ピアノの繋がり   作:tsuki

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お待たせしました。
悩みに悩んで書き終わりました。


8話

全てのバンドが終わり、僕達二人は目の前のcafeに来ている。

渡は…いつも通りに見に来ていた女の子にナンパらしきことをしていたので、別々になった。

 

「凄かったね…」

 

「そうだね。」

 

圧巻のステージだった。

それぞれの世界観に引き込まれた。

 

「でも、私は一番最後のRoseliaだっけ?チケットを渡しにきてくれた人がいるのって!私はそこが一番凄かったと思う!公生は??」

 

「僕もそう思うよ」

 

技術力も他のバンドよりもあった。

でも、僕はその事よりもRoseliaは誰かに届けたいって気持ちがあった、そんな気がした。

 

去年あったコンクールの井川さん。

あの日の井川さんの音には色が付いた、赤と黄色に色づいた、

 

ショパンエチュードOp.25-11WINTER WIND~木枯らし~

 

 

その時の同じような…

特にキーボードを、担当していた白金さんから…

 

「だよね…あとね、ほかにもー」

 

その後も椿と二人で今日演奏したほかのバンドのことについて、話していると、見知った人が近寄ってきた。

 

「ここにいたんですね!有馬さん!!」

 

「お疲れさま。宇田川さん。」

 

今日の出演者で、Roseliaのドラムの宇田川さんだった。少し遅れてくるように白金さんも来た。

 

「あ、あこちゃん…は、はやいよ…」

 

「ごめんね!りんりん!!つい見つけたから走っちゃって…」

 

「で、二人ともどうしたの?」

 

「あっ!そうだった!!今から出演バンドでちょっとした打ち上げするんですけど来ませんか?もちろん、有馬さんだけじゃなくてお二方も…って、もう一人は、どうしたんですか?」

 

「渡なら今…ほら、あそこに…」

 

周りを見渡したら偶然、渡の姿が見えた。

しかも、ナンパが失敗した感じで…

 

「あ、はは…どうですか??それともなにか、用事でもありますか??」

 

「用事はないけど、どうする??椿?」

 

「いいんじゃない?出演した人と私も話してみたいし!!」

 

「じゃ、行きましょ!!さ、早く!!」

 

促されるように、宇田川さんと、白金さんの、後に着いて行った。

もちろん、行くときに渡を回収するを忘れずに…

 

 

~CIRCLE ロビー~

 

「みんな、揃ったねー!今日はお疲れ様!とっても良かったよ!そっちの三人も楽しんで行ってね!じゃ、乾杯!!」

 

CIRCLEのスタッフのまりなさんという人の号令で、打ち上げがスタートした。

それぞれジュースを飲んだり、お菓子を食べながら、バンドの垣根を超えて話したりしている。

この光景を見ると、とても新鮮に思える。

コンクールや発表会にしか参加したことない僕はこんな経験は始めてだったから。

僕達、部外者三人もそれぞれ別れて話している。

 

椿はAftergrowと話している。

偶然だろうか…

ボーカルの人と椿の声がとても似ている気がする。

椿も唄ったらなんか、面白そうだから、今度、カラオケにでも誘ってみようかな……

 

渡はPastelpaletの人達と話している。

どちらかと言うと一方的にだけど…

 

そして、僕は、変な人たちに絡まれている。

 

「この前に楽器店で、ピアノ弾いていた人ですよね!私!またあえて嬉しいです!!」

 

poppin´partyの、戸山さん。

 

「あら、あなたどっかでみたことあるわ!あなたも、ある?偶然ね!!」

 

ハローハッピーワールドの弦巻さん。

 

二人とも確かに会ったことはあった。

そして、二人とも自由奔放という文字が当てはまる性格をしている。

そんな困っている僕を見かねてか、

 

「おい!香澄。困ってるだろ?少し落ち着けって!

