ソードアート・レジェンド   作:にゃはっふー

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言い訳をさせてくれ、出したかったんや。

仕方ないよね、いいよね、そう思いながら組み込んだ。後悔は無い、恐怖はある。なに言ってるんだろう。

と言う訳でゲストキャラクターたちが出てきます。どうぞ。


第46話・雪山フィールド

 乾いた銃声が雪山に響くたび、少し問題ないのかなと思いながら先に進む。

 

「VRの中なのに、どんだけ寒いんだあぁぁぁぁ」

 

 クラインの叫びの中、シノンは自慢のライフル片手に、全員が念のために用意した厚着に着替えながら先へと進む。その中で何人かは《ピリ辛山海焼き》など食べている。

 

 フィールドの探索を初めてしばらく経つが、いまだ誰もボス部屋までたどり着いていない。

 

「ボスはレイド戦なんだから、集合かけたりするのかな?」

 

 ボス攻略は最大七名七パーティ、それでも一つのパーティーでも挑める。弱体化されるが一つのパーティーで攻略できるのだから、このメンバーだけで挑むのもありだ。

 

「それもいいけど、何度も戦えるのならこのメンバーでパターンを見たりしたいな」

 

 キリトやユウキはできれば最大強化されたボスに挑みたいらしい。その場合は募集をかければいい。そんな話をしながら奥へと進むと音が聞こえる。

 

「これは銃声ね」

 

「はい。となると、別のプレイヤーがいるのでしょうか」

 

「………この先か?」

 

 雪山による雪原の中、古びた屋敷が見えだした。

 

「屋敷? 古びた神殿か?」

 

「ともかくここを探索するか。おそらく、他のプレイヤーもここを探索してるんだろう」

 

「なら、調べることにしようか」

 

 こうして古びた屋敷の中に入り、中を探索する。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 中は仕掛けがあるダンジョンであり、屋敷の割に広く、色々見て回るがいろいろなアイテムが手に入る。

 

「宝箱は開けた人によって、そのゲームのアイテムがドロップするみたいだね」

 

「はい、この世界は宝箱、ドロップアイテム、トレードが一部制限されているかわりに、そのプレイヤーが得られる物は元々の世界の物ですね」

 

 フィリアが全て担当するのも問題らしく、ドロップするアイテムも銃があり、それはシノンたち以外手に入れないのは困る。

 

 時々宝箱を開ける者を変えて、偏りが無いように探索していると、

 

「きゅう」

 

「ピナ? どうしたの?」

 

 ピナが何かを見つけて、フィリアが壁を確認する。

 

「あっ、ピナさすが。ここ隠し扉、少し待ってね」

 

「GGOじゃ一緒に冒険できなかったけど、ピナ大活躍ね」

 

 クレハの言葉に喜ぶピナ。フィリアが仕掛けを動かすと、扉が開き、隠し部屋へと中に入る。

 

「これは、鉄球?」

 

 中には立てかけられている物も含め、鎖が付いた鉄の玉がいくつもある。どれも同じで重そうだった。

 

「だな。持てるか?」

 

 クラインが手に取ると専用アイテムで獲得した。

 

「これ、かなり重いぜ。けど使えはするか?」

 

 試しにテイルが持って振り回して使う。

 

 クラインもまた同じようにしてみる。なにかのアイテムではあるのだろう。

 

「他の奴は持てるか?」

 

「俺らは重すぎて、なんか余計に重みがかかってる気がするな」

 

 クラインたちが振り回すさまにキリトは冷静に分析する。

 

 ユウキたちもクラインたちのように鎖を持って振り回してみようとするが、重くて無理と言う声が上がる。

 

 GGOメンバーは、

 

「さすがにね。これ振り回しながら銃が撃てないわよ」

 

「そうね、悪いけどパスさせてもらうわ。クラインが持っているといいわよ」

 

「そうか? テイルもなんか使い慣れてる感があるな」

 

「まあ、色々だな」

 

「お前さんホント、器用だなあ~」

 

 そうクラインが感心する中、鉄球を自在に操り氷を砕いた。

 

「おっ、まさかこれそういうアイテムか。ならオレとテイルで分担するか」

 

「おお」

 

 しばらく探索しに戻る中、キリトとシノンが彼に話しかけて来る。

 

「氷を砕くことがあったの」

 

