特典も家柄も魔力もほとんどないけど明るく楽しく世界最強を目指したい 作:く~ま~
軽ーいおつまみ程度でお読みください
気が付いたら俺は赤ん坊になっていた。
あ、ちょっと待って!頭おかしいとかじゃなくてほんとだから!!
まあ、早い話転生ってやつですよ。巷で流行りの神様転生ってやつ。
俺は神様に会ってないんですけどね。だってああいうのってトラックで撥ねられて「間違えちゃった♡テヘペロ」みたいな話でしょ?
俺そんなかっこいい死に方じゃなかったし…死因は飲み会でお酒飲んでテンション上がって冬の海に寒中水泳した結果、ショック死ですわ。
ハハハ…おう笑えよ。
そんなことで神様に会わずして転生したってわけですよ。
そして転生して3年、気が付いたことがある。空が青くない、なんかちょっとどんよりというのか太陽が見えない。父親から聞いたが、俺が生まれた場所は冥界という場所で地上とは全く違うらしい。
うちの家族は父さんが人間で、母さんが悪魔、その間に生まれた俺は半分人間で半分悪魔になる。なんともまあファンタジーの世界に生まれたもんだ。
とはいえ、今の生活にはあまり不満はなかった。確かに最初のころは不安は多かったものの毎日未知の体験が多くて逆に楽しくなってきた。しかも、この世界には魔力が存在するため魔法のような何かが使える、それだけでもわくわくが止まらなかった。
しかも、冥界にはレーティングゲームというものがある。一度テレビで見たが、すさまじい魔法の応酬や一進一退の攻防はすごく魅力的で、自分でも出て最強を目指してみたいと思うほどはまってしまった。
そのため1日でも早く強くなりたい俺は、思い切って父さんに魔法について教えてもらうことにした。
「なあなあ、父さん。魔法の使い方教えてよ」
「え?あー、そうだな…」
いつになくばつが悪そうな父さんの返答に疑問を感じていると父さんは続けて
「いや、教えるのは構わないんだが…お前、魔法使えるほど魔力ないぞ」
ん?
「え?またまた御冗談を~。お人が悪いですわ旦那はん」
「どこでそんな言葉を覚えてきたかはあとで聞くとして、ほんとにない。びっくりするくらい魔力低い」
「」
俺がファンタジーの世界に転生した意味とはいったい…ウゴゴ
「あら?お父さん、まだこの子にはなしてなかったの?魔力がミジンコクラスの事」
家事を終えた母さんがさらに俺に追い打ちをかける。それにしても、魔力ミジンコってなんや?!
「私は悪魔だけど、下級悪魔だからそんなに魔力は多くないわ。それを差し引いてもあなたの魔力って…プークスクス」
「母よ。あんた鬼か」
「いいえ?悪魔よ」
じゃかあしい!わかっとるわ!
「救いはないとですか」
俺氏、この世界に生まれ3年で挫折を味わう。
「ん~、魔力はないけど半分人間の血が混ざってるから神器を持ってる可能性が」
まーた、わけのわからん単語が出たぞ
「神器?」
「説明すると長くなるから簡単に言うとすごい武器的な?」
説明曖昧過ぎませんかね?でもなんかすごそう(小並)
「ほうほう。してそれはどうやれば出てくるの?」
「一番強いと思える何かを思い浮かべなさい」
一番強い…ふむやっぱりドラゴンボールの悟空かな。超の最終回は最高でしたね。
右腰に両手を構え集中
「か~め~は~め~波あああああああ!!」
渾身のかめはめ波もむなしく、何も起こらなかった
「救いなんてなかった」
「息子よ…恥ずかしくない?」
うわあああああああああ!くそ親父があああああああああああああ!!
「フフフヒヒヒ、私の息子面白すぎる!」
「うわあああああ、やめろおおおおおおいっそ殺してくれえええええええええ」
前世合わせるとアラサーの俺、恥ずかしさのあまり死にたくなる。
神様から特典を貰ったわけでも、家がすごいお金持ちでもない、むしろ貧乏、かといって神器を持ってるわけではない、挙句の果てに魔力はミジンコ、そんな俺の人生この先待ってるのはおそらくハードモード…俺の明日はどっちだ!
「そういえば、息子よ。レーティングゲームに出たいようだが、うちの身分は下級悪魔だから基本的に出れないぞ?」
親父からの無慈悲な宣告で俺は真っ白い塵になった。
いかがだったでしょうか?主人公の名前は次回出る予定です
更新ペースはまちまちですが頑張って執筆していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
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