、魔界の王を決める戦いの参加者の実力者達は立ち向かっていった。
兵士「ラジン中将、あの怪物は数が多すぎます!このままだと…」
ラジン「弱音を吐いても何も始まらないぞ!皆の者、なんとしてもあの怪物をここから先へ進めてはならん!我らが民の盾となり、剣となるのだ!」
大人の戦士も竜族をはじめとする戦士達が立ち向かっていった。
イグアナ「キシャアアアッ!!」
ゾフィス「ひ、ひぃ~~っ!ギガノ・ラドム!」
イグアナ型の闇の魔物の分身に怯えているゾフィスは思わずギガノ・ラドムを放った。ギガノ・ラドムがイグアナに命中すると、イグアナに火傷の跡ができて倒れた。
ゾフィス「ふ…、ふふふ……どうやら見かけ倒しだったようですね。ギガノ・ラドム!ディガン・テオラドム!」
ギガノ級の術が効いた事で調子に乗ったゾフィスだったが、死んだと思い込んでいたイグアナは実は死んでおらず、ゾフィスが調子に乗った隙を突いて死んだふりをやめて不意打ちをかけた。
イグアナ「キシャアアアッ!」
ゾフィス「ぎゃあああっ!!」
至近距離で炎を浴びせられたゾフィスは気を失った。ゾフィスの攻撃で火傷を負っていたイグアナはみるみる傷が癒えていた。そこへ、キッドが来た。
キッド「ば、化け物め!この僕が相手だ!どこからでもかかってこい!」
あまりにも恐ろしい白目イグアナの群れに少し怖いと思いながらも、キッドは向かっていった。
一方、チェリッシュの家ではテッドとレインが白目イグアナや白目アンキロサウルスの群れと戦っていた。
子供A「怖いよ…」
子供B「チェリッシュお母さん、どこ…?」
テッド「くっそ~っ、数が多すぎてキリがねえ!」
レイン「このままだと、俺達のスタミナが尽きてしまうぞ!」
???「ディオガ・ブロア!」
強烈な龍の吐息で白目イグアナと白目アンキロサウルスの群れは消し飛んだ。
レイン「まさかこれは…、竜族の神童、アシュロン!」
イグアナとアンキロサウルスを消し飛ばした後、アシュロンは降り立った。
アシュロン「こいつら、数も多い上にかなり狡猾だ。油断するなよ!」
テッド「わかってるってばよ!」
???「ギガノ・ギニス!」
別の方向にいたイグアナは光線で倒された。その光線を撃ったのはキースであり、近くにバリーもいた。
キース「ふん、見た目の割には大した奴じゃないな。貴様ら全員このキース様に倒される事をありがたく思え」
相変わらずのキースにバリーや一同は突っ込む気も失せていた。
闇の魔物は魔物を皆殺しにするために翼を広げて空を飛んだ。辛うじてゼオンの瞬間移動で助かった一同は目の前で清麿と恵が殺され、破壊と殺戮を行う闇の魔物の凄まじい力の差に打ちひしがれていた。
ニコル「何て奴なんだ!」
チェリッシュ「このままだと、魔界が滅ぼされるのも時間の問題よ」
リィエン「せっかく…せっかく清麿と恵は結ばれたのにこんな形で死んでしまうなんて…ひどすぎるある!」
ウォンレイ「リィエン…」
シェリー「悲しみに溺れている暇はないわよ」
ブラゴ「俺達のやる事は一つ、闇の魔物を叩きのめすだけだ」
ゼオン「行くぞ」
キャンチョメ「無理だよ…」
ブラゴ「何を泣き言を言ってやがる?」
キャンチョメ「泣き言って、あんな奴に勝てるわけないじゃないか!ただでさえとんでもないクリアを簡単に殺した上に僕達のシン級の術が全く効かなかったんだよ!おまけに、ガッシュも清麿も、ティオも恵も死んでしまったんだ!あんな化け物に勝つ方法なんてないんだよ!」
ウマゴン「メル!」
絶望的な力の差を目の当たりにして涙目で泣き言を言うキャンチョメに対して、ウマゴンは殴った。
キャンチョメ「ウマゴン、どうしてなんだよ!?」
ウマゴン「メル、メルメルメ!メルメルメ!」
ウマゴンの言葉には怒りがこもっていたが、同時にウマゴンも涙を流していた。
サンビーム「ウマゴンだってあんな化け物に勝てる気がしないのだろう。だが、大切な家族や友達のためにも逃げてはダメだと自分やキャンチョメに言い聞かせているんだ」
キャンチョメ「だけど…清麿と恵は殺されてしまったし、ガッシュとティオもさっきので…」
