デジタル リアライズ 作:棃音
可能な限りの偽造をさせた後
「終わったか、ありがとうな」
「いえ、ご命令とあらばお安いご用です」
「また何かあれば頼む」
「かしこまりました」
「終わったようですね」
「ああ、助かった」
端末を返す
「さて、はー……めんど…」
「ん?」
「あなたの居住区は、音路と同じ部屋……にでもしておきましょうか、僕は興味ありませんが血縁者でもないのに年頃の男女が同じ部屋で夜を過ごすというのは世間的にまずい」
「……うむ……」
「まあ、難しい話は先に済ませるか……おい!音路!」
トタトタと部屋に入ってくる
「なに?うるさいんだけど」
「……今から、むずかしーい話をします」
「はい?」
「我が家に、住人が増えるんですよ」
「へ?」
「所謂居候が、増えるんだって事だ」
「はぁぁぁぁぁっ!?」
「まあ、そうなるのはわかるが、上にはナシが通ってんだ、大人しく受け入れやがれ」
「えっいや……どういう事?」
「まあ、難しい話なんだわ、しんどい話なんだわ……」
「いや、どうでもいいから、どういうこと?」
「端的に言うとニアは、お前の部屋に、住む!それは、親も、了承済み」
「嘘でしょ、わけわからないんだけど……」
「考えろよ、僕の部屋に入れてみ?世間の目を考えろよ」
「……ないわー…ってなるから?」
「そー言う事だ」
「…………」
「だがな、まあ……」
棃音は適当なホラ話を熱く語った
「……そっかぁ……大変だったんですね…ニアさん…」
(巨城……墜つ…!)」
「いや……なんだ…その、あんまりだな……」
「ところでニアさん、手続きは?」
「……あー!あぁ!終わってる、心配はないさ」
「good……もう一つ報告ができた」
「え?」
「ニアさんもお前んとこの学校に通うことになった」
「……なんで?」
「いや、元は遠いとこに居たから……」
「あー……」
「今ならギリ入学に間に合う」
「いや間に合わ……入学?」
「あ、そこもか、お前と同い年だぞ」
「えっ……兄さんがさん付けしてるから年上なのかと……」
「それも変なのか?」
「まあ確かに年長者からの敬語は気になって居たな」
「うぇー……めんっどくせぇ……」
「いや、私は変えなくてもいいけど変なイメージついちゃうよ?」
「……せやなぁ…」
「ま、まあ、なんだ、無理はするなよ……」
「でも身長同じくらいだから同い年の方が違和感ないや……改めてよろしくね!」
「ああ、親近感が湧いた方が仲良くし易い…と言うことだろうか……まあ、なんだ、よろしく…」
「とりあえず、やること、山ほどありますよ、例えば制服、そしてまあ学力は問題ないとして、部屋の模様替え……etc」
「ああ……そうだな」