「ああ。まあいろいろありすぎるが、この程度は思いつくだろう」

 

 それはあると言うことだろう。

 

 やはりと難しい顔になるキリトたちだが、外を少し見ると、

 

「ヒッヤーーーーーッ」

 

「壊すぜ壊すぜ壊し尽くすぜえええええええええ」

 

「俺たち全日本マシンガンラバーズが氷を破壊し尽くすぜええええええ」

 

 外で氷や、氷型のエネミー相手に銃弾をばらまいている男たちがいる。

 

 シノンとクレハはその様子に嫌な顔をして、ヒカリはあれほど撃ちたそうな顔をした。

 

「とりあえずまあ、こいつは氷やらなんやらに役に立つことが分かったし、キリの字たちも他の手段があるようだぜ」

 

「銃の乱射はできないから、よろしく頼むわ」

 

「任せろ」

 

 そう言って彼らは《チェーンハンマー》を持って奥へと進む。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 まさかのアイテムと共に俺たちは奥へと進む。進めば進むほど屋敷は神殿のような場所になり、かなり寒くなる。

 

 そうして奥へと進むと、何人かのパーティーが奥の部屋で固まっていた。

 

「あれは、まさかボス部屋か?」

 

「そうかも。話しかけてみる?」

 

 キリトが代表として話しかけようとするが、

 

「あれシノンさん。お久しぶりです」

 

「あらあなたたち」

 

 シノンがかなりの大柄の黒人アバターの女性たちに気づき、彼らもシノンに気づく。

 

「BoBの選手、シノンか。知り合いなのか」

 

「ええ。数少ない女性アバター仲間ですから」

 

 そう言う彼らにシノンは顔を見て呟く。

 

「GGOキャラクターが多いわね」

 

「ああ。いまのところ氷やそのエネミーには銃弾が効くってのが、このフィールドでの定番だな。だからこそ俺たちGGOチームが先行して、ボス部屋の確認していた」

 

 男はそう説明する中、俺は周りを見た。

 

「女性チーム編成?」

 

 そう言ってピンク色の女の子、グレネードランチャーの金髪の小さい子。ポニテでにやにやしている女性の側で軍服の男性は静かにしていて、側にイケメンな女性と狩人のような女性プレイヤーチーム。

 

 女性で統一されたシノンの友達チームと、先ほどマシンガンを撃ちまくっていたチームがいる。

 

 それと彼らがいて男性は苦笑した。

 

「いや、一応話はついている。この先はボス部屋でだいたいのパターンと攻略方法は確認済みだ。いまからラストアタックを決める人材を募集するか、このままアタックするか決めかねていたところでね」

 

「へえ、攻略戦参加条件は?」

 

「レイド戦はどうやら最大七人のキャラネームを登録することで扉が開く仕掛けらしい。おそらくは秘宝アイテムを獲得するキャラクターの指定と思われるから、そのメンバーを俺たち《メメント・モリ》だけにする。それで俺たちが仕入れたボス情報を渡す」

 

「まあ当然だな」

 

 キリトは少し考える中、メンバーを見てすぐに尋ねた。

 

「ここにいるメンバーを入れて、パーティーは何名だ?」

 

「俺たち《MMTM》と、チーム《SHINC》と、チーム」

 

「《LPFM》よろしく~♪」

 

 そうポニテの人が言い、全員が銃と言う異色パーティー。

 

 だが話を聞く限り、氷のエネミーは先に見つけた《チェーンハンマー》が無ければ、耐久力がある敵ばかり。少ししんどいのは確かだ。

 

「全六パーティーのレイド戦か」

 

「どうする?」

 

 全員の顔を見合わせてキリトは、

 

「問題ないぜ。攻略戦はしたいし、これでダメでも次は勝てばいい」

 

「OK分かった。ならボス情報を話す」

 

 まずボス部屋では、入る前にウインドウが開き、誰がパーティーリーダーなのか、キャラネーム登録が起きる。

 

 それを行った後、ボス部屋の扉が開き、一定数中に入るか、時間が経つと扉が閉まり、戦闘終了まで開かない。

 

 ここのボスは何かの像を中心に分厚い氷でできていて、氷を砕くたびにHPゲージが減る。

 

 攻撃パターンは氷の固まりを降らしたり、振り回したりする。見た目は氷の固まりが浮遊するゴーレムのようなもの。

 

