dead on arrivalってことは・・・・
さて、超能力者たちが結集して人命を救うことができるのか・・・
-集中治療室-
「なぜこんなことに・・・」
酸素マスクをつけられている琴美をみながら
茉莉沙が涙ぐむ
「もしかして・・・・」
海藤が頭を抱える
「かいどっち・・・何かあったのか?」
海道の肩をおさえながら煤無が尋ねる
「もしかして・・・琴美のやつ・・・
未来でなにか見たのかもしれない・・・
ホテルを急に飛び出して行ったんだ。
俺がついていくっていっても、来なくていいって」
声を殺して嗚咽する海藤。
「なあ、まりさ・・・意識がない人の心も
読めるの?」
煤無が茉莉沙に尋ねる
「洞窟の中でラジオを聴いているような感じ・・・
グワングワンって音はするけど、はっきりとは聞こえないの。
映像も電波がとぎれとぎれのワンセグみたいな感じ・・・
見えたり、途切れたり・・・」
「なんでもいい!手がかりをくれ・・・
なんとかしてこいつを助けたいんだ」
海藤が半狂乱になりながら、茉莉沙に助けを求めた。
「にいさん、僕とねーちゃんでやってみるから
落ち着いて。ずっとなにも食べてないだろ。なにか
飲むとか食べてきて。じゃないと、にーさん倒れちゃうよ。
せっかく琴美さんの意識が戻っても、にーさんが倒れたら
意味ないでしょ。ズッキーと煤無にーさんと一緒に
カフェテリアに行ってきなよ」
真己人が優しく提案する。
木菟も海藤の肩を抱きながら、カフェテリアに行くように
促した。
「意識戻りそうだったら、速攻で呼んでくれ」
「うん。すぐ呼ぶよ。安心して」
真己人は煤無と木菟に目配せをして、海道を連れ出すように
合図した。
「ねーちゃん、しっかりして。混沌とした意識を読み取っていったら
なにか手がかりがわかるかも。
おれが書き取るから、ねーちゃんは琴美さんの意識に集中してみて」
真己人は茉莉沙の隣に椅子を近づけ、メモをとる用意をした。
--琴美の意識の中--
懐かしい!あの人が笑ってる。
昔の話をしているのね。入った頃の話。
すごく苦労したのね・・・厳しい先輩に囲まれて。
私はすごい!って思った
だって、できなくてもあきらめないで
密かに努力していたってこと
仕事を持ち帰ってやってた・・・
必死に覚えようとしていた・・・
あんなひどい仕打ちを受けたら
普通のひとなら、ヘタレちゃうのに・・・
負けない!って、気持ちで頑張ったのね・・・
ほんと、ただただ尊敬するわ・・・
今じゃその先輩たちをしのいで
実力トップレベルだものね。
だれもあの人に勝てないわ。
速さと正確さ。そして、誠実な対応。
今では先輩の方を助けていたりするんだものね。
先輩たちも
「入ったころはさー、どうなるんだろ?なんて
思ったけど、あんなに立派になってさぁ~」
なんて言ってる。
手抜きって言葉はあの人の辞書にはない。
そんなにがんばりすぎたら、張り詰めた糸が切れちゃうのに!
なんて、思ったりすることもあったわ・・・
でも、それができないのがあの人なのね・・・
あなたのおかげで、私も仕事を覚えることが
できた。あなたのやり方を真似たのだから・・・
ありがとう
ほんとうにありがとう
だから、あなたが好きだっていうものを
差し入れたかったの
いつだって無理しちゃうあなたに
たまには休んでね、って気持ちで・・・
私は時空の法則を侵してしまったの・・・
だから、この世から消されてしまうわ・・・
幸せになってね
これからもずっと・・・
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「ねえちゃん!!!」
茉莉沙と一緒に琴美の意識に集中していた
真己人が思わず叫んだ
「映像が見えたわ。マッキーも?」
「ああ。俺らが血まみれで倒れている・・・」
「もしかして、琴美さん以外のみんなが
何か事件に巻き込まれたのね・・・
それで、琴美さんが過去に戻って
事実を変えようとした・・・・」
「うん。きっとそうだよ。間違いない。
でも、どうすれば・・・・
僕たちは時間を戻せない。どうやって
琴美ねえさんを助けたらいいの!
シュンにいさんの、サイコキネシスの能力を使って
損傷した内臓をなんとかできないの?」
「できるかもしれないけど、今のシュン君は
動揺しているから難しいかも・・・
おそらく、反対なら簡単なんだろうけど・・・」
「打撃を与えたりするってことでしょ」
「そう・・・」
「なんとか、冷静になってもらって
助けてもらえないかな・・・・」
「わからないわ・・・・医療知識がなければ
どこをどう動かしたらよいか、命令できないと思うの」
「ああああああ!超能力なんてあったって
なんも役に立たないじゃないか!!!!」
「琴美さんは能力を使って、私たちを助けたのよ・・・」
「だからこそ、琴美ねーさんを助けなくちゃだろ!!
どうしたらいいんだ・・・」
茉莉沙と真己人は、もどかしい思いを
どこにもぶつけられずに、ただただ琴美の混沌とした意識を
たどるのが精いっぱいだった。
-続く-
花粉まっただ中・・・
筋肉がいたーい
目もいたーい、かゆーい
ま、でも生きているって証拠ですね。
命ある限り、花粉との戦いは続く・・・・
(目が痛いってパズドラみたいなゲームのやりすぎじゃないの?)←謎