幻想と裏の世界の物語   作:ひかり@ナツ

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第七話「紅魔館の裏事情」~スカーレット姉妹の過去編~

 私は今、フランの過去を見ている。しっかし昔のフランとレミリアは仲が良かったんだな。二人で花畑で遊んでいるな。あっ、もう一人来た誰だろう?

 

「それは、私です」

 

 いきなり後ろから話しかけられたからびっくりした。

 

「あの、あなたは?」

「私はクルミ・スカーレットといいます。フランドールとレミリアの姉です。ナツさん今はよろしくお願いします」

「あっ、はい。こちらこそ。というかなんで私の名前を知っているの?クルミさん」

 

 クルミさんは私ににこやかと笑った。

「それは、秘密です。いつか自分の目でみてください」

 

 クルミさんは、私の手を握ってそう言った。温かそうと思ったその手は実はすごく冷たかった。理由は知らない。けど、その手は人間の手の冷たさを超えていた。

 

「ナツさん今、冷たいと思いましたか?私の手」

 

 私の心を読み通った風に喋りかけた。

「はい。クルミさん、あなたは一体…」

 

 クルミさんは人差し指を私の口にあて、向こうを指した。

 

「それもこの記憶でわかります」

 

 私はフランの記憶を見た。その記憶はすごく悲しい結末の物語だった。

 

 

 

 フランの記憶にて。

 姉妹たちは、遊んだ後、紅魔館に帰った。そして夕食を食べていた。

 

「お姉様達、次は弾幕ごっこしよ!」

「フランそれは危ないわ。姉様の心配もしないとだめでしょ」

「むぅ」

 

 フランは少し涙目でレミリアを見た。

 

「そんなことしてもやらないわよ」

 

 レミリアはずっとフランに反対していた。そこにクルミが入ってきた。

 

 「私はやってもいいわよ」

 

 フランは喜びレミリアは心配そうな顔をしていた。

 

「姉様、自分のお体も少しは大事にしてください。私は心配なのです…」

 

 レミリアは悲しい顔で言った。

 

「レミィありがとう。でも私は大丈夫よ。心配しないで」

 

 レミリアは涙目になり、フランはずっと喜んでいた。クルミはいつもの笑顔でいた。

 

 姉妹達はこのような楽しい生活をおくっていた。でも、あの事件が起こるまでは…

 ある昼、スカーレット姉妹たちは前言っていた弾幕ごっこをしていた。

 

「フラン上手くなったね。一回私と一騎打ちしようか」

「えぇ!ホント!ヤッタ!クルミお姉様やりましょう。」

 

 今日限りはレミリアも黙ってみていた。姉であるクルミがすごくいい笑顔だったから。

 それからフランとクルミの一騎打ちが始まった。

 

「クルミお姉様すごく楽しいよ。アハハハ」

「私もだよ、フラン。しかし、そこで注意。勢いは必要だよ、でも勢いすぎると後ろを取られる。スペルカード発動土震 磁霊弾」

「いつの間にか後ろに!でも、そんな小さな弾、私に効かないよ。私のレイブァテインで弾き返す。えい」

 

 フランは磁霊弾を弾き返すがそのまま地面に落ちた。

 

「オモ…重い。っく」

 

 その後その弾は無くなった。レミリアが倒れたフランのところに来た。

 

「フラン大丈夫?」

「うぅ。お姉様負けちゃった。グスン」

 

 フランは泣いていた。降りたクルミがこちらに歩いてきて、フランに話しかけた。

 

「フランナイスバトルだったよ。だんだんレイブァテインのやり方も上手くなったね。そろそろ私も負けるかも…」

 

 フランに褒め言葉を言った。

 

「私じゃ、無理だよ。クルミお姉様の足元にも及ばないよ」

 

 クルミは笑っていた。そして、レミリアに話をかえた。

 

「レミィも私とやる?」

「ううん。いいよ。姉様の体のほうが大事だから」

「そう言って、お姉様すぐやられるから嫌なんでしょう」

「ち…違うわよ」

 

 フランがレミリアを茶かし遊んでいた。それを止めようとクルミが入って来た。

 

 その途端、フランとレミリアの方に火の矢が飛んできた。それをとっさにクルミが前に出て守った。

 

「フラン!レミィ!大丈夫?」

「姉様!」

「クルミお姉様」

 

 フランとレミリアが震えた口調で同時に言った。なぜなら、クルミの背中に矢がたくさん刺さっていたから。クルミは後ろに向いて言った。

 

「フラン、レミィ!私の言うことをよく聞いて!今から紫を呼ぶ。それで一緒に逃げて、お願い。姉としての最後の頼み事」

 

 フランとレミリアは泣いてずっと「嫌々」と言っていた。そしてクルミはそんな妹たちを見ながら、息を吸って大声で言った。

 

「紫、妹達をお願い!!!!!」

 

 紫は隙間から現れ、フランとレミリアを担ぎ隙間へ入った。

 

「放せババア!お姉ちゃんが死んじゃう」

 

 フランが言い、レミリアも続いて

 

「放して、お願い、私達のお姉ちゃんが…お姉ちゃんが…」

 

 泣きながら言った言葉にクルミも泣いていた。

 

「紫、妹達を安全なところへ…早く、お願い。そして、ならべく遠くに、ね」

クルミは紫と言葉を交わした。そして、妹達にも最後こういった。

「フラン、レミィ、私を最後まで姉と呼んでくれてありがとう。大好きだよ!じゃあね。紫お願いね」

 

 クルミは最後の最後に妹達に最高の笑みを見せた。そして、隙間の扉が閉じた。

あの日からフランは地下室で荒れ、レミリアは引きこもった。その長い年月をたち、レミリアは出てきてメイド、門番、魔法使いを集めていた。その時、フランはいつもの通り地下室で荒れていた。それから一年後、紅霧異変が起きた。その異変が終わって、おとなしくなったフランはやがてまた荒れ始めた。そして今に続く。

 

 

「まぁこんな感じね」

「なんか悲しい話だね。あなたはやっぱり…」

「えぇ、そうよ。あっ、もうこんな時間そろそろおわりね」

「えっ、そうなんですか」

「えぇ、最後に一ついいかしら。フランとレミリア…私の妹達をお願いね。ナツさん」

 

 それを聞いた時、視界が暗くなり元の世界に戻った。

 




第六話じゃ~(*´ω`*)
今日も、続けて投稿するのでよろしくお願いします!
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