デュフォー「いや、ガッシュとティオが生きているかどうかの答えが出ない」
フォルゴレ「どういう事だ?」
デュフォー「アンサー・トーカーで出された答えは絶対。清麿と恵ははっきり死んだと出たがガッシュとティオは死んだか生きてるかの答えが出ない。答えが出ないのを肯定的に考えればまだ生きているという可能性も残されている」
ウォンレイ「2人は無事なのか?」
ゼオン「恐らくそうだろうな。俺が瞬間移動する際にモールが輝いた。きっと、2人とモールはまだ生きている」
フォルゴレ「よかったな、キャンチョメ、ウマゴン!まだかすかだが、希望の光は残っているぞ!」
ウマゴン「メルメル!」
デュフォー「甘いな。闇の魔物を倒す方法は存在しない」
シェリー「結局、どうにもならないという事なのね…」
ガッシュとティオが生きているという希望があるものの、闇の魔物はどうすれば倒せるのかはわからなかった。どうすればいいのか考えていると、キャンチョメは謎の老婆が言った事を思い出した。
キャンチョメ「そう言えばあのお婆さん、闇の魔物を倒すには光の三姉妹の次女を探せって言ってたよね。きっと、光の三姉妹なら闇の魔物を倒す方法を知ってるんだよ!」
デュフォー「(光の三姉妹…。光と闇の書には闇の魔物の封印された結末が書かれていたが、光の魔物がどうなったかは書かれていない。もしかすると、光の三姉妹は光の魔物と関係があるのだろう…)」
光の三姉妹と光の魔物は何か関係があるのではと推測するデュフォーだった。そこへ、闇の魔物の分身であるイグアナやアンキロサウルス、プテラノドンの群れがぞろぞろと来た。
チェリッシュ「来るわよ!」
キャンチョメ「やっと希望の光が見えてきたぞ!お前達にやられるもんか!」
ブラゴ「ふん、調子のいい野郎だ」
ゼオン「まずは、気色悪いイグアナ共を叩き潰すのが先だ!」
まずは自分達が生き残るためにゼオン一同はイグアナたちの群れに立ち向かっていった。
一方、パティとビョンコはイグアナとプテラノドンの群れに追われていた。
パティ「ちょっと、この化け物達はどうなってるのよ!?」
ビョンコ「そんなの、オイラに聞かれたってわからないゲロ!」
???「ラージア・ゼルセン!」
巨大ロケットパンチにイグアナは押し潰された。
キッド「2人とも逃げちゃダメだ!」
ビョンコ「そんな事言われたって、いくら攻撃しても復活する化け物達にはどうしようもないゲロ!」
キッド「それは違うよ、あの怪物の弱点は頭なんだ。頭を潰せばもう復活はしないんだ!」
パティ「弱点さえわかればこっちのものよ!スオウ・ギアクル!」
早速、イグアナの頭目掛けてパティはスオウ・ギアクルを放った。キッドがやった通りに頭に直撃するとイグアナは消滅した。
ビョンコ「オイラも行くゲロ!ギガロロ・ニュルルク!」
呪文で体をゴムに変え、プテラノドンの頭目掛けて勢いをつけてパンチを放った。勢いのついたパンチは見事プテラノドンの頭に命中し、プテラノドンも消滅した。弱点がわかったため、順調にキッド達はイグアナを倒していた。
ビョンコ「ゲロロロロッ!弱点がわかったのなら、もうお前達なんかこわくないゲロ!」
パティ「全滅させるのも時間の問題ね」
すっかり浮かれている3人だが、このまま戦っても不利だと判断したイグアナとプテラノドンはそれぞれの群れが一か所に集まって合体し、巨大なイグアナ1匹とプテラノドン1羽になった。
イグアナ「キシャアアアッ!」
プテラノドン「シャオオオン!」
ビョンコ「が、合体して巨大な1体になったゲロ!」
驚いている間にプテラノドンは飛び立ち、ビームを吐きながらパティとビョンコに襲い掛かった。
パティ「ちょっと何!?ビームまで吐いてきたわよ!」
キッド「例え合体したって頭が弱点である事に変わりないはずだ!ギガノ・ゼガル!」
しかし、イグアナはジャンプで軽々とかわし、キッドを蹴り飛ばした。
キッド「うわあああっ!」
合体した事で一気にキッド達は不利になった。
その頃、バリー達と闇の魔物の分身の群れとの戦いは続いていた。
