カイジョウロンパ~新たな希望と絶望   作:妃沖薊

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カイジョウロンパ~新たな希望と絶望
プロローグ


…認めたくない

 

だって…僕は僕でしょ?

 

なのに…おかしいよ

 

どうして他の人の為に頑張らなくちゃいけないの?

 

たしかに皆より僕はできる子だよ?

 

でも…僕だってできないことはあるんだ

 

なのに皆は僕の事助けてくれないんだよ?

 

そんなの不公平じゃん

 

僕ばっかり損してるんじゃん

 

僕だって…誰かに助けてほしいんだよ

 

 

――――――――――

 

 

…またなの?

 

これで何回目?

 

…僕?…数えるのも馬鹿らしくなっちゃったんだ

 

君は…助けてもらえるのが当たり前なの?

 

僕の事は助けてくれないのに?

 

…もういいよ

 

ほら、話して

 

今回はどんな問題を抱えてきたの?

 

 

――――――――――

 

 

本当はわかってたんだ

 

自分は誰かの為に生きる存在なんだって

 

それでも認めたくないのが人間なんだよね

 

ほら、よく言うでしょ?

 

その人の人生ってその人の為の物語なんだってさ

 

でも僕は違う

 

他人の為に

 

誰かの為に

 

自分以外の為に

 

この"才能"はその為にあるんだ

 

だったら…やらなきゃ

 

"俺"は…その為にここに来たんだからさ…

 

 

―――――――――

 

 

初めまして

 

導入は定番の方が良いよね

 

俺の名前は八森 剣助(やもり けんすけ)

 

どこにでもいる普通の高校生…ではないか

 

俺はとある学校にスカウトされて、特別な高校生としてその学校に入ることになったんだ

 

その名も…"私立希望ヶ峰学園"

 

【卒業すれば人生の成功が約束される】

 

そんな詐欺の様な甘いうたい文句も世界中の常識である

 

何故なら…この学校には普通に入学なんてできない

 

学校側からのスカウトを受けて初めて入学資格が与えられるんだ

 

入学条件…というかスカウト条件は2つ

 

"現役の高校生であること"

 

"その分野において超一流であること"

 

その条件を満たした高校生達は"超高校級"と呼ばれる称号を与えられる

 

そんな中で俺が与えられたのは…

 

 

【超高校級の助っ人】

 

 

自分以外の人の手助けを小さい頃から沢山してきた

 

そのおかげか、俺は沢山の人達に携わってきた

 

先生、友達、父さんの仕事先の人、母さんの主婦友達…

 

どんどん手助けの範囲は広がっていって、俺は住んでた所の人達から"何でも屋"なんて呼ばれてたんだ

 

その噂を聞きつけて、スカウトの人が来たんだ

 

親も弟も大喜び

 

勿論二つ返事で承諾した

 

そして今…俺の目の前に聳え立つ校舎こそ"希望ヶ峰学園"の本校舎なんだ

 

俺は今、今まさに人生の成こうへのだいいっポヲフミダシtannnnnnnnnnn…………

 

 

 

――――――――――

 

 

 

俺は知らなかった

 

踏み出した一歩は成功への一歩なんかじゃなかったんだ

 

この一歩は…

 

 

【絶望】へ堕ちる過ちの一歩だったんだ…

 

 

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