【完結】迅雷の軌跡   作:カオスカラミティ

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赤い星座のシャーリィ

ミュラーの報告でオルキスタワーの地下に帝国の2大猟兵団の1つ―〈赤い星座〉が現れたと聞いたレイはミルディーヌをオリヴァルトの部屋に避難させた後、急いで地下へと向かうと…

 

レイ「っ!!これは…」

 

オルキスタワーの警備をしていた者達の死体が転がっており、目の前には〈赤い星座〉のメンバーがいた

 

?「あれ?また獲物が来たねぇ~」

 

レイ「お前らがこれをやったのか?」

 

?「そうだよぉ~。…って、ん?んん~?」

 

レイ「なっ、何だ?」

 

〈赤い星座〉のメンバーの1人である赤い髪の少女が何故かレイの顔をマジマジと見つめる

 

?「君の顔、どこかで……。あぁっ、思い出した!!君、数年前まで狂戦士(バーサーカー)として恐れられてたでしょ?」

 

レイ「なぜそれを?」

 

?「君、猟兵達の間じゃ結構有名だよ~。1人で猟兵団を壊滅したとか、凶暴な魔獣をいとも簡単に倒したとか。」

 

レイ「よく知ってるな。だが今の俺は鉄道憲兵隊大尉、〈迅雷〉のレイ・リーヴェルトだ」

 

そう言ってレイはカイザークローを装備する

 

?「そっちの事もちゃんと知ってるよ。〈氷の乙女(アイス・メイデン)〉の義弟で冷静に状況を見極めて対処する優れた人物だってね。」

 

そう言って?は巨大なチェーンソー…テスタロッサを取り出す

 

?「そういえばまだ自己紹介してなかったね。私はシャーリィ。シャーリィ・オルランドだよ。噂の人物の力、見せてもらうよ!」

 

レイ「〈迅雷〉のレイ・リーヴェルト、参る!」

 

シャーリィ「ヤアァァァッ!!」

 

戦いが始まると、シャーリィは一気に間合いを詰めてチェーンソーを振り下ろすが…

 

レイ「フッ」

 

レイは横にスッと移動するだけで回避した

 

シャーリィ「まだまだぁぁっ!!」

 

レイ「そんな巨大なチェーンソーを振り回して、本当に女か?」

 

シャーリィ「昔から使ってたから慣れてるんだよ。それより、早く本気になってよ!じゃないと真っ二つになっちゃうよ!」

 

そう言ってシャーリィはテスタロッサを真一文字に振るう

 

レイ「お前相手に本気を出す必要はない」

 

シャーリィ「っ!?」

 

声が聞こえた方を見るとレイがテスタロッサの上に立っていた

 

レイ「お前の武器は巨大な為、攻撃方法は振り下ろすか凪ぎ払うかの2つに1つ。至極読みやすい。デスクローラッシュ!!」

 

シャーリィ「ウワァァァッ!!」

 

レイのクラフトの1つ、〈デスクローラッシュ〉を受けてシャーリィは吹き飛ぶが…

 

シャーリィ「やるじゃん…でもまだまだ闘れるよ。ハアアァァァッ!!」

 

彼女は立ち上がり、猟兵特有のクラフト―〈ウォークライ〉を発動させた

 

シャーリィ「くらえぇぇぇっ!!」

 

ウォークライを発動させたシャーリィはテスタロッサを構えてカッター部分の上部をレイに向ける。すると上部に空いていた穴から弾丸が放たれた

 

レイ「っ!!シッ!!」

 

それを見たレイは一瞬驚いたがすぐに冷静になり、カイザークローで真っ二つにした

 

レイ「その武器の上部の穴、気になっていたがまさかそういう作りになっていたとは……。だが俺には無意味だな」

 

シャーリィ「へっ?」

 

レイ「〈邪竜吼〉!!オォォォォッ!!!」

 

レイが自身の体に宿る〈邪神竜〉の力を10%程解放して赤黒い炎と雷を纏った

 

シャーリィ「何これ……凄ぉぉぉぉい!!ワクワクしてきたよ!!それじゃ、第2ラウンドといこうか!たっぷり楽しませてもらうよ!」

 

2人「ハアッ!」

 

2人は同時に一瞬で間合いを詰め、テスタロッサとカイザークローが火花を散らして交わる

 

シャーリィ「ハアアァァァッ!!」

レイ「ヤアアァァァッ!!」

 

レイ「シャアァァッ!!!」

シャーリィ「デヤァァァッ!!!」

 

―ギィィィィンッ!!!

 

レイとシャーリィによる超高速戦闘が展開されるなか、2人は一旦距離を取ってしっかりと武器を構えてお互いに突撃する

 

レイ「……」

シャーリィ「……。くっ…」

 

突撃した後、2人はしばらく微動だにしなかったが、先に倒れたのはシャーリィだった

 

レイ「俺の勝ちだな」

 

シャーリィ「やるね……さすが〈狂戦士(バーサーカー)〉いや……〈迅雷〉だね。まさか…負けるなんてね」

 

レイ「部隊を撤退させろ。そうすれば命までは奪わん。だが、まだ闘ると言うなら…」

 

シャーリィ「分かったよ…。引き際位、ちゃんと心得てるからさ」

 

そしてシャーリィは部隊に撤退を指示し、共に退こうとした時、レイの方を振り向く

 

シャーリィ「1つ聞きたいんだけどさ。あの〈邪竜吼〉ってやつ、何%位解放したの?」

 

レイ「10%程だ」

 

シャーリィ「たった10%で私を圧倒したんだ…。なら次に会う時は50%位を無理矢理引き出してあげる位に強くなるからね。バイバ~イ」

 

そしてシャーリィはオルキスタワー地下から去っていった。それと入れ替わるように〈特務支援課〉のロイド、ランディ、エリィ、ティオがレイの元に駆けつけてきた

 

ロイド「レイ、大丈夫か!?」

 

ランディ「〈赤い星座〉が現れたって聞いてよ!」

 

エリィ「どこもケガしてない!?」

 

レイ「小さなかすり傷は負ったが、命に関わるような重傷は無い。」

 

ティオ「嘘をついてはいないようですね」

 

レイ「それよりこんな大事件が起きたんだ。事後処理とか色々あるだろう。行くぞ」

 

そう言ってレイは〈特務支援課〉と共に事後処理を行う為、オルキスタワーへと戻った




シャーリィの口調が間違っていたらごめんなさいm(__)m
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