キース「アム・ガルギニス!」
バネパンチでイグアナを一掃していった。
キース「大した事ないな。このキース様に勝とうなど」
イグアナ「キシャアアアッ!」
キースは闇の魔物の分身は頭が弱点だと知らないため、倒れて死んだふりをしている状態を倒したと勘違いして放置したためにキースはイグアナの不意打ちを受けて吹っ飛ばされてしまった。
キース「オギャーーン!!」
バリー「バカが…」
キースが吹っ飛ばされてもバリーは冷静にイグアナやアンキロサウルスと戦い、持ち前の強者の目で闇の魔物の分身の弱点が頭だと見抜いた。
バリー「てめえらの弱点は頭だ!ドルゾニス!」
ドルゾニスで頭を貫かれたイグアナやアンキロサウルスは消滅していった。
テッド「なるほどな、あいつらの弱点は頭か!」
アシュロン「ならば話も早い上に無駄な消耗も抑えれる!」
アシュロンは極力術を使わずに素手でプテラノドンの群れを次々と倒していった。テッドやレインも同様にイグアナやアンキロサウルスの頭を攻撃して倒していた。
イグアナ「キシャアアアッ!」
プテラノドン「シャオオオン!」
バリー達と戦っていたイグアナ達もそのまま数でいってもダメだと判断し、合体して巨大なイグアナとアンキロサウルス、プテラノドンとなった。
テッド「合体してデカイ1体になりやがったぞ!」
バリー「合体してくれればたくさんある的が一つになって好都合だ!」
そのままバリーはイグアナに向かっていった。そのまま突きを喰らわせようとしたが、その直前にイグアナは体の一部を1体のイグアナとして分離させてバリーに不意打ちを仕掛けた。
バリー「この野郎…!」
不意打ちを受けてもバリーは怯まずに攻撃を仕掛けたが、その度に不意打ちを受けて思わず熱くなってしまった。一方、アシュロンはプテラノドンと空中戦を繰り広げ、テッドとレインはアンキロサウルスの背中のトゲ付き鎧の硬さに手を焼いていた。
テッド「くっそ~っ、あの背中が厄介だ…!」
レイン「安易に殴りかかろうとすれば丸まって防御し、しかもそのまま転がって攻撃できる。なんて奴だ…!」
キッド達の方はパティとビョンコは追いかけ回され、キッドは巨体なのに身軽なイグアナに為す術もなかった。
キッド「うわあああっ!!」
ビョンコ「キッド!」
パティ「ちょっと、これじゃあ助けに行けないじゃない!」
キッド「僕は…僕はまだ…」
イグアナの猛攻でボロボロのキッドはダメ押しの踏みつけ攻撃を受けてしまい、動けなくなってしまった。
パティ「キッド!」
キッドはもう動けないと判断したイグアナは爪と牙を剥き出しにし、キッドを食べようと走り出した。
キッド「(僕は…、僕はどうなったのかな…?もう動けない…。終わり…なのかな…)」
???「キッド、キッド!」
意識が薄くなっていく中、キッドの目にはある見覚えのある人物の姿があり、その人物の声も聞こえた。
キッド「(僕、もうすぐ死ぬからナゾナゾ博士が見えたり、声がするのかな…?)」
???「キッド、どんなに絶望的な状況でも光を失ってはいかん!」
イグアナは思わずその人物の気迫に怯んでしまった。キッドが前にも聞いた覚えのある言葉、そして声、姿、その人物こそ、ナゾナゾ博士であった。
ナゾナゾ博士「闇の魔物の分身よ!お前達にキッドの暮らす魔界を滅ぼさせん!私の名はナゾナゾ博士、魔界と人間界を守るために立ち会がった者!さぁ、どこからでもかかってくるのじゃ!」
キッド「(幻じゃない…、本物のナゾナゾ博士だ…!)博士~!」
本物のナゾナゾ博士が目の前に現れた事でキッドはとても嬉しくてナゾナゾ博士に抱き付いた。
ナゾナゾ博士「久しぶりじゃのう、キッド。少し背が伸びたようじゃな」
キッド「僕、もう博士には会えないと思ってたけど、また会えるなんて…」
ナゾナゾ博士「わしも再会の喜びに浸りたいのじゃが、ずっとそうしておるわけにはいかんからな」
すぐに2人は表情を変え、イグアナと対峙した。一方、プテラノドンから逃げ続けているパティとビョンコはある人間2人にぶつかった。