……連れていきますね?」

 

「あー!有咲ー!ちょっと待ってよー。じゃまた後で話しましょうね!!有馬さん」

 

「ほら、こころも!こっちに来て!!すみません。うちのこころが……」

 

「じゃ、私もまた後ではなしましょ?」

 

それぞれバンドのメンバーに連れていかれた。

 

 

 

「ちょっと、いいかしら?」

 

ボーカルの湊さんが声をかけてきた。

Roseliaの皆揃って、僕のもとにやってきた。

 

「大丈夫ですよ。」

 

「あなたが有馬さんね。燐子やあこから話は聞いているわ。音楽をやっているあなたから見て私たちのライブの感想がきいてみたいのだけれど。」

 

僕は先ほど椿と話していた時に思ったことを素直に伝えた。最後の方は白金さんが少し恥ずかしそうにしていたけれど、なんでだろうか……

 

「そう。わかったわ。ありがとう。」

 

「いえ。こちらこそ、本当に良い演奏を聞かせてもらいました。」

 

「ね、有馬くんって、コンクールとかで優勝してたんでしょ!?」

 

「そ、そうですけど……」

 

今井さんが話しかけてきた。

見た目がギャルっぽい感じだったので、ついテンパってしまった。

 

「今度良かったら、生で聞かせてよ!

あこや燐子がコンクールいった日の話を聞かされてどうしてもきいてみたくて!!」

 

あー…東日本コンクールの時か……

僕はあの時の演奏は自分でも一番記憶に残っている…

 

 

 

だって、それが、僕の中での最後の彼女との共演だから…

そして、その日にたくさんの事に気づかせてくれた。

大事なコンクールだから…

 

 

「ダメですか…」

 

少しあの日の事を思い出して、思い更けてしまった。

気まずそうに僕を見てくる。

 

「…いいですよ。ただ、コンクールの予定等は当分無いので、僕の自宅になると思いますけど……」

 

「ほんと!?やったー!!楽しみにしてるね!!」

 

日にちの約束もして、

そのあとは他の皆と色々話した。

 

 

 

僕は少し疲れて、外の空気が吸いたくて、そっと表に出た。

辺りは少し薄暗くなってきている。

その中、僕は少し背伸びをしてひんやりとした空気を体に取り込んだ。

 

「……有馬さん……どうかしましたか?…」

 

ふりかえると白金さんがいた。

 

「少し、外の空気が吸いたくて…白金さんも?」

 

本当は、少しあの日のことを、思い出してしまったから…

 

「いえ…私は、有馬さんが外に出ていくのが見えたので……」

 

「そっか…ね、白金さんって、ピアノ、どうしてはじめたの?」

 

「わ、わたしは……」

 

そう言って、白金さんは下を向いた。

少し恥ずかしそうに…

 

「有馬さんに憧れたんです…

小さい頃に見に行った、ピアノのコンクールに、有馬さんが出てたんです……

それから私は……ピアノを始めました……

だ、だから…いつか、有馬さんにお礼が言いたくて…

ピアノを始めるきっかけを、くれて、今…こうしてRoseliaにいるのも…有馬さんのおかげ、なんです……だから…ありがとう、ございます…」

 

僕は、どこかでみんなにきっかけを作っていたんだと思った。

相座も、井川さんも、白金さんも、そして…宮園かをりにも…

 

「そっか…どういたしまして……って、言ったら良いのかな…」

 

「い、いえ…」

 

「りんりん!有馬さん!!何してるんですか?ビンゴ大会始まっちゃいますよ!」

 

入り口から顔を覗かせている宇田川さんの声が聞こえた。

 

「いま、戻るよ!!じゃ、戻ろっか!」

 

「はい……。」

 

僕達はまたCIRCLEの中に戻っていった。




いかがだったでしょうか…
これが今の自分の精一杯です。
言葉の引き出しの少なさ…
他のバンドリ書いてる方々、やっぱり凄い!!

次回は視点はまだ考えてないですが、四月は君の嘘からあの人たちが出てくる予定!!
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