『ここで速報です。先日起こった無差別連続殺傷事件の犯人が逮捕されました。犯人は「人を殺す快感がたまらなかった」などと供述しており─』
正直通り魔殺人や、強盗その他の犯罪があったとしてもこのように最初は怖がるがすぐにその恐怖を忘れてしまうだろう
自分には関係ない遠い場所で起こったから、またはそんなことに集中している暇はないなどの理由が挙げられる
別にこれを悪いとは思ってはいない。身近に殺人の恐怖を感じられないほど日本が安全だとも言うことが出来るし、いままでの自分もそう同じように思ったはずだ。
そう、今までは。
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いやおかしいだろ普通に考えて。
新聞配達の自転車に乗ってたらそのまま横から刺されるって。どうやって刺したんだよあの通り魔野郎...おかげで自転車横転からの顔からグチャア+刺し傷の痛みで死亡てなんやねん
しかも朝4時半だぞ4時半 ! 4時半に通り魔ってお前完全に無差別っつーより俺ダイレクトで狙ってきてるだろあいつまじゆるせん
正直死んだのはそこまで...と言った感じ。死んだら死んだで別に良かった。
悔いがないなんてことはない、親孝行も十分にできてもいないし結婚もできなかった。まぁもうそれも過去の話だ
そこで俺に起こったのが転生
すぐに転生したことに気づいた訳じゃあなかった
幼少期はなにも不思議に思う事はなく、ただ普通にこの街での日常を送っていた。なにも違和感なんて感じていなかった
『それでは今日の杜王町radio、どうもメインパーソナリティのカイ・ハラダです───』
「もうあさか〜、いや〜飲み明かしたなぁ..」
「おいおいもう終わりかぁ ? もうちょっと酒を楽しもうぜ新人さんよォ」
自分はもう朝の方からから仕事があるんで、そういいながら店から出ていく。
急いで路地裏を通り抜けて自分の仕事場がある場所へ向かう、その時であった。
「次はこいつか...この矢も随分な気分屋で困りものだな」
なにかを穿つような音が聞こえ、そこで自分の意識が途絶えた
どうやら自分は路地裏で気を失っていたようだ。一体ここで自分は何をしていたんだろうと考えながら携帯を開ける。
時刻はもう少しで仕事に遅刻しそうな時間であったため急いで携帯を閉めて走って仕事場にむかう、その時であった。
「おい、痛ッてぇなぁ兄ちゃん ! 今の衝撃で肩を外れちまったァ...ど
う落とし前つけてくれんだァ?」
妙な輩に目をつけられてしまった。これから仕事だというのに勘弁してくれ...、ちゃんと前見て歩かないとやっぱ危ないなぁ
「なに無視してんだよああん!? これは重傷だよなァ 、そうだな...ざっ
と28万ほど払ってもらおうか....へへ..」
自分急いでるんで、そう言いながら右手でこの男を制しようとすると手のひらからオレンジ色の粉のようなものが出てきた
「ンン...? なんだァこりゃあ..喧嘩売ってんのかてめぇ..? この小林玉美によォ」
そういいながらこの「小林 玉美」はオレンジ色をした粉に触れたその瞬間、触れた彼の人差し指が吹き飛んだ
「ひ━━ぃぎゃあああああッッッ!!? お...俺の指がァああ━━」
なんなんだこれはと自分でも驚いている。曲がりなりにも自分の手のひらから出てきたものだ,自分はいつの間にかマジシャンにでもなっていたのだろうか
「なんなんだぁ...なんなんだァテメェはよォ────!!
まさか俺と同じような....」
大丈夫かと親切心から彼に手を差し伸べるも当の本人の彼から逃げられてしまう
「よッよるんじゃあねぇッ! ひぃいいい──!!!」
なんだったんだ一体、まだ自分は酔いから覚めていないのだろうか。
会社についたら顔を洗おう..。
えーと、なんだっけ彼の名前..。
あーそうそう小林玉美だっけ。彼が落とした財布から免許証を取り出し彼の名前をつぶやく
────ここは夢なのか現実なのか
まだ意識が朦朧としている状態でその日は会社へと向かった。
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結局今日あったことは夢だったのだろうか、いやそうではないだろうと自分の部屋のイスに座り考え込む
現に彼の免許証とともに財布をもっていることが何よりの証拠だ、
そうなると自分の手のひらからでた粉も現実のものとなる
自分の手のひらを何度も見るがただの普通の手のひらだ。
『──君は自分の能力に気づいているのか』
不意に声が聞こえた。そのとき頭が割れるように痛んだ。脳に異物が入り込むような感覚、いや奥底から引き出されるような感覚。
その時思い出した、全部ではなく断片的ではあるが。
『なに、落ち着いていればいい──力を、力を認識するんだ──』
自分の部屋のあたり一面を照らすような発行とともに急に目の前に緑色の人型のものが現れた
『そう私だ──私だよ──目の前にいるじゃあないか』
男とも女とも取れるような中性的な声で人型は言葉を連ねていく
『──私の扱い方は今日の小林玉美との出来事で理解しただろう─』
『────何分、突然の出来事だったんで───』
『───断片的な私の能力しかわかっていないと思うがね───』
v緑色をした人型にお前は一体なんなんだ──そう問い詰める
『───いやなに────』
『────私は君であり私は君の手となり足である』
『ただそれだけさ』
そう言い残し彼か彼女かわからない人型は消えていった
放心状態になった自分は何が何だかわからなくなり部屋に電気を消し、寝に入る。
───また明日考えることにしよう
自分的には短いとおもってるんですがどうなんでしょうね
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