硬く柔らかで温度耐性があり鋭い   作:ちゅーに菌

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どうもちゅーに菌or病魔です。今日も今日とて家族で見れる小説を目指して日々精進しております。

え? なんでこんな時間にこの小説は投稿しているのかですって? こんな時間でもなければ書けない小説もあるんですよ(深夜テンション)。


お前ハイスラでボコるわ・・

 

おるとさんが来てから1週間と少しくらいの頃。カルデアにとっておるとさんと名乗る物体は、カルデアのマスコットであるフォウくんが見るたびによく吠える程度の謎の存在であった。

 

というのもそもそもおるとさんは気付いたらいつの間にかカルデアにいた存在なのだ。もっと言えばいつの間にか、立香の傍にいたのだが、明らかにとてもなついており、その上妙に無機質な行動規範と生きるための生活行動というモノをサーヴァントのように一切していなかった。更にパッと見で身体はエーテルで構成されているようなので、おるとさんが来てから数日はほとんどのカルデア職員が立香が召喚したサーヴァントの1体だと思われていた程である。

 

というか、人類最後のマスターである立香さえ召喚した時にいつの間にか紛れ込んでいて、無口だから気が付かなかったのかな等と思っていたのだから仕方ない。ある意味、おるとさんの擬態能力が無茶苦茶高かったのかも知れない。

 

まあ、実際は単純に生まれた星でかわいい生き物が目の前を通り過ぎたり、身体に登ってきて貰うために、無駄に存在感を稀薄にする術を身に付けただけなのであるが、言わぬが華だろう。おるとさんの存在感の無さは加湿器と同レベルである。

 

そんなおるとさんが何故、カルデアに認知された理由は実に単純なお話。

 

第一特異点 オルレアン。

 

その場に何故かおるとさんが当たり前のように居たからである。

 

立香は"わー、おるとさんと一緒に行けるんだー"ぐらいの認識であったが、カルデアスタッフは疑問符を浮かべた。何せ、おるとさんの本体はおるとさんがオルレアンにいる間も自室で睡眠を取っており、動く様子も起きる様子も全く無かったからだ。立香たち以外がレイシフトしたという痕跡もない。

 

後にわかったことであるが、おるとさんは自身の精神だけを過去に飛ばして、地球に存在した昔の身体を間接的に操ってそこにいたらしい。故に現代の身体は寝ていたそうだ。ラスボスとか裏ボスとかラヴォスとかが持ってそうな能力ですね、おるとさん。

 

そして、立香がおるとさんも連れてオルレアンを攻略している最中、寝ているおるとさんを調べたところカルデア職員はびっくり仰天。

 

何せおるとさんの身体は硬く柔らかで温度耐性があり鋭いため、毛の一本の採取すら不可能な上、よく調べれば肉体そのものがエーテルではなく真エーテルで構成されていたのである。仕方なく、おるとさんのお部屋に機材を搬入して更に詳しく調べると、おるとさんの真エーテルは地球のモノとは到底似ても似つかない事だけはわかった。

 

もう、ここまで来れば自ずと答えは出るだろう。

 

 

 

"ORTやないかい!"

 

 

 

その日、カルデアスタッフの心はひとつになった。

 

そして、それを考慮すると人理修復に匹敵するかそれ以上の懸念が出てくる。

 

ORTが攻撃してくる→カルデアが吹き飛ぶ→人理が崩壊したまま→いくえ不明

 

震えてきやがった……こわいです……。

 

カルデアスタッフは絶望の渦に叩き込まれた。だって相手はORTなのである。圧倒的Keterクラスオブジェクトなのである。

 

一通りカルデアスタッフの大部分が絶望している間も、通信越しでいつも通り立香のおっぱいをさわさわしているおるとさんを見て、カルデアの技術部を統括するレオナルド・ダ・ヴィンチこと、ダ・ヴィンチちゃんは言った。

 

 

 

"立香ちゃん、なつかれ過ぎていないかい?"

