カミ:うるさいですね。何処のおバカさんですか、こんな事をするのは?
悪魔:地雷っつうか、核地雷を与えた奴のセリフじゃねぇよ。
カミ:おや?悪魔さんはアレが何か知っているのですか?
悪魔:あれだあれ。物質を破壊する能力。
カミ:ミダス王とは違って任意でオフにできますので、暴走しませんよ。
悪魔:触れたものを金にする能力で、飲み物も食べ物も金になったあれだな。神話における代表的な地雷能力。
それはおいといて、どっちかというと、任意の段階までに破壊を抑えないと駄目だろ、あの能力。
カミ:おや?やはりわかってしまいましたか?
悪魔:最初から『核』地雷って言ってんだろうが。E=MC2乗。
空気の原子を破壊してエネルギーに変換、一種の核爆発だろうが。敵に触れてから発動しても核爆発するけどさ。むしろ質量が増えて威力があがる。
カミ:古くからティル○ウェイトという呪文もありますから、殊更特殊という訳でもありませんよ。
ゼロ距離ティルト○ェイトフィンガーは強そうですよ。
悪魔:あっちは放射線がでないで敵にだけダメージを与えるクリーンな呪文、此方は敵も味方も巻き込む自爆技。全然違うわ。
あと何気に恐ろしい技を開発すんな。
カミ:握壊の術式はこんな技だと思っていたのですが、どうなんでしょうね?
悪魔:流石にそこまで威力はねぇよ。あと自爆もしねぇよ。
カミ:そういえば、メガ○テは何故味方を巻き込まないんでしょうかね?
悪魔:そういうゲームだからだよ!
悪魔:……なあ、何人にこの能力を与えたんだ?
カミ:ざっと100人くらいですかね?大人気でした。
悪魔:多過ぎじゃい!放射線がヤバい!
カミ:放射性物質を生成する訳ではないので安全ですよ。瞬間的なものですから。
悪魔:そういう問題か⁉
悪魔:そういえば気になるヤツがいるんだが。
カミ:露骨に現実逃避する悪魔さんとは珍しいですね。どなたでしょうか?
悪魔:能力なぞいらない、今のままの自分でいいと言ったヤツがいただろ。
カミ:いましたね。
悪魔:……なあ、どっちの発言を受けたんだ?いらないなのか今のままなのか。
カミ:ちゃんと今のままで『神のレールから外れる能力』と『神のレールから外れる能力を伝播させる能力』を維持したまま送りましたよ。その代わりにフィジカルをこの世界の人間平均までブーストできなかったので弱いし、言語も通じないから苦労するでしょうが。
悪魔:この世界のコンセプトからすると問題ないか?
カミ:意図的に『魔力を持たない人と魔力を持つ魔族が争う事』を私が義務付けた世界だからですか?それらが解消されて後々には平和になっている可能性もありますね。まあ伝播スピードにもよりますが、100年200年では無理でしょう。彼も自身の能力を知らないでしょうし。
悪魔:最初から平和にしろよ。
カミ:悪魔さん悪魔さん。平和とは勝ち取るものなのですよ。与えられた平穏を貪るような愚民を私は必要としません。
悪魔:
カミ:それもそうですね。
とりあえず、全てを破壊する能力はいらない。全てを無くす(エントロピー的には最悪で感情のないQBさんが怒り狂いそうだし、空気を消し去って埋め合わせの暴風に襲われるだろうが)とかもっと安全で物騒な能力はあります。
神秘のないこの世界、全ての人間が幻想殺しを持っていても証明できません。必ず自分が無能力であることを確認してから転生させてもらいましょう。