ビョンコ「何をこんな所で突っ立ってるゲロ!?早く逃げないと」
???「ピンチだと聞いて急いで来たのじゃが、逃げてばかりだとカッコ悪いぞ、ビョンコ」
ビョンコ「カッコ悪い…?」
パティ「もしかして…ウルル!?」
その2人こそ、ウルルとアルヴィンであった。
ビョンコ「アルヴィン、どうしてここにゲロ?」
アルヴィン「マジョスティック12とか名乗る奴から魔界が危ないと聞いてな、急いで来たのじゃ。デボロ遺跡で一皮むけたと思ったら、こんな様子じゃまだまだカッコ悪いぞ、ビョンコ」
ウルル「パティ、そんな調子じゃガッシュはいつまで経っても振り向かないぞ」
パティ「ちょっと頼りない雰囲気も相変わらずね、ウルル」
ナゾナゾ博士「みんな!あの怪物を倒すには力を合わせねばならん!今から言う事をするのじゃ!」
ナゾナゾ博士は作戦をパティペアとビョンコペアに話した。
ウルル「わかりました」
ビョンコ「早速行くゲロ。やい、化け物!オイラ達はお前達の何倍も強いゲロ!悔しかったらここまでおいで!」
ビョンコの挑発にイグアナとプテラノドンはキレたのか、襲い掛かってきた。
アルヴィン「ラージア・ニュルセン!」
ラージア・ニュルセンにより、イグアナは転んでしまった。
アルヴィン「ギガロロ・ニュルルク!」
今度はギガロロ・ニュルルクでゴム体質に変え、勢いをつけたパンチを放った。それをプテラノドンは軽々とかわしたが、それを予測していたビョンコはもう片方のパンチを放ってプテラノドンを怯ませた。
パティ「次は私よ!」
ウルル「スオウ・ギアクル!」
スオウ・ギアクルがぶつかってプテラノドンは墜落し、立とうとしていたイグアナとぶつかった。
キッド「締めは僕達だ!」
ナゾナゾ博士「これで止めじゃ、ミコルオ・マ・ゼガルガ!」
止めにミコルオ・マ・ゼガルガを放った。転んでしまったイグアナと墜落したプテラノドンはかわす事ができず、頭に直撃を受けた。
イグアナ「キシャアアアッ!」
プテラノドン「シャオオン!」
頭を失ったイグアナとプテラノドンはそのまま肉体が消滅したのであった。
ナゾナゾ博士「まず、この場は切り抜けられたな」
キッド「博士、博士はどうして魔界に来れたの?」
ナゾナゾ博士「それはな、キッドが帰った後に私は人間界と魔界を自由にテレポーテーションできる特殊能力を身に付けたからさ」
キッド「凄い!それ、ほんと?」
ナゾナゾ博士「キッド、それは…ウ・ソ」
ナゾナゾ博士の嘘にキッドは驚愕した。
キッド「じゃ、じゃあナゾナゾ博士はどうやって魔界に来たの!?」
ナゾナゾ博士「魔界一の科学者、ドクターM1の発明品に乗って来たんだ。おっと、そんな事をしてる場合じゃなかった。急いで他の者達とも合流しよう!」
その頃、バリーはイグアナの不意討ち戦法に翻弄されて冷静さを失い、怒っていた。
イグアナ「キシャアアアッ!」
バリー「この野郎が…!」
???「バリー、頭を冷やせ!そうしなければ、見えるものも見えなくなるぞ!」
挑発に乗ってしまったバリーは怒りに任せて突っ込もうとしたが、聞き覚えのある声を聞いて思わず落ち着きを取り戻した。
バリー「グスタフじゃねえか…」
グスタフ「久しぶりだな、バリー。お前の暮らす魔界に危機が迫っていると聞いて駆け付けた」
バリー「そうか…。なら、魔界の王を決める戦いの時みたいに頼むぜ」
グスタフ「ああ」
イグアナ「キシャアアアッ!」
イグアナは突撃してきた。しかし、落ち着きを取り戻したバリーはイグアナの攻撃を容易くかわした。
グスタフ「ゾニス!ドルゾニス!」
ゾニスでグスタフは加速し、ドルゾニスでイグアナの足を潰した。それと同じくしてリーン、カイル、ジードも到着した。
ジード「随分手古摺ってるじゃねえか、テッド」
テッド「ジード!」
レイン「カイル!」
カイル「助けに来たよ、レイン!」
リーン「ダンナ!またお世話になりますぜ!」
アシュロン「リーン…、また頼むぞ!」
リーン達もグスタフに続いて呪文を唱えて戦いに参加した。魔物と1年以上別れているのにも関わらず、そのコンビネーションはブランクを感じさせないものだった。
