プロローグ
黒い何も無い空間に一人の青年が佇む…
(此処は何処だ?確か俺は、ウッ…)
青年が記憶を辿ろうとすると激しい頭痛に見舞われる。
(そうだ思い出した。俺は●●国のエージェントで諜報活動中に敵に捕まって、拷問を受けてたんだ…)
青年は一つの疑問を覚える。何故拷問を受けていたにも関わらず、痛みを感じないのかと
そこで違和感を感じ、自分の身体に触れてみる。
(手足が付いてる!?拷問の際に切り落とされた筈なのに!?)
そこで青年は悟った。自分は『死んだ』のだと…
(此処が死後の世界なら天国か地獄か?いや、自分が生き残る為とは言え大勢の人の命を奪ってきたんだ。天国は無いか…)
謎の声『そうです。此処は死後の世界です。ですが天国地獄では無く、無です。』
黒い空間に女性の声が響く。
「貴方は?無とはいったい?」
謎の声『私は、そうですね…メシアと名乗っておきましょう。無とは言葉通りです。此処には何もありませんし、何も生みません。あなたは生前多くの命を殺めてきました。その中には罪の無い民もいました。』
彼は国の命令とはいえ、他国の要人が集まる所で爆破テロを行った事もあった。その爆破の余波で巻添えを喰らった人も少なくないであろう。
メシア『本来なら大きな罪を犯した者は永遠に無の中に閉じ込める事になっています。あなたもその例ですね』
「それでメシア様が重犯罪者である、俺に何の用ですかね?」
メシア『私はあなたに可能性を見ました』
「可能性?」
メシア『はい。あなたの死ぬ前の記憶を視させて頂きました。あなたは半年にも及ぶ拷問、手足の指を一本一本潰され眼球を抉られ更には四肢を切り落とされても、最後まで理性を保ちあなたは口を割りませんでした』
「どっちにしても死ぬ事が分かってたから、敵さんをイライラさせたかっただけですよ…」
メシア『それでもです。あなたは一振りの剣の用な物です。持つ者によって人を生かす活人剣、人を殺す殺人剣にもなります。そして●●国はあなたを殺人剣として扱いました…』
其処でメシア一旦区切り
メシア『あなたは環境に恵まれなかった。生きる事も死ぬ事も自分の意志では決められなかったのです』
「………」
メシア『故に私はあなたに可能性を見いだし、もう一度人生をやり直させる事にしました』
「もう一度やり直す?」
メシア『はい。あなたには異世界転生をしてもらいます』
「異世界転生ですか…」
メシア『あなたは其処で人類に仇なす魔獣ホラーを狩って頂きます。これはその魔獣ホラーを狩るための唯一の武器です。受け取り下さい』
青年の手が光だし、神々しい一振りの剣を持たされる。
メシア『念じれば出したりしまったりする事ができます。その剣で空間を斬れば、其所から鎧を召喚する事ができます。………そろそろ時間ですね。最後に聞きますが、その剣で人類を救って頂けませんか?』
「どっち道やらなければ、此処から出られないのでしょう?ならやりますよ」
メシア『ふふっそうですか。それではあなたに祝福を…』
「チャンスを与えて頂きありがとうございました。メシア様」
青年の身体は発光し、やがて光が消えると青年の姿は見えなくなった。
そこでメシアは思案する。何かを忘れているようなと…
メシア『鎧を召喚出来るのは99.9秒って伝えるの忘れたぁぁぁ』
メシアは意外にうっかりさんなのであった。
これが大惨事を引き起こす事になる。
オリ主side
俺はメシア様に異世界転生してもらい、状況確認をする。
辺りは森…メシア様もうちょっと人里に召喚してくださいよ。
言われた通り剣の出ししまいは念ずる事によって出来た。鎧の召喚と解除も問題なく出来た………
とりあえず辺りを散策しますかね?
散策してみたが何ここ?なんかスライム状の生物がいたり、水辺には女性?の片乳出した筋肉もりもりマッチョマンの変態!?
もうおうちに帰る………帰る家が無いが
あまりの出来事に現実逃避してしまったが、此処には食料になるものが豊富にあるから、取り敢えず此処を拠点に修行をしよう。
力を貰ったからと言って使いこなせなければ意味が無い。せっかくのもう一度の人生、いきなりホラーと戦って頓死とかしたくないのだ。
取り敢えず鎧を装着した状態で素振りでもしますかね…
修行開始数分後、俺はピンチに陥っていた。
「グゥゥゥ、ナンダゴレハ…ゴコロガジハイザレル…ヤミガ」
ナンデドウシテ?俺はパニックに陥っていると空から一枚の紙が降ってくる。
『お伝え忘れていましたが鎧を99.9秒以上展開すると、鎧に喰われます。鎧を使う場合は早めに解除してください。メシアより』
「メシア様ぁぁぁオゾいぃぃぃ!!」
俺は鎧に半ば喰われ鎧を変形させ暴れまわった。
だがこのままでは良くない、自分もそうだが辺りの自然破壊も大変な事になってきた。
其処で半分の意識で脳をフル稼働させ考える。
もう鎧、闇を切り離すのは無理そうだ。ならば受け入れ克服し理性で飼い慣らす!!
鎧と格闘する事数時間、ようやく抑えられた。だが辺りが大変な事になってる………
見なかった事にしよう。そしてメシア様、会うことがあったら一発殴ろう(使命感)
さて数時間掛けて鎧を制御をしたのだが、暴れた影響か黒くて何処かガーゴイルを思わせる生物が大量に湧いてきた。
これがメシア様が言っていたホラーなのであろうか?
まぁ襲ってくるなら斬るまでだ!!
何て言うか…弱い!!すごく弱い!!
と言うか俺が闇を受け入れた事によって強くなったのか?
そして、どうやらこの剣で斬ると相手の力を吸いとれるらしい。斬ったら力が湧いてくるのが分かる。
それと余談だが剣と鎧が黒くなっていた。何それ、カッコいい(小並感)
取り敢えず此処を離れよう。数時間前まで拠点にするって言ってたのに…
自然破壊の容疑で捕まるのもヤダからな、仕方ない。
森を出る途中で漆黒の鎧を纏った馬と遭遇したが、なんか知らんけどなついたから連れてく事にした。
名は雷剛と名付けた。雷剛は手乗りサイズに変身でき、飛ぶ事も出来る。
優秀な仲間が出来た。
俺は雷剛に跨がり森を駆けていく。
続く?
冥界ニュース
『先日使い魔の森にて、たった一夜にして森の二割が消滅しました。当時現場付近にいたザトゥージ氏によると』
『突然轟音がしたと思ったら、禍々しい気配を感じたから離れた瞬間奴が現れたんだよ。巨大な黒い狼がよ!!俺はゲットしようと思ったけど諦めたよ。あれは俺の手には負えない…おそらく上級悪魔、いや最上級悪魔クラスじゃないと相手にならないよ。それと使い魔の森一の暴れ馬がいなくなってたな、あの狼にやられちまったのかも知れねぇなぁ…』
『と証言しており使い魔の森は一時立ち入り禁止区域となっております』
駄文にお付き合い頂きありがとうございます。
闇落ちしない呀様もありだと思うんですよね
取り敢えず続きは書く予定です。
感想等々お待ちしております。