 

 

 

それを聞いたカルデアスタッフが、よくよく考えてみれば、おるとさんはいつも立香といる。それ以外は管制室のディスクの上とか、レクリエーションルームの前とか、カルデアスの台の上とか、廊下の隅とか色々な場所で寝ているのを見掛ける程度だ。やはりネコなのかおるとさんは。

 

となるとやはりおるとさんの興味の対象は立香個人と見て相違ないだろう。

 

ならばと、世紀の天才であるダ・ヴィンチちゃんは作戦を打ち立てた。

 

(立香が)ORTを懐柔する→(立香の)戦力が充実→(立香の)心は豊かで性格も良い→(立香の)彼女になる

 

 

 

それだ!

 

 

 

またもカルデアスタッフの心はひとつになった。

 

最早丸投げに等しかったが、こうするのが一番確実で手っ取り早く、安全な方法であった。

 

というか、例えばまだ第一特異点を修復している段階のカルデアが、ティアマトだのゲーティアだのを相手にしろというのは不可能な話だろう。故に純粋な力のみで、匹敵するかそれ以上のおるとさんなどマトモに相手に出来るわけもないのである。世紀の天才もお手上げだ。

 

こうして人理修復というグランドオーダーに加えて、立香はおるとさんを懐柔するというぐらんどおーだーをすることになったのであった。

 

 

 

ん? オルレアン? 邪ンヌがおるとさんに勝てると思うならそうなったんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(りつかかまってくれない)

 

 

カルデアにおるとさんが来てから2ヶ月程経った頃。おるとさんは欲求不満であった。

 

このままでは次は母乳が出るようになってしまうという悲痛な立香の叫びによって、おるとさんのふわふわふかふかの回数を週七回から週四回まで減らすことになったからである。

 

 

(むー)

 

 

そのため、中日は立香をふわふわふかふか出来ないためにおるとさんは不満げなのだ。ちなみに無論、今日は中日だ。

 

「あっ! おーちゃん!」

 

おるとさんがあてもなく廊下をぶらぶら歩いていると、後ろからオウムの名前でも呼ぶような声が掛けられた。

 

おるとさんが振り向いて見れば、そこにはフード付きの着物姿に眼鏡を掛けてタブレットを持った大変残念な雰囲気漂う女性が経っていた。

 

《おっきー》

 

「刑部姫!」

 

彼女の名はおっきー、またの名を刑部姫。立香が始めてのガチャ……もとい召喚した時に引いたサーヴァントであり、立香にとっては召喚に応じてくれた大切な人とのことである。

 

ちなみに作者の嫁であり、スキルマ、レベルマ、フォウマだったりする。それでもくそ弱いけどな。

 

《どうしたの?》

 

「ふっふっふー! よくぞ聞いてくれました」

 

おっきーは悪い顔をしつつ着物の後ろの方を何やらごそごそとまさぐると、とあるパッケージを掲げた。

 

「久し振りにゲームしようよ!」

 

それは対戦格闘ゲームという奴であった。カルデアのレクリエーションルームに置いてあったモノのひとつである。

 

ちなみに最後におっきーとおるとさんがゲームをしたのは第二特異点 セプテムを攻略していたため、二週間程前の話だ。

 

え? セプテムの話? 我は触れられざる光輝。不可視にして不可避の裁き。全ての受けるダメージを0にするユニットが味方にいるのに逆にどう負けろと?

