-特務支援課
ロイド「ここが特務支援課だ。入ってくれ」
レイ「失礼する」
ミル「失礼します」
ロイドに言われて特務支援課に入るとソファーに座った男2人と女1人とパソコンの前に女性がいた
?「おうロイド、お嬢。パトロール、ご苦労さん。ん?そっちの2人は?」
ロイド「さっき通信で話した引ったくり犯の逮捕に協力してくれた人達だ」
?「そうなんですか。まだ若いのに凄いんですね」
レイ「まぁ、普段から鍛えてますから」
ミル「私は飛んできたバッグをキャッチしただけですけどね。ところで貴方達は?」
ミルディーヌにそう言われた4人は立ち上がり、自己紹介を始める
?「おっと悪い、自己紹介がまだだったな。俺はランディ…ランディ・オルランドだ」
?「ティオ・プラトーです」
?「私はノエル・シーカーです」
?「ワジ・ヘミスフィアだよ」
レイ「帝国正規軍・鉄道憲兵隊所属レイ・リーヴェルト大尉です。今回はよろしくお願いします」
ミル「レイ兄様の恋人のミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンです」
2人の自己紹介に特務支援課の面々は驚く
ノエル「て、鉄道憲兵隊ってあの帝国で最精鋭と言われている……!?しかもその若さで大尉!?」
ランディ「その年で所属って…マジかよ……!?(汗)」
エリィ「それも驚きだけど、私はこっちの子に驚いたわ……!(汗)」
ティオ「カイエンというと……確かエレボニアで皇帝の次に権力がある〈四大名門〉の筆頭の名字ではなかったかと……!」
ロイド「それに正規軍と〈四大名門〉は簡単に言えば仲が悪く、いつ戦いが起きてもおかしくないと聞いてる……。その身内と正規軍の人間が恋仲とは……」
ミル「確かにそうですが、私達にはそんな事は関係ありません。私はレイ兄様の事を好きになった、レイ兄様も私の事を好きになった。それで良いじゃありませんか♥️」
そう言ってミルディーヌはレイの腕を自分の胸にギュッと当てる
レイ「ミル、あんまりその事を言いふらさないでくれ。恥ずかしいから///」
その時、奥の部屋から中年の男性と少女と白い狼が現れた
?「お前ら、さっきからうるさいぞ」
?「お客さん~?」
?「ウルルル…」
ロイド「あっ、セルゲイ課長。先程通信で話した人達です」
セルゲイ「おう、そうか。特務支援課の課長をやってるセルゲイだ」
エリィ「この子はキーアちゃん。私達が保護したの」
キーア「キーアだよ~。お兄ちゃん、お姉ちゃんよろしくね~」
ツァイト「グルルル…ウォン!」
ティオ「あっ、彼は…」
レイ「ツァイトだろ?」
ティオ「えっ?」
ランディ「おいおい、まさかこいつの言っている事が分かるのかよ?」
キーア「そうなの?お兄ちゃん凄~い!」
レイ「ああ。『私の名はツァイト。お前、なかなか強力な“力”を持っているな』って言ってる」
ロイド「強力な“力”?」
ツァイトにそう言われたレイはフッと軽く笑い、一言
レイ「さすが神狼、よく分かったな。ご褒美に見せてやるよ。俺の中にある“力”を…」
そしてレイは一度深呼吸して目を閉じ…
レイ「邪竜吼!!」
邪神竜の力を解放する
エリィ「キャアッ!?」
ノエル「こっ、これが…」
ロイド「彼の中に眠る“力”か!」
ティオ「物凄い圧力です…!」
ランディ「まるで『ウォークライ』みたいだぜ(小声)」
そしてレイは目を閉じて邪竜吼の発動を止めた
レイ「今ので30%位だ」
ロイド「い、今ので30%!?」
ランディ「全部解放したらどんだけなんだよ……(汗)」
その後、レイとミルディーヌは特務支援課のメンバーとお互いの過去話や情報交換、そしてミルディーヌがどうやってレイと出会ったのか等の色々な話をしてその日は終えた