ソードアート・レジェンド   作:にゃはっふー

1 / 77
数々のテーマをもとに、進め、妥協、挫折する難しいテーマ。

ソードアート・オンラインは難しい。

けれど、ついに納得がいく物語が進められる。

それではどうぞ、彼の物語にお付き合いを。


SAO編
プロローグ・テイルスタート


 それは白い広がる空間だった。

 

 どこまでも広がる白の中に、光りだけがあると考えればいいのか、それはあると認識できる。

 

『始めまして、唐突で悪いけど、君は死にました』

 

 そんなことを言われても始めは困惑するが、意識があって、身体が無い。そのようなことだけが認識できる自分がいた。

 

 その前の記憶は、確か大学へ向かう途中、憂鬱な中、信号が赤のままであるため、仕方なく信号を待っていたはずだ。

 

『そこによそ見運転の車が激突したんだ、君は不幸にも巻き込まれた』

 

 なら、ここは、

 

『生と死の間だよ、君が死ぬのは、こちらの不手際って奴さ。二次創作物は知ってるだろ?』

 

 それは原作がある世界に、神様が間違えて殺したりしたオリ主を転生させるって奴か。

 

 なら俺は、

 

『まさにそれだ、オリ主になれるかは、これから転生特典と努力によるね』

 

 それに俺は驚きながら、おそらく、いや、神様の言葉を待つ。

 

 向こうは心の中が分かるからか、苦笑していた。

 

『神と言っても、不手際を起こして、後で上位に怒られる存在だけどね。まず君の転生先は』

 

 それは『ソードアート・オンライン』と言う、小説に似ている世界らしい。

 

 聞いたことはあるし、アニメを少し見た。

 

 確かデスゲームとか、ユウキと言う少女が死んで悲しい話だ。

 

 それを知ると、向こうは少し困惑する。

 

『人気作なのにそれだけかい? まあ、似た世界であるため、そのデスゲームが起きるかは分からない』

 

 運命を司る神では無いしねと、そう言われたが、どうするべきだろう。

 

 似た世界なら、起こることを考慮するべきだ。

 

 それに、ユウキと言う少女には生きてて欲しい。

 

『おっと、願いは三つまでだぜ。それ以上は不可だ、君が関わることで物語が変わる可能性もあるしね』

 

 それを聞き、どうするべきか。

 

 少し悩み、相談しながら決めよう。

 

 まずは、『デスゲームの被害者を無くしてほしい』だな。

 

『それは不可能だ、もしも起きるとしたら止められないだろう。できるとしたら』

 

 できるとしたら、まず外から強制的にゲーム機を外し、死ぬことを無くすことと、自殺者を無くすこと。

 

 ただし、それは俺が関わらないといけないので、どうしてもデスゲームには参加しなければできないと言う。

 

『方法はこちらで起こせる、君が切っ掛けとして動いてもらう。きっと分かるはずだ』

 

 となると、もしもデスゲームが起こるのなら、俺はデスゲームに参加することになる。

 

 なら一つはデスゲーム対策にしなければ………

 

 次は、『ユウキと言う少女の家族を救ってほしい』だ。

 

 それを言うと、少し黙り込む。

 

 まるでそれは叶えてやりたいがと印象だ、難しいのだろうか?

 

『………ふう、よし、それも難しいが、君の願いそのままではない。ただし、向こうが選べるようにできる』

 

 どういうことだ? 俺はそう考えたが、それ以上答えてくれない。

 

『さあ次だ』

 

 そう言われ、俺は渋々、最後の一つを考え、決めた。

 

 それは、『ゼルダの伝説、退魔の勇者リンクの能力習得』だ。

 

 それを聞き、少しばかり困惑し、理解する。

 

『確かに、ゲームに魔力とかいらないからね』

 

 彼はタイミングが合えば、敵がスローモーションになり、攻撃を叩き込む。時には弓矢、槍やら武器と盾を巧みに操り、崖も自力で上る。

 

 それが火の山にだって上り、雪山もだ。

 

 それも一人、仲間はいるが、ほぼ一人で戦う。

 

 なにより、特別に剣術で戦う訳では無い。ならうってつけではないか?

 

 俺はこれを、頑張って習得したい。

 

『習得かい? 変わっているね』

 

 突然手に入れても、使えないだろう。

 

 なら鍛えて習得したい、なにかおかしいだろうか?

