その後、ホテルでレポートを纏めた5人は就寝しようとするがレイは見回りをしてくると言って昼間の手配魔獣が出た高台に向かった
レイ「……。いい加減に出てこい〈怪盗紳士〉」
怪盗「やはり分かっていたか」
レイの背後に仮面をつけマントを羽織った男が現れた
レイ「なぜこの街にいる?」
怪盗「〈美〉を追い求めてこの街に来ただけさ」
レイ「お前の言う〈美〉が俺の仲間達を傷つけるものなら容赦はしないぞ」
そう言って振り返ったレイの目は赤くなっており、体からはバチバチッと稲妻が走っていた
怪盗「それが噂に聞く君の〈力〉か。実に興味深い!」
そしてブルブランが戦闘態勢を取ろうと時…
「ちょっと待ちなさいな!!」
1人の女性がブルブランの横に転移してきた
「ブルブラン!貴方、何勝手な事をやってるんですの!?」
怪盗「〈神速〉か。心配しなくても大丈夫だ。これからは始まる戦いは余興のような物だ。そうだ、折角だから君も参加しないかい?」
神速「で、ですが…」
怪盗「具体的な指示を受けていないのなら問題ないのではないか?」
神速「ああ、もう!分かりました!」
そう言って女性は大剣と盾を、ブルブランはステッキを構える。しかしレイはいつもの鉤爪ではなく黒い剣と槍を構える
神速「鉄機隊筆頭〈神速〉のデュバリィ、尋常に勝負ですわ!」
怪盗「執行者No.X〈怪盗紳士〉ブルブラン参る」
レイ「鉄道憲兵隊大尉、〈迅雷〉のレイ・リーヴェルト。敵を殲滅する」
神速「ハアッ!」
デュバリィは一瞬でレイの背後に移動し大剣を振り下ろすが…
レイ「甘い!」
レイは体を少し動かすだけでデュバリィの大剣をかわした
レイ「ヘルラッシュ!」
-ズガガガガガ!!
レイは右手に持った剣を超高速で動かし、デュバリィを攻撃する
神速「ちょ…!クッ…キャアァァァァッ!!」
着ていた鎧のおかげでそれほどダメージは無かったが威力は落ちず、デュバリィは吹き飛んだ
怪盗「ならこれはどうかな?」
ブルブランがレイめがけて炎のアーツを放つが…
レイ「シッ!」
レイはブルブランのアーツを黒い槍でいとも簡単に切り裂き、ブルブランの目の前に現れてデュバリィの元に蹴り飛ばす
神速「こ…これが噂に聞く…」
怪盗「フハハハハ!やはり素晴らしい!!」
レイ「まだ10%位しか〈力〉を出してないがな」
神速「じゅっ…10%で私達2人相手に圧倒しているんですの?!」
レイ「さて…あまり遅くまで外出していると仲間達が心配するからな。一気に決めさせてもらう」
そう言ってレイは剣に赤黒いエネルギーをためていく
レイ「くらえ……ヘルスラッシュ!!」
黒い剣から放たれた漆黒の斬撃が2人に向かっていく
神速「なっ…何ですの?!」
怪盗「おおおお!!」
そして2人は斬撃を防ぐ暇も無く、まともに喰らってしまった
神速「まさかここまでとは……」
怪盗「彼の持つ〈力〉……これほどまでに素晴らしい物だとは思わなかった。それでは〈神速〉、私は先に失礼させてもらうよ」
そう言うとブルブランは転移の術でこの場から消えた
神速「もう!本当に自由過ぎる男ですわ!〈執行者〉としての自覚は無いんですの?!」
先に消えた男に対して愚痴を言いながらデュバリィも転移の術でこの場から消えた。そして周囲に敵の気配が無いことを確認したレイは剣と槍をしまって〈ホテル・エスメラルダ〉へと帰還した
レイの残りの武器は漆黒の槍と剣でした。設定に追加しました