ベル・クラネルとアイズ・ヴァレンシュタイン 【台本式Ver】 作:へたくそ
ベル「あの!僕をファミリアに入れてください!」
神「他をあたってくれ。お前みたいな貧弱そうなやつが入れるほどうちのファミリアは甘くないんだよ」
そう言いながらドアを閉められた。エイナさんが紹介してくれたファミリアはここで最後だったの…、一体どうしたら
3時間前
ベル「あ、あの。冒険者になりたんですけど…」
エイナ「初めまして。私はエイナ・チュールと言います。冒険者になりたいと言うとまだファミリアには入ってはいないという事ですか?」
ベル「はい、今日ここに着いたばかりで。冒険者になるにはここに来るのが一番だと言われて来ました。」
エイナ「そうですか。それなら私が今から紹介できるファミリアにリストを持ってくるので少しお待ちください。それとこれから少し冒険者になるための講義を受けてもらいます。と言っても1時間程度で終わるのでそんなに身構えなくても大丈夫ですよ。」
ベル「分かりました!」
(ランドロックさんに教えてもらってないことも教えてもらおう)
そしてその後エイナにこってり絞られたベルはぐったりして待合室のソファーに寝っ転がっていた
エイナ「ベル君大丈夫?この後ファミリアに回れるの?」
ベルを絞った張本人がなんの悪びれもなく言う。
ベル「エイナさんきつ過ぎですよ…。少し休めばなんとか行けると思います」
エイナ「まったくそんなんじゃ冒険者になっても頼りにされないよ?」
ベル「そんなぁ~…」
エイナ「もう、そんな落ち込まないの。ファミリアの紹介リスト持ってくるから少し休んでいなさい」
お茶を出したエイナはリストを取りに部屋を出て行った
エイナがベルに砕けた言葉を使っているのは講習中にベルの甘すぎる考えのあまり気合を入れすぎ敬語を使っていなかった事と、年齢的に弟みたいだと思ってしまったため正式な場以外ではこういった口調になってしまった
ベル(エイナさん本当に厳しかったなぁ、でもこれでダンジョンで安全を確保しながら冒険ができる!)
そう思いながらエイナの入れてくれたお茶に手を出すと
ベル「このお茶、美味しい…」
特別美味しいわけでもなく、何となくそんな言葉がポツリと出た
エイナ「それは少し特殊で疲労回復効果があるんだよ?頑張ったベル君へのご褒美みたいな感じかな」
ベル「そうだったんですか。ありがとうございます!」
エイナ「どういたしまして。さて、これが私の紹介できるファミリアのリストだよ。ベル君ならきっと入れると思うから頑張って!それとベル君の担当アドバイザーは私になったからギルドに用があるときは私を呼んでね?」
ベル「はい!それじゃ行ってきます!!」
そう言い残しベルはファミリアのドアを片っ端から叩いていったが結果は惨敗。
エイナからもらったリストには30以上のファミリアが記載されているが全て断られてしまった。
ベル「どうしよ、せっかくエイナさんが紹介してくれたのに。これだけ回っても入れてくれないなんて一体僕の何が…」
お前みたい貧弱なやつはお断りだ
なんかの冗談か?サポーターもろくに務まりそうにもないじゃないか!はっはっは!
あんたみたいなひょろいガキは雑用で十分だよ
次から次へと出てくる自分に向けられた言葉。見た目が弱そうだから、それだけで冒険者になれない。眷属にもファミリアにも入れてくれないのだ
ベル(どうしたら、一体どうしたらいいんだ…分からないよおじいちゃん)
裏路地の端っこで座り込んでいたベルに一人の金髪の少女が近づき
少女「あの、大丈夫ですか?」
ベル「え…?」
二人が出会った
これがベルのと少女の。二人の物語が始まった瞬間だった