ピアノの繋がり   作:tsuki

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今回は早めに書けました!!

有馬公生くんの視点です!

今回、少し読みにくいかも…です


10話

~公生の夢の中~

 

ピアノが1台置いてある。

周りは地平線の先まで青く清んでいる。

どこかで見たことのある景色。

そっか……

この景色は彼女と最後に演奏した景色だ。

だから、僕は…

ピアノに座り、弾き始めた。

あの日と同じ、

 

ショパン「バラード第1番 ト短調 作品23」

 

もう一度彼女と一緒に弾くために……

でも、一向に彼女の感情の乗ったヴァイオリンの音色はなく、彼女は現れなかった。

だから、僕はピアノを弾くのを止めた。

そっと、鍵盤から指を離し、上を眺めた。

 

「有馬公生くん……」

 

彼女の声が聞こえ、振り向いた。

彼女は

 

「ごめんね……」

 

それだけ言って姿を消した。

彼女は何に対して謝ったのか…

僕は分からないまま眠りから覚めた。

 

 

~現実~

 

 

僕は時間を忘れ、昨日の夜からピアノを弾き続けた結果、寝てしまったようだ。

そして、あの夢を見た。

かなり鮮明に覚えている。

目が覚めるとそこには、紘子さんと小春ちゃん、Roseliaのみんなが心配そうにしていた。

僕は身体を伸ばして、

 

「ん……ふぅ…みんな集まって…どうしました??」

 

「はぁ…公生、あんたまた夜からずっと弾いてたんでしょ?少しはこっちの気苦労ぐらい考えなさいよ…」

 

「…すみません。紘子さん。」

 

「ま、いいわ…ほら、友達が来てるわよ?リビングで待ってもらうから、準備できたらリビングに来なさい。」

 

「わかりました。」

 

紘子さんは小春ちゃんとRoseliaのみんなを連れて部屋から出ていきました。

僕は自分の部屋に向かい、服を着替え、洗面台に向かい、歯を磨き、寝癖を直してリビングに向かった。

 

リビングにつくと、湊さんと氷川さんと白金さんは紘子さんと話していて、今井さんとあこちゃんは小春ちゃんと遊んでいました。

 

「ごめん。お待たせしました。」

 

「身体は大丈夫なの?」

 

湊さんが聞いてきた。

 

「大丈夫ですよ。たまに時間を忘れて弾いてしまうことがあるんです。」

 

「そう、ならいいわ。」

 

「でも、あまり無理をしてはいけませんよ?身体が一番ですから。」

 

「氷川さん。分かっていますから。」

 

「紗夜が言っても説得力がないよー!」

 

「今井さん!!」

 

今井さんのツッコミに少し焦っている氷川さん。

氷川さんもずっとギターを練習しているんだということがすぐにわかった。

 

 

ピーポーン!

家の呼び鈴が、なった。

約束はなかったし、セールスかな?

 

「誰だろう…出てくるね」

 

そう言って僕は玄関へと向かった。

 

「どちら様ですか?」

 

そう言ってドアを開けると

そこには相座凪がいた。

 

「有馬先生!こんにちは!」

 

「こんにちは。どうしたの??今日はレッスンの日じゃ無かったよね?」

 

「ちょっと教えてほしいところがあって来たんですけど、良いですか?」

 

「いいけど、今友達来てるから待ってもらうことになるけどいい?あと紘子さんと小春ちゃんも来てるよ。」

 

「……二人きりで……したかったのに…………」

 

「どうかした?」

 

「いえ!なにもないです!!大丈夫です!!」

 

「じゃ、入ってー」

 

「はーい!!お邪魔しまーす!!」

 

僕は凪ちゃんを家に入れ、みんながいるリビングに戻りました。




いかがだったでしょうか?
いつもと違う感じになりました…
これからの展開いろいろ考えてます。
迷走しないようにだけ気を付けます。

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こんなにたくさんの人に読んで貰えて、本当に嬉しいです!
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(●´ϖ`●)さん
評価ありがとうございます!
次回も早く投稿できるようにがんばります!!

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