 

「今日はこれを借りてきたから私のお部屋でやろーよおーちゃん」

 

おるとさん的にさん付けしないのはNGであるが、あだ名はかわいいのでオッケーらしい。おっきー計らずもおるとさんの基準をすり抜けである。

 

また、おっきーはORTについての知識が無い。かっぱ巻きがどういうものかさえ教えてくれない聖杯がそんなことを教えてくれるハズもない。故にサーヴァント仲間程度に思っているのだ。

 

更に言うとおっきーは中々のコミュ障なのだが、おるとさんは加湿器並みの存在感なのでおっきーも安心して接することが出来るのである。

 

《OK!(ズドン)》

 

「そう来なくちゃ!」

 

ちなみにおるとさんの言葉はくろひーと共におっきーからも仕入れている。隙を生じぬ二段構えである。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでおっきーのお部屋。和サバらしく和室なのだが、それをぶち壊すぐらいPC機材だの漫画だのゲーム機だの謎グッツだのがところ畝ましと置かれているため、控え目に言ってもオタク部屋である。

 

おるとさんとおっきーは部屋の中央に置かれた炬燵の同じ側にふたりで入り、コントローラーを握りつつテレビ画面に向かっていた。とりあえず、ふたりで対戦を始めてから既に二時間程経過している。

 

ちなみに炬燵の上にはおるとさんの看板とゲームのパッケージが置かれており、パッケージのタイトルにはGUILTY GEAR Xrd -SIGN- と書いてある。

 

また、おっきーはカイ=キスクを使っており、おるとさんはソル……ではなくポチョムキンを使用していようだ。

 

「お? おお!? 相変わらずどんどん強くなるね!?」

 

《それほどでもない》

 

対戦でおっきーを圧しているにも関わらず、謙虚にもそれほどでもないといったおるとさんはこのゲームは初プレイである。というかそもそもおっきーに持ち掛けられなければ自発的にゲームをすることはまず無いのだが。

 

《あふん》

 

「よしっ! でもまだまだだよ!」

 

決着はおるとさんの負けであった。まあ、おっきーはこのゲームをやり込んでいるので仕方の無いことだろう。こうして、たまにおっきーがおるとさんをゲーム等に誘っては対戦ゲームではおるとさんがボコボコにされたりと色々しているのである。

 

ちなみにおっきーが相変わらずどんどん強くなると言ったのは比喩でも何でもない。おるとさんは一度し出すと、極めて短時間で知識を吸収し、その道のプロを簡単に凌駕してしまえるほど極められるのだ。その様は成長というよりも進化にすら思える。キメラアントの王かよ、おるとさんは。

 

《やるなドラゴンキラー》

 

「ちょ……!? お願いだからその呼び名はやめてよぉ!?」

 

おっきーは彼女にとって不名誉ながらカルデアスタッフからドラゴンキラー等と呼ばれたりしている。と言うのもオルレアンのファヴニール戦で立香のパーティーの育成が追い付いてないために他のサーヴァントがバタバタ倒れる中、ほぼ単騎でファヴニールを沈めた女なのだ。すごい。

 

すまないさん? サポートで選んだけど宝具撃つ前にファヴニールのクリティカルで沈んだよ。

 

《ハイスラァ!》

 

「あ゛」

 

そして、遂におっきーが負けた。

 

最終的に三時間掛けてもぎ取った勝利をおるとさんは溢れんばかりに歓喜し、看板の文字へと表出した。

 

《(*´ω`*)》

 

「負けたけどその顔文字は流行らないし流行らせないよ……」

 

そろそろ疑問に思うことだろう。飽きっぽいおるとさんが何故ここまで勝つことに躍起になっていたのか。

 

そもそもおるとさんは勝ち負け等に拘る質でもない。仮にそうならばおっきーにゲームで1敗した時点でカルデアを中心に地球はもう一度人類滅亡シリーズになっている。それは逆に言えば勝ちに拘ることもないということだ。

 

ならばなぜおるとさんはそんなに勝ちたかったのか?

