彼女はエスパー   作:coltysolty

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場面は茉莉沙と煤無の方へ


告白

茉莉沙が煤無を見つめ戸惑いながら

問いかける

 

「煤無さんって、その・・・彼女とか・・・」

 

煤無は笑いながら答える。

 

「いないよ。わかるかと思うけど、おれ、こんなんだし」

 

「煤無さんは性格もよいし、かっこいいし、運動神経も

抜群なのに・・・・女子の方から寄ってくるでしょう?」

 

「んー。そうでもないよ・・・。きさくに話しかけて

くれるけど、俺みたいなのとつきあっても、ね・・・

 

楽しませることもできないだろうし、サッカー一筋野郎だったから

なんも知らないし・・・」

 

「それがいいんじゃないの!すごく素朴で純粋で・・・」

 

「いや~。サッカー野郎ってさ、チャラいってか、モテるんだけど

俺の場合は、みんなが想像しているのと、実像とに違いが大きくてさ。

 

だから、きっと俺の本質知ったら、がっかりするんじゃないかと思って。

 

別に無理して女子と付き合いたいとか思わなかったし・・・」

 

(だから邪な心がないのね)

 

いたずらっぽい笑顔で茉莉沙が煤無に畳み掛ける

 

「告白されても断るの?」

 

「え・・・・・?あ、ん・・・・今まではピンとくる人が

いなかったけど・・・・

 

もし、茉莉沙さんに告白されたら、そんなの二つ返事で

YESだよ!あ、3文字だな」

 

茉莉沙は満面の笑みで煤無に向き合う

 

「じゃあ、私とつきあってください」

 

「へ???あ???・・・な???・・・・ば・・・・???」

 

「あなたみたいな人、初めて会ったわ。

これまでは、邪な思考しかない人ばかりで

正直、男性なんてみんな同じだと思っていたの。

 

でも、あなたのような人に出会って、私の意識が変わった。

真己人も同じ。木菟君といるとすごく気持ちがいいって。

 

私たちは、あなたたちといると、ホッとするの。」

 

「そんな・・・海藤っちとか・・・やつの方がイケメンだし・・・」

 

「俊君は兄弟みたいなものだから、ときめきはないわ。

それに、俊君は琴美さんとイチャラブ中よ」

 

「へ???・・・あ、そうなの?」

 

「あら・・・・琴美さんに興味があったの?」

 

軽く嫉妬してみせる茉莉沙

 

「いや・・・いや、違います違います。

素敵な人だとは思うけど、ちょっと冷たい感じだし

ぼぼぼぼぼくは、あ、いや俺は・・・茉莉沙さんが

その・・・・

 

憧れってか、そんな、あの、茉莉沙さんみたいな人が

俺を気に入ってくれるなんて、思ってなかったから・・・・」

 

「大好きです」

 

茉莉沙は煤無の方に椅子を近づけて、煤無の手の甲に

自分の手のひらを重ねた。

 

「まままま・・・・茉莉沙さん・・・・」

 

煤無は戸惑いながらも、衝動を抑えきれず

茉莉沙の頬に手を当てて髪をかき分け、自分の体を近づけた。

 

茉莉沙はそっと目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(見つかった!)

 

 

 

 

という真己人の声が、茉莉沙の脳裏に響いた。

 

 

 

茉莉沙はすかさず立ち上がる。

 

「見つかったって!」

 

 

煤無は一瞬のけぞって体制を崩したが

持ち前の瞬発力で、左手でテーブルをつかみ

立て直した。

 

バランスを崩した煤無を支えようと、茉莉沙が煤無の腕を引っ張る

そのとき煤無の体が茉莉沙の方に密着する

 

(やべ・・・・茉莉沙さんって・・・・うわっ・・・胸でかっ・・・

ってか、これ、読まれちゃってんじゃんなーーーーーあーーーー終わったーーーー

 

チーン・・・・)

 

 

茉莉沙は煤無の腕をつかみながら笑った。

 

 

「ふふっ、大丈夫よ!そんなことで軽蔑なんかしないわ。きわめて健全健全!」

 

 

煤無はホッと胸をなでおろした

 

 

「よかったーーーーー。心が裸って、恥ずかしいなー。でも

いちいち言わなくていいってのも、いいかもな・・・・

 

あ、見つかったんだよね。じゃ、行こうか」

 

「うん!行きましょう!」

 

 

どちらともなく手をつなぎ

二人は真己人たちが歩いていった方に進んでいった。

 

 

しばらく進むと、海道、琴美、真己人、木菟の4人が

笑いながら、煤無と茉莉沙の方に向かってきた。

 

「ねーちゃーん。邪魔してごめんよ~」

 

「おい、すっさんに、茉莉沙っち、よくも邪魔してくれたな」

 

海道はこぶしを垂直に差出し、煤無を殴るふりをした。

 

「はあ?かいどっち、こっちこそ、邪魔されちゃったんだけど!!!

すっごくいいとこだったのにーーーーー」

 

煤無は海藤のボディにストレートを決めた。

 

「(ボスッ)痛てっ・・・・てかさ、ぶっちゃけ邪魔したの

弟らじゃね?なあ?・・・えーーーーーおまえら?

 

あれ???いねーーーーーしっ!」

 

 

あたりをキョロキョロ見回すと、木菟と真己人が消えていた。

 

 

 

 

事前に打ち合わせていたように、真己人と木菟は

途中からコースを変えて歩いて行ったのだ

 

「いや~。まっきー、さすがだな。こりゃーふるぼっこされることを

見込んで、さっさと逃げる作戦を立てたのは正解だったな」

 

「だってさーーーー。なんかさ、軽く癪に障ったんだよねーーー

あっちもこっちもラブラブでさーーーー。どうせ、これからずっと

イチャラブできるんだから、今ここでしなくても。ミッション終わってから

やってくれ!って感じだよ」

 

真己人が石ころを蹴りながら、軽く不貞腐れる。

 

「だよな!まあ、でも、結婚式が続くのはよくね?俺ら、

学生で親族だからご祝儀とかいらねーし。飲みほ、食いほだぜ?」

 

木菟が真己人をなだめる

 

「ねーちゃん、結婚しちゃったら、僕、寂しいじゃないか・・・・」

 

はっ、と気づいたように木菟が目を見開く。

 

「そっか・・・じゃさ、マッキーと俺、一緒に暮らしたらどう?

俺ん家こいよ。下宿代は、俺の勉強みてくれるってことでさ」

 

「え・・・・・それって、楽しそう・・・・てか、いいの?」

 

「ああ、いいよ。どうせ家庭教師つけなきゃーとかそういう話も

出てたから、だったら、よく知ってて、成績優秀の

霧雨真己人君を、俺は推薦する!!」

 

「提案してくれてありがとう!なんか、うれしくなってきた。

邪魔すんのやーめよっと」

 

「ははっ・・・マッキーも意外に幼いとこあんだなー。

かわいいな」

 

「なんか、僕たちもラブラブだね?彼女とかつくんないでよ?」

 

「今は、野郎といるのが楽しいからな。彼女とかめんどいし」

 

「じゃあ、ズッキーとの同棲生活を夢見て、ミッション

成功させるか!」

 

「ああ!」

 

二人はハイタッチすると、遠回りして

二組のカップルの方に戻ろうとしていた。

 

 

 

 

 

 




今年は暖冬だそうで。
でも、暖冬だとインフルとか流行りますよね。

私は幸いインフルにかかったことはありません。
予防注射もしたことはなく・・・

皆様もくれぐれも感冒にはお気をつけください
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