キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り授業が始まる。
-------と言うわけで、ISの基本的な運用は現時点で国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用、例えば無許可でISを起動したりさた場合は、刑法によって厳しく罰せられ--------------」
山田先生がブラックボードに投影されたモニターを指をさしながら、教科書を解説していく。授業内容の話に耳を傾けて聞く。
ISの運用方法や使用目的等と言った初歩的な部分だが、流石に専門用語や知識と言うだけ聞き取れない言葉があったが入学前に読んでいたお陰で大体は理解できる。 ISに携わって無い一般人にはなかなか難しいかもしれない。 現に俺の隣に座っている一夏は顔が蒼白く挙動不審になっている姿が視野に入ってくる。 おそらく理解出来てないんだろうだが聞き慣れないと言っても参考書や山田先生の解説で理解出来ないだろうか? 山田先生の授業解説は良く分かりやすい筈だが?
「織斑君、司波君、何か分からないあったら聞いて下さいね」
「先生!」
「はい、何処が分からないですか?」
「全部わかりません」
「え!ぜ、全部ですか?」
山田先生は予想外の答えにオドオドと困った顔をする
「おい、織斑。参考書はどうした」
等の一夏は
「配布されませんでした」
そして織斑先生の出席簿アタックが一夏の頭に直撃
「貴様、最近何か捨てなかったか?」
「えっと?あ・・古い電話帳と間違えてゴミ収集に出しました。」
またしても出席簿が直撃する
「司波は、お前はどうだ」
「いえ、問題ありません。大した量でもなかったので配布されてから三日で読み終えました。」
「あれを三日で全部!?」
「ほう。では、××ページの25行目から読み上げてみろ」
達也は25行目から読み上げる。35行目に差し掛かったところで
「もういい、一語一句相違ない素晴らしい回答だった。」
「織斑、後で再発行してやるから取りに来い。内容は一週間で覚えろ。いいな」
「流石に、そ「覚えろ!いいな?拒否は許さん!」はい」
織斑先生の圧力に屈した一夏
「さて、この馬鹿者が参考書を無くしたので授業が進まんな。代わりに近い内に行われるクラス対抗戦の代表者を決める。自薦他薦でも構わない。」
織斑先生は授業が進まない事を見て、
春先で行われるクラス対抗戦の代表者を決めようと言うのだ
「私は、織斑君を推薦します。」
「私も織斑君がいいです」
「私は司波君がいいと思います」
「私も司波君がいいです。」
など、クラスの女子は一夏と達也を推薦し始めた。
無論二人の意思は無視
「ふむ、他に意見は無いか?では、この二人の中から決める」
「待って下さい!」
机を勢いよく叩き声を荒げて立ち上がったのは、
イギリス代表候補生セシリア・オルコット
「その様な選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんて恥さらしですわ!このセシリア・オルコットにその様な屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!」
女尊男卑の思考に染まっている彼女としては黙っている訳にもいかないのだろう。
「実力から行けば私がクラス代表に成るのは必然・・・それを物珍しいからと言う理由で極東の猿にされては困ります!私はこの様な島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれは私ですわ!大体、文化として後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛で-------
「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
彼女の罵声に一夏が口を挟む
「あっ、あっ、あなたねぇ!私の祖国を侮辱しますの!?」
予想に反し彼女の怒りは頂点に達した。
「はぁ、やれやれ」
と達也は溜息を吐く
「セシリア」
「何ですの!?」
「お前が言っていた事はISの産みの親の篠ノ之博士や世界最強の織斑先生を含めこのクラス全員を侮辱している事になるぞ。それにISを産み出したのは日本人だだからお前はその後進的な文化のISに乗っているんじゃないのか。君は代表候補生なんだから国の代表としての立場を考えてから口にしたほうがいいぞ」
「それに、織斑先生は自薦でもいいと言った筈なら何故自分でやりたいと言わなかったんだ」
「うぅ」
正論を言われ顔を引きづるセシリア
「それから一夏」
「何だ?」
「セシリアが日本を侮辱したからて一夏がイギリスを侮辱して良い理由にはならないぞ」
「け、けど」
「確かに、イギリスの料理は、不味いかもしれないけど。美味いものもちゃんとある例えば紅茶が美味しいし俺の母や叔母上も好んで飲んでいたぞ」
「・・・・」
「よくも、私に恥をかかしてくれましたわね」
いや、自業自得だと思うが
「決闘ですわ!」
「おう、四の五のはきっりする」
「ハァー」
ここまで来たらやるしかないか
「わかった。その勝負受けて立つ」
「織斑先生」
「何だ?」
俺は織斑先生にある事を頼む
「この勝負での魔法の使用許可をお願いします。」
俺が魔法の使用許可を得ようと言うのだ。それを聞いて周りがざわめき出す。
「理由は、」
「ISと自分の魔法の組み合わせは世界初でしょう。ですから、万が一の際事態の対処の為に見極めておいた方が良いと思います。」
「成る程、確かに一理あるな。(確かに司波の実力を見るいい機会だ。)」
「わかった。司波、お前の魔法の使用許可を出す。ただし強盗事件の様にISを消滅させるなよ」
「はい、ありがとうございます」
織斑先生の許可を貰って達也は頭を下げる。
「では、司波、織斑、オルコット一週間後、第三アリーナで選抜戦をやってもらう。用意しておけ。」
キーンコーンカーンコーン
と丁度いいタイミングでチャイムがなる
「以上で、授業は終わりにする」