「攻撃方法は氷を砕くと言うあたりだな。その辺りの攻略方法はそちらで考えて欲しい」

 

「それならこっちも情報提供するよ。隠し部屋で鉄球が出てな、ALOキャラクターは使用不可で、GGOは銃の方が良いけど、それで氷を砕けていた」

 

「救済アイテムか。隠し部屋は知らなかったな」

 

 つまるところ、

 

「どゆことなの?」

 

「つまり、GGOのプレイヤーは銃。ALOは魔法か空を飛んで攻撃。他のプレイヤーはそのアイテムで攻略するってことだよフカ」

 

 ピンクの子が金髪の子に詳しい説明して、全員がおおむねそう言う解釈をした。

 

「俺らの場合。クラインと俺がメインで動いて、キリト、リーファ、ユウキは空飛んで浮いてる氷破壊。アスナ、シリカ、フィリアはサポート。シノン、クレハ、ヒカリは銃乱射か」

 

「頑張ります」

 

「おおっ、あのアファシスっ。マシンガン装備だぞっ」

 

「しかも二刀流っ。できれば我がチームに入って欲しいっ」

 

「わたしはマスターのアファシスなのでお断りします」

 

 マシンガンラバーズが騒ぐ中、クレハはGGOで渡していた物を確認する。

 

「あれってUFGじゃないのっ!? まだGGOの全サーバーで一丁しかない奴。ってことは」

 

「別ゲームのアバターがテイル、と言う事だろうな」

 

 ポニテの人がこちらを見て、軍服の男はたしなめている。やはり人に知られているな。

 

「あっ、あんた《絶剣》ちゃんじゃんか。そっちはALOで来たの? 私私っ、私だよ」

 

「ひょっとしてALOしてる人? いっぱいいるから分からないよ~」

 

 急に騒がしくなるパーティーグループ。一応確認として、どう考えても接近するのはこちらのチームだけであるのははっきりしている。

 

「となると、俺たちが前でがんがん攻めて、後ろががんがん撃ちまくりだな」

 

「だな。気合い入れねえとな」

 

 クラインと共に鉄球を構える。あれも面白そうだとか、色々言われる中、武器の確認、持ち場の確認が始まる。

 

「さすがにもうプレイヤーを待つのはいいか」

 

「もともと時間が来たらトライしてたのか」

 

「ああ、あんたらは運がいい。いや。BoBの優勝者のアファシスにそのプレイヤーと、その仲間がいるのか。運がいいのはこっちか」

 

 最後の確認として、像が核になっている氷だけは壊れにくく、他の氷は壊してもしばらくすると元に戻る。

 

 氷が降るパターンは増えていったり、それこそ鉄球のように振り回されるらしい。

 

「一番気を付けなきゃいけないのは滑る床だ。氷の床で、靴に細工したりと、どうやっても滑りやすい」

 

(内容は『覚醒大氷塊フリザーニャ』がベースだな)

 

 そう思いながら、少しばかり目を細める。あれも色々大変だったな。

 

「テイル」

 

「ユウキか。ユウキたちは飛べるから、弾丸のラインに出ないように気を付けろよ」

 

「うんっ。一発クリアしようねっ♪♪」

 

 はにかむユウキの頭を撫でながら、ヒカリもそれに気づき近づいて来たので撫でる。

 

 シノンたちの方もプレイヤーたちと話し合いが終わり、こうして準備は整った。

 

「それじゃ、行こうか」

 

 そう言って扉の前に立ち、彼の前にウインドウが広がり、彼がキャラクターネームを登録した。

 

 一つの空欄を残して、YESボタンを押す。

 

 扉が音を鳴らしながら開きだして、それと共に全員の銃からリロード音が鳴り響く。

 

「クライン、もしかしたらキリトたちよりも、俺らの担当が大変かもしれないぜ」

 

「へっ、大船に乗ったつもりで任せろってんだ」

 

 頼もしい限りだ。

 

 こうして俺たちは氷のボス部屋へと進みだした。




ガンゲイルキャラクター登場。そしてボス攻略戦、相手はあの氷のボスキャラ。

頑張ればユウキたちも振り回すことはできるでしょうが、あの子ら力とかにステータス振って無さそう。

それではお読みいただきありがとうございます。
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