これは良いのか、悪いのか?
前回を越える駄文です。
グラウ竜さんに転移して貰ったが、辺りが騒がしい。
取り敢えず丘の上に立ち辺りを見回して見ると、蝙蝠の翼、鴉の翼、白い翼に頭に輪っか
あれがサーゼクスさんが言っていた『悪魔』『堕天使』『天使』だろう。
でもどうも様子がおかしい。サーゼクスさんの話によると三大勢力は戦争中だったと聞いたが、むしろ協力し合ってるように見える。
よく目を凝らして見ると、三大勢力の人達に囲まれる様に赤い龍と白い龍がいる。
協力して攻撃してるところを見ると、共通の敵として戦ってるようだ。
最前線に見覚えのある後ろ姿を見つける。
あの赤髪はサーゼクスさん!?久し振りだなぁ。
そして何かサーゼクスが叫びながら急速で飛び出した。その先には蝙蝠の翼を生やした女性に向かって、赤い龍が炎を吐いている。
あれはマズイ。サーゼクスさんじゃ間に合わない…
俺は高速で鎧を召喚し音を置き去りにして駆け出した………
セラフォルーside
三大勢力の戦争に突如として現れた二天龍は、私達の事をお構いなしに喧嘩を始めた。
二天龍は地を抉り、天を穿ち三大勢力に大勢の死傷者をもたらした。
三大勢力は戦争どころでは無くなり休戦、そして協力して二天龍の討伐をする事になった。
討伐を開始して数時間、どうも旗色が悪い。
向こうの攻撃は即死級に対し、私達の攻撃にはびくともしていない。
このままでは士気が下がり犠牲者を増やすだけだ。
そう思った私とサーゼクスちゃんは最前線に立ち私は白龍皇、サーゼクスちゃんは赤龍帝を相手にする。
私は白龍皇の一撃をかわしながら氷の魔術をぶつける。
私はこの時、白龍皇との戦いに集中するあまり周りが見えていなかった。
「セラフォルー!?危ない!!」
とサーゼクスちゃんの声で横へ向くと炎が迫ってきていた。
私は悟った。これは避けられない。私はここで死ぬのだと…
とその時、黒い影が私を抱き抱えた。
「お嬢さん大丈夫かい?」
そこには私をお姫様だっこする漆黒の全身鎧を纏った騎士がいた。
「は、はい…お陰様で」
「そうか、それは良かった」
と会話していると、サーゼクスちゃんがやってくる。
「その馬は…君はもしかしてバラゴ君なのか?」
「そうだ。だが今は再開を喜び合う時では無い」
彼、バラゴさんは私を下ろし二天龍に向き合う。
「サーゼクスさん、彼女を頼む。俺があの龍を抑える」
と言い、バラゴさんと二天龍の戦いが始まった。
戦いが始まって数刻、私達は固唾を飲んで見守っていた。
バラゴさんは凄まじい速さで動き二天龍を翻弄しながら、炎の斬撃を飛ばしたり空中に無数の剣を出し放つ。
終始圧倒している様に思えたけど、そうでは無かった。
「下等生物の割にはやるようだが、その程度では我々の体に傷を付けること出来ぬぞ」
そうバラゴさんの攻撃はせいぜい鱗が欠ける位にしか効いていなかった。
「そうだな…このままでは勝てないな」
「ならば諦めろ。我々相手にここまで戦った礼として、苦しませずに一撃で殺してやろう」
「だが引く訳にはいかない!!まだ生きて為すべき事がある!!『牙王降臨』」
バラゴさんはそう叫ぶと、剣を天に掲げ円を切ると凄まじい魔力が噴き出し辺りが見えなくなる。
晴れるとそこには二天龍と同じ大きさの強大な力を感じる漆黒の龍が現れ、口に強大なエネルギーを溜めだす。
「おい、白いのあれはマズイ。協力して迎撃するぞ」
「分かっている」
三匹の龍は同時に最大力の息を吐、きぶつかり合い大爆発を起こした。
爆発が収まるとそこには片膝をつき剣で体を支えている青年と、ボロボロになり血を流し倒れる二天龍。
「バラゴさん!?」
私はいてもたってもいられず、彼に近付き体を支える。
「大丈夫だ少し疲れただけだ…」
彼はほんのり顔を赤くして自分で立ち上がり二天龍に近づく。
二天龍は体を起こし
「み、見事だ…俺を倒すとはな。お前は何者なんだ?」
「俺は…我が名は呀!!暗黒騎士だ!!」
「呀か…その名覚えたぞ」
彼達が話をしていると三大勢力の皆が集まってきて
「早く殺せ!!止めをさせ!!」
などと言っている。
当然だろう、二天龍に親を兄弟を友を殺された者もいるのだ。
すると彼が
「彼達は俺にとって最高の好敵手だった。殺すには惜しい」
三大勢力の恩人である彼に言われ黙る者、それでも憎しみで反発する者もいた。
そんな中、聖書の神が声を上げた。
「分かりました。貴方は私達の恩人です。ですが彼達二天龍を許す事は出来ません。ですので私が神器に封じる事にしましょう」
「ありがとうございます」
彼が聖書の神に礼を言った直後、彼の後ろの空間が歪み門が現れる。
「!?」
オリ主side
俺の要望を何か白い翼の偉そうな人が聞き入れてくれた。
ありがたい。あれだけ強い相手ここで死なすのは忍びない。
「ありがとうございます」
俺が礼をした瞬間、後ろの空間が歪みだす。
どうやら真魔界の門が開いたようだ。
「どうやら、お別れの時間の様だ…」
「バラゴ君、何処へ行くんだい?」
「真魔界、数百年に一度しか開かない門が開かれた。俺はホラー狩りの使命を果たす為に行かなければならない」
「決意は固いのか?」
「あぁ、それが俺の生きる意味だ」
「バラゴさん、なら私も連れてってよ」
「セラフォルー!?」
「セラフォルーさん?すまない、それは出来ない。一度入ったら二度と出てこられないかも知れないんだぞ?」
「私はバラゴさんに命を救われた。恩返しする前にいなくなるなんてやだよ…私も連れてってよ…」
セラフォルーさんは泣き出してしまった。
正直困った。彼女は魅力的で一緒にいれたら楽しいのだろうが彼女にも家族がいるだろうし、それに俺が彼女を守りきれるとも限らない。やはり無理な物は無理なのだ。
どうしたものか思っていると、サーゼクスさんと目が合う。
サーゼクスさんは頷き耳打ちしてきた。
なになに、こう言えばセラフォルーは引いてくれるよ?
なるほど良い事を聞いた。早速試してみよう。
「セラフォルーさん…いやセラ、もし俺が生きてまた逢うことがあったら、俺の家族になってくれないだろうか?」
セラフォルーさんは顔を真っ赤にして眼を擦って良い笑顔で頷いてくれた。
これで憂いは無い。
「それではサーゼクスさん、セラ、また会おう」
俺は別れの言葉残し真魔界の門へと入っていった。
あれっ?今更ながら『家族になって』ってプロポーズみたいじゃね?
続く?
大勢がいる中プロポーズするオリ主がいたそうな…
読んで頂き本当に本当にありがとうございました。
今更ながらだが、恋愛経験が薄い(無いと言っても良い)作者が今後書いていけるのかね?
失踪しないよう頑張ります。
次回原作突入