【完結】迅雷の軌跡   作:カオスカラミティ

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レイがアルフィンに騙されてミルディーヌとデートする話です


幕間・ミルディーヌとのデート

特別実習から帰ってきてから数日後のある日の朝

 

~♪~♪

 

レイ「ん?誰だ、こんな朝早くに?はい、こちらレイ・リーヴェルト」

 

アル『あっ、レイさんですか?アルフィンです』

 

レイ「アッ、アルフィン殿下!?なぜ自分のARCUSの番号を!?」

 

アル『クレア大尉に聞きました』

 

アルフィンの言葉を聞いてレイは痛みが走る頭を押さえる

 

レイ(姉さん、何勝手に個人情報を教えてるんだよ~)

 

レイ「それでアルフィン殿下、自分に直接電話してきたのは何か緊急のご用があっての事でしょうか?」

 

アル『そうなんですよ!実は女学院で大変な事件が起きたんです!すぐに来て下さい!』

 

レイ「事件!?分かりました、すぐに向かいます!」

 

その後、レイは速攻でサラとヴァンダイク学院長に外出許可を取り、列車に飛び乗って帝都へ向かった

 

-数十分後、帝都に到着したレイは近くにいた鉄道憲兵隊員に頼んで聖アストライア女学院に送ってもらった

 

レイ「巡回中にすまなかったな」

 

隊員「いえ、レイ大尉も頑張って下さい」

 

そして隊員は巡回に戻り、レイは女学院の正門前に立つ。すると、タイミングを見計らったようにアルフィンが出てきた

 

アル「お待ちしてましたレイ大尉、どうぞお入り下さい」

 

レイ「失礼する」

 

アルフィンの後を追い、女学院の中を進むが妙な違和感を覚えた

 

レイ(おかしいな?今の時間帯なら他の学院生もいるはずだが…)

 

そして2人はバラ園に到着し、アルフィンが扉を開くと1人の女生徒が飛び出してきてレイにタックルするような形で抱きついた

 

?「レイ兄様~!」

 

レイ「ガハッ!?ミ、ミルディーヌ?」

 

アル「フフッ。作戦成功ですね」

 

レイ「さ、作戦?一体どういう事だ?」

 

どういう事か理解できずにいるとバラ園からまた1人の女生徒…エリゼが現れた

 

エリゼ「申し訳ありませんレイ大尉…。実は…」

 

エリゼが作戦内容を話し始めた

 

事の発端は数日前にミルディーヌがレイとデートしたいと言い出した事から始まった。1年前に初めてレイと出会ったミルディーヌは上手くレイの心を掴んだ。そして次の段階としてデートに誘おうとしたがデートコースや着ていく服の吟味にかなり時間を取られ、それらが終わっていざデートに誘おうとしたら既にレイはトールズに入学する事になり、入学準備でデートする時間は全く無かったのだ

 

そしてその事を知ったアルフィンはミルディーヌの為に作戦を考えた。その内容は女学院で事件が起きたと嘘をついてレイを呼び出すという簡単な物だった

 

エリゼ「正義感の強いレイ大尉の事だから必ず来ると姫様が…」

 

レイ「マジか…」

 

アル「ごめんなさいレイさん。でもミルディーヌの気持ちも分かってあげて下さい」

 

するとレイは立ち上がり、ミルディーヌの前に立って手を上げる。それを見たミルディーヌは叩かれると思い、ビクッと震えるが予想していた衝撃は来ず、頭に手の感触があったので恐る恐る目を開けてみるとレイがミルディーヌの頭を撫でていた

 

ミル「レイ兄様?」

 

レイ「ゴメンなミルディーヌ。確かにお前の気持ち分かってなかったな。帝都から数十分の学院に入学したのにお前との時間を作ってやれずに申し訳なかった」

 

ミル「い、いえ私の方こそワガママを申してしまって…」

 

レイ「今回くらいのワガママなら逆にありがたいかな?だって、可愛いミルディーヌに会いに行けるんだから」

 

ミル「エェッ!?かっかっ可愛い……ですか///」

 

エリゼ(まるでリィン兄様のようですわ)

 

レイ「さてとこの後は何もする事は無いし、せっかくアルフィン殿下が気を利かせてくれたんだ。ミルディーヌが考えたデートコースを回ろうか?」

 

ミル「は、はい!行きましょうレイ兄様!」

 

そして2人はアルフィンとエリゼにお礼を言って帝都に繰り出した

 

アル「ハァ~、あの2人を見ていたらますますエリゼのお兄様に会いたくなってきたわ」

 

エリゼ「いつか紹介しますからその時まで我慢して下さい」

 

しかしこの数ヶ月後にアルフィンの願いは叶うのだがそれはまた別のお話

 

 

一方、帝都へデートに出かけた2人は

レイ「しかし、まさか祝日で女学院が休みの時を狙って呼び出すとは…アルフィン殿下、なかなかの策士だな」

 

ミル「恋愛ごとに関しては彼女の右に出る者はいませんから。それよりレイ兄様、そろそろ到着ですよ」

 

そう言ってミルディーヌが立ち止まった所はオシャレなカフェだった

 

ミル「私の行きつけのカフェです。さっ、入りましょう」

 

2人はカフェに入り、レイはショコラケーキを、ミルディーヌはチーズケーキを注文し飲み物は共に紅茶を注文した

 

-数分後

注文した物が届き、2人は早速いただく

 

レイ「なかなか美味いな」

 

ミル「そうですか?口にあって良かったです」

 

レイ「あ、ミル」

 

ミル「何でしょう?」

 

レイ「口元についてるぞ」

 

そう言ってレイはミルの口元についていたケーキのソースを指で取り、そのまま口に運ぶ

 

ミル「~~~っ!?///」

 

その後、ミルディーヌは顔を赤くしながらもチーズケーキを完食した

 

ミル「では次はレイ兄様の服を選びに行きましょう」

 

-数十分後

レイ「新しい店が出来てたのか」

 

ミル「ええ、先日開店したばかりですが良い品ばかりですよ」

 

レイ「そうか。それじゃ入ろう」

 

 

ミル「なかなか似合ってますよ」

 

レイ「そうか?赤も良いが黒は無いか?」

 

ミル「それでしたらこの赤黒い服はどうでしょう?」

 

レイ「良いな。よし購入しよう」

 

その後、服を購入した2人はレイの希望で雑貨屋に来ていた

 

レイ「好きに見てて良いからな」

 

ミル「はい!」

 

ミルディーヌが自分の傍を離れた瞬間にレイは横にあったネックレスを手に取る

 

レイ「これ良いな。ください」

 

店員「はい。デートですか?」

 

レイ「そうですね」

 

店員「美男美女で憧れちゃいますね。はい、包装もしときましたよ」

 

レイ「ありがとうございます」

 

その後、2人は他にも色々な所を回って目一杯楽しんだ

 

-夕方・ヘイムダル駅

レイ「今日はありがとうな。とても有意義な時間を過ごせた」

 

ミル「いえ、こちらこそ。」

 

レイ「そうだミル、今日付き合ってくれたお礼だ」

 

レイが差し出したのは先程の雑貨屋で買ったものだった。そしてミルディーヌがその袋を開けると中に入っていたのは薄緑色のネックレスだった

 

ミル「とても綺麗…。ありがとうございます!大切にします!」

 

レイ「ああ、それじゃまた次の自由行動日にな」

 

ミル「はい!レイ兄様、気をつけて」

 

レイ「ミルも気をつけてな」

 

そしてレイはトリスタ行きの列車に乗って学院に帰還した




結構長くなってしまいました。申し訳ありません
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