イグアナ「キシャアアアッ!」
バリーに足を潰され、ことごとく攻撃をかわされた事に激怒したイグアナは口からビームを発射した。
グスタフ「ゾニス!」
しかし、ゾニスの推進力を利用した上昇でかわされた。
バリー「バカめ、大きな隙も作らずに大技が当たるか!」
グスタフ「ギガノ・ゾニス!」
そのままバリーは猛スピードでイグアナに接近した。
バリー「これで終わりだ!」
グスタフ「ディガル・ドルゾニス!」
弱点の頭を貫通されたイグアナはそのまま倒れ、消滅した。一方、アシュロンの方は順調にプテラノドンを追い詰めていた。
リーン「ガンズ・ブロア!」
アシュロンのエネルギー弾でプテラノドンの翼に穴が開き、機動性が損なわれた。
リーン「一気に止めと行きますぜ!シン・フェイウルク!」
プテラノドンの翼が再生する前にアシュロンの音速を超えた飛行による突進でプテラノドンは頭を潰されてしまい、消滅した。
カイル「ガルバドス・アボロディオ!」
レインの攻撃にはアンキロサウルスは頭部にダメージはないものの、吹っ飛ばされた。
ジード「今だ、テッド!」
テッド「喰らいやがれ!」
トップギアでのパンチを頭部に受け、吹っ飛ばされたアンキロサウルスは消滅した。
ジード「前よりトップギアの負担に耐えられるようになったじゃねえか」
テッド「じょ、冗談じゃねえ…、こう見えても…全身が吊って動かねえんだよ…」
ジード「前よりはマシになったじゃねえか。ところで、お前の家族のチェリッシュはどこだい?」
テッド「チェリッシュは図書館で変な事があってから、『帰りがとても遅くなる』って言ったきり、帰って来てねえぞ」
グスタフ「無駄話はそれぐらいにしてもらおうか」
アシュロン「みんな俺に乗れ、この異変の元凶の元へ行く!」
一同はアシュロンに乗り、闇の魔物の元へ向かった。
他の魔物の方は…。
玄宗「へっ、分身の方もなかなかタフじゃねえか。おまけにたくさんいて、俺もツァオロンも楽しみ放題だ!」
闇の魔物の分身であるイグアナやプテラノドン相手に玄宗は人間相手に満足できなくなった拳でツァオロンと共に次々となぎ倒していくのだった。
ラウシン「オルシド・シャロン!」
バニキス「ギガノ・ファノン!」
魔界の王を決める戦いの件で仲も良いリオウとザルチムも分身と戦っていた。
レイラ「デボロ遺跡の時の呼吸は忘れてない?アル」
アルベール「それは頭の中では忘れても身体が自然に覚えているから大丈夫さ。オル・ミグルガ!」
レイラ達もパートナーと合流していた。三日月でイグアナたちの頭を潰していた。
ランス「ファルガ!」
パムーンは星を操作して的確にプテラノドンやイグアナの頭を撃ち抜いていた。
ビクトリーム「荘厳回転3・6・0!加速、加速、加速、加速!!」
モヒカン・エース「マグルガ!」
ビクトリームは頭を分離回転させて無差別にマグルガを放った。
ビクトリーム「ふはははっ!雑魚共が私に適うはずもあるまい!」
パムーン「おい、ビクトリーム、俺達まで巻き添えにして殺す気か!?」
調子に乗って攻撃し続けていると、体に当たってしまった。
ビクトリーム「我が胴体撃沈…、ブルァアアアッ!!」
またしてもビクトリームは自滅してしまった。
パムーン「まるで学習していない…」
自滅したビクトリームにパムーンとレイラはあっけにとられたのであった。
サウザー「ゴウ・ギドルク!」
エリー「ゴウ・ソルド!」
アースの方はカルディオに乗り、剣馬一体となってイグアナやアンキロサウルス、プテラノドンをなぎ倒していった。
アース「エリー、病が治ったとはいえ、無理は…」
エリー「何を言うか。お前の危機を聞いてじっとしていられるか!それに、いいリハビリになるからな」
アース「…そうでしたな」
サウザー「無駄話はそんぐらいにしてとっととうっとおしい雑魚を片付けるぞ!」
カルディオ「パルパルモーン!」
各地で魔界の王を決める戦いの参加者や大人の戦士達が闇の魔物の分身と戦いを繰り広げていたのであった。
???
