彼女はエスパー   作:coltysolty

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今見ている世界は・・・


仮想現実

「ねえ、今みているこの町って

10年後はどうなっているんだろう?」

 

「そうだな・・・きっと全く違った街並みが

広がっているのかもしれない

 

ベクトルは平行のままだけど

その距離はきっと近づいているのかもしれない

 

ひょんなことからそのベクトルが

交わる日がくると

 

信じて生きてきた」

 

「今、見ている景色って本当に存在するものなのか

もしかしたら仮想現実なのか

 

自分がみたいと思っている世界の中で

生きているのか

 

パラレルワールドは幾重にも存在するらしい。

だから私は今、模索している。

どの層に移動したらよいのか・・・

 

あなたに会うことは簡単だけど

そこにずっと存在することはできない

 

自分の時代に戻り

そこで暮らしていかなければならない」

 

「僕は目の前から君がいなくなっても

きっとまたいつか会えるって信じてるよ」

 

「そうね・・・信じる者は救われるって

言うものね・・・

 

どんなに失望しても

幸せが訪れることを信じて疑わなければ

強く生きていけるの」

 

 

 

 

 

 

 

 

処方薬が強かったせいか

琴美はいつもより長い時間眠りに落ちたままだった。

 

極度の興奮状態で気を失い

病院に運ばれた琴美は、安定剤を打たれ

寝たり起きたりを繰り返していた。

 

ショックのため食事は一切喉を通らず

点滴だけで栄養を取っていた。

 

なんとかしなければいけない

いつの時代に戻って

なにをどうしたらよいのか

 

それを考えると激しい頭痛とめまいが襲ってきて

発作を起こしてしまう。

 

このままでは皆を助けることができない。

失敗は許されない。

 

大きな重圧に耐えきれず、琴美は

眠りの中で、海道に問いかけていた。

 

「照橋さん、もしかして

このまま世界は変わらないかもしれない。

 

でもね、思いはずっと変わらないから。

僕が君を思いつづけることは

どの時代に行っても同じだから・・・

 

二度と会えなくなっても。

 

忘れないでくれ」

 

「海藤さん、教えて。

どうしたら皆を助けられるの?

 

私はあなたと寄り添えなかったとしても

皆を助けたい・・・

 

せっかく出会えた大切な仲間・・・

あなたと別の人生を歩むことに

なったとしても、皆を救いたいの」

 

「フライト時間をずらせばいいんだよ」

 

「フライト時間?だって

すでに決まって・・・・・・

 

はっ!そうか・・・・・わかった。

そこに戻って、フライトをチェンジするように

そう仕向ければよいのね」

 

「ああ。君ならできるよ

がんばって。」

 

「海藤さん、ありがとう!」

 

 

 

 

海道の姿は笑顔のままフェイドアウトしていった。

 

 

無事にフライト時刻を変更できることを

祈るばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あのときあーだったら、こーだったら

って思っても
過去には戻れませんねー
今のところ

ドラえもんにでもお願いしないかぎり・・・

ということは
現時点では、後悔しないってことが
一番ですかね。

感謝だけは忘れないよーに(^_-)-☆
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