 

それは__

 

 

 

《勝ったからいつものふわふわふかふか》

 

「ちぇー、わかったよぅ……」

 

 

 

そこにおっぱいがあったからである。

 

 

 

他人を本気にさせるのはモノで釣るのが一番。それはおるとさんでも変わらない。

 

おるとさんはおっきーが上の服を脱ぐのを今か今かと待った。おるとさんは待てが出来るアルティミットワンなのだ。

 

「ねぇ……? やっぱり脱がなきゃダメ……?」

 

《バラバラに引き裂いてやろうか?》

 

「ひえっ!? じょ、冗談ですよー脱ぎますよー脱がせていただきますよー」

 

おるとさんに服を脱がせる趣味はない。そういうのはR-18の作品でやるもので、この小説は全年齢対象である。ちなみにおるとさんがバラバラに引き裂くとR-18Gになるので注意。

 

「ぬ、脱いだよ……?」

 

ピンクでフリフリの可愛らしいブラジャーのみになったおっきーをそれを確認するや否や、おるとさんはおっきーを自分の膝の上に乗せ、上からブラジャーの中に手を突っ込んだ。

 

「ひえっ……」

 

平熱35度ぐらいのおるとさんの手におっきーから声が漏れた。まずはいつも通りおるとさんはおっぱいの自然な感触と形を楽しむ。

 

「ん……んぅ……うん……ああっ……あっ……」

 

 

(ふわふわふかふか)

 

 

いつも同じおるとさんのおっぱいの形容。しかし、その感触が堪らなく好きなのだ。

 

 

(おかえし)

 

 

「ひっ……!? あんっ……やあっ……ひあっ……」

 

おるとさんの手が強まり、動きが激しくなる。それに伴い我慢が効かなくなってきたおっきーからより激しく声が漏れる。

 

それは自分が楽しんで気持ちよくなったら必ず相手にもお返しをして気持ちよくなってもらおうという、おるとさんの絶対定理にして善意。

 

 

(りつかとちがっておっきーつよいのがすき)

 

 

「ひぇっ!? 激し………ンッ!」

 

おっきーは自分が想像以上に声を出していることに気が付き、自分の口を手でふさいだ。

 

だからといっておるとさんが手を緩めることはない。寧ろ更に強めた。

 

「んんんっ、ンゥっ、んん――――――っ!!」

 

 

(あ、りつかとおなじかんじ)

 

 

おるとさんはおっきーが強張るように身体を反らしてビクビクと動いた様から、立香をふわふわふかふかした時と同じ手応えを感じた。

 

「………………」

 

おっきーは少しの間、そのまま動かず、声も出さずにおるとさんに背中を預けた。そして、暫くすると口を開く。

 

「おーちゃん……冗談かと思ってたけど手だけでマーちゃんをイかせれるようになったって本当だったんだね……」

 

確かにその通りなのだが、その認識は少し真実と異なる。おるとさんのおっぱいを揉む手つきは確かに超絶レベルのテクニックであるが、それはおるとさん自身が相手の弱いところや気持ちいいところを知り尽くして相手が身体を預けてくれることで始めて可能となるのだ。要は絆レベル5に達したみたいなものである。

 

「ねぇ……おーちゃん……」

すると突然、おっきーはそのまま何故かブラジャーのホックに手を掛けて外すと、脱ぎ捨ててしまった。

 

そのままおっきーはその場で振り向き、おるとさんを見上げる。その瞳からは少し涙の跡が見え、肌は高揚し、息も少し上がっていた。そして、何より蕩けたような熱を持った瞳をしていた。

 

「もういっかい……シて?」

 

その言葉に拒む理由の無いおるとさんは再びおっきーのおっぱいを掴んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに全くの蛇足であるが、おっきーはこの宇宙に存在するモノの中で、おるとさんに最も黒星を叩き付けた生き物だったりする。すごい。

 

 

 

 




いやぁ……オルレアンとセプテムは強敵でしたねぇ……。

ああ、ちなみにおっきーに聖杯食わせてスキルマにしてフォウくん2000盛ったのはマジな話なので、見たい方はメールでフレンドにIDとプレイヤー名を乗せてもらえれば承認しますよ。まあ、作者そんなに強くはありませんが、とりあえず星5でサポートは埋まっていますので一部を駆け抜けられる程度には使えますからご利用ください。
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