 

 その疑問に答えが来ないまま、それで願いは叶ったと言わんばかりに、意識が遠のく。

 

『それでは良き来世を』

 

 それが神様の最後の言葉だった。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 はっきりと前世の記憶が思い出したのは、五歳であり、夢のような出来事ではあるが、俺ははっきり学生だった記憶があり、前世の教訓を生かすことにした。

 

 勉学と運動をし、好き嫌いを無くす。

 

 親はまあいい人たちで、前世と同じ優しい家族。

 

 そして………

 

 俺は夢の世界に来る。

 

 夢の世界には、一本の剣が地面に刺さり、目の前に骸骨の戦士がいた。

 

 それはまるで俺に剣術を教える、あの勇者のように試練を受ける日々が始まったのだ。

 

 その時の俺は成長していて、何歳か分からないが、それが時折夢の世界で起きては、現実を繰り返す。

 

 そんな日々の中、俺の方針は決まっていた。

 

 まずは主人公の物語には関わらない、そもそも俺はユウキの物語から見始めて、後はまだらで、どこで、なにが、どう起こるか分からない。

 

 なら俺は外側を頑張る。彼がデスゲームクリアをするまで、死者を出さないようプレイする方がいいだろう。

 

 だから俺はこうして、骸骨の戦士から剣術を習う。

 

 時には崖上り、アイテムの料理には驚いた。

 

 そして彼が倒した数々の敵と、彼と同条件で戦う。

 

 熟睡できる時とできない時を繰り返す狭間の中、俺の日々が過ぎていく………

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 16歳、世間はVRゲーム。《ソードアート・オンライン》一色である。

 

 まだ分からないが、俺はこのゲームがゲーム空間にプレイヤーを閉じ込めるゲームと同じ名前だと知っている。

 

 だがそれだけでどうすることもできない、できることは購入して、神様の言葉を思い出す。

 

 まず俺が関わらないと、自殺者や、ゲーム機を外して死ぬプレイヤーの運命は変わらない。

 

 だから、

 

「………」

 

 俺はナーヴギアを手に取り、静かに時間を待つ。

 

「リンクスタート」

 

 そう短く呟き、時間と共に剣の世界へとダイブする。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 はじまりを告げる町で、まず俺が確認したのは、ログアウトできるか否か。

 

 結果、できないと言う事実。

 

 とてつもなく早く判明した。

 

「………」

 

 これでこの世界の《ソードアート・オンライン》はデスゲームと決定された。

 

 ならば次は行動、死なないように町の周りをぐるぐるして、HPが0になりそうなプレイヤーを探す。

 

 少なくてもデスゲーム宣告まで出すわけにはいかない。静かに行動する。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 まず言えば、その心配は無く、宣告の時間か、強制転移で広間に集められた。

 

 デスゲームの開始、GМらしきロープの男は言う。

 

『忠告に外側に電流を流した結果、誰も、ナーヴギアは外されていないため、いまだ死者は出ていない。だが君たちのHPゲージが0になったとき―――』

 

 これでまず一つ、外側からナーヴギアを外して死ぬと言う事態は回避された。

 

 内心安堵するが、表情に出して茅場と仲間と思われる訳にはいかないし、まだこの絶望の中で、どうすればいいか分からない。

 

 しばらくして宣告が終わり、広間には泣き声と怒声、どうすればいいか分からないプレイヤーがわめいていた。

 

 そこに一つのパーティーが現れる。

 

「皆さん聞いてくださいっ」

 

 それは攻略を視野に入れたパーティーであり、彼は言うには、自分たち攻略組を支援するギルドが欲しいとのこと。

 

 ポーションや武器、防具の整備。裏方で働くプレイヤーが欲しい。君たちにはそれをしてほしいと言う内容。

 

 それならば危険な戦闘も極力減らし、かつ外に出られる可能性が開けると演説する。

 

 つまりこれかと、俺が全てを聞き終えた後、前に出た。

 

 それに続くように、何人かのプレイヤーが動く中で、

 

「頼みがある」

 

「頼み?」

 

「まだ小さなプレイヤー、子供がいる」

 

 このゲームはレーティングより下の子供や、まだ気持ちが切り替わっていない者たちもいる。

 

「かわりに働く、彼らの面倒を見たい」

 

「それは………」

 

「………」

 

 そのギルドリーダーは静かに頷き、こうして俺がするべきことは決まった。

 

 俺はこうして日夜エネミーを狩る。

 

 アイテムはなるべく売る。こうして俺こと、アバター名『テイル』、物語の名を刻んで、SAOに挑む………




SAOは駆け足で駆け抜けるので、数話で終わります。

彼の物語はALOからですから、それでも物語はしっかりやるのでよろしくお願いします。

では、お読みいただきありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。