その頃、ガッシュとティオは清麿と恵の遺体と共に不思議な異空間の中で気を失っており、しばらくして起きた。
ガッシュ「ウヌ?」
ティオ「ガッシュ、ここはどこ?」
ガッシュ「わからぬのだ」
ティオ「もしかして、私とガッシュも死んであの世に来たのかな?」
???「お前達はまだ死んではおらんぞ」
声がした方を向くと、そこには謎の老婆とモール、そしてモールに似た女性がいた。モールの方は服装が灰色の服から蝶や蛾の意匠がちりばめられた赤や黄色の暖色系のカラーの服へと変わっており、モールに似た女性の服装も似たような模様で青と緑の寒色系の服だった。
ティオ「モール、どうしたの?」
モール「ティオ、今まで失っていた光の三姉妹の次女としての記憶が戻りました」
ティオ「記憶が戻った?まさか、モールが光の三姉妹の次女だったの!?」
ローラ「その通りよ。私は光の三姉妹の三女、ローラ。よろしくね」
ガッシュ「よろしくなのだ」
ティオ「ちょっと待って、光の三姉妹の長女がいないわ!」
老婆「長女ならここにいるよ」
ティオ「ここって…」
ティオは老婆を凝視した。
ティオ「ひょっとして…あなたが光の三姉妹の長女?」
老婆「あんた、あたしが光の三姉妹の長女だと疑っているのかい?だったら、本当の姿を見せてあげるよ」
老婆は光を放った。光が弱くなると、そこには少しメイクが濃くて目つきも若干きつく、紫基調でピンクのラインもある服装の美女がいた。
ガッシュ「おお!」
ティオ「お婆さんが…、若返った…」
ベルベーラ「あれは仮の姿だよ。こっちがあたしの本来の姿であたしの名前は光の三姉妹の長女、ベルベーラ。ようこそ、魔界の王と聖なる光を宿したペンダントを受け継ぐ者よ」
なんと、モールと謎の老婆の正体は光の三姉妹だった。
これで今回の話は終わりです。
今回はキッドとナゾナゾ博士の感動の再会や、闇の魔物の分身との戦いを描きました。
闇の魔物の分身の元ネタはイグアナはエメゴジことジラがモチーフで、アンキロサウルスはアンギラス、プテラノドンはラドンがモデルになっています。今回で初登場した光の三姉妹は平成モスラ三部作のエリアス三姉妹がモデルで、モールとローラはモルとロラ、長女のベルベーラはベルベラが元ネタで、老人の姿はゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃の伊佐山教授っぽい雰囲気の老婆として描きました。闇の魔物の肉体の一部から誕生した描写はシン・ゴジラでゴジラの肉片から第五形態のゴジラが形成させる没シーンがあったそうなので、それを再利用する形で描きました。
また、原作であったナゾナゾ博士の『ウ・ソ・』はキッドのあの顔芸も面白かったので、ギャグとしてまたやってみました。
次の話は光の魔物と闇の魔物の正体が明らかになると共に、闇の魔物誕生の秘密が明らかとなります。