ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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最近出してなかった万丈としんのすけ、伊集院姉妹と紐尾さんが登場します。
リクエスト話募集していいですか?これまで登場したキャラのこんなエピソードとか見たい!とかありましたら活動報告かメッセにお願いします、できるだけ答えたいと思います。


ミッション・インポッシブルだゾ

 伊集院レイが破嵐万丈の元へ押し掛けアシスタントとして転がり込んでしばらく経った頃、レイの妹のメイが破嵐邸を訪ねてきた。

 「ホウホウ、誰かと思えばバ○ボンの○パが好きなおねいさん」野原しんのすけに出迎えられた。

 「その呼び方は止めるのだ!大体メイは別にバ○ボンの○パが好きな訳じゃないのだ‼」

 「そういう事で逮捕スルーッ」

 「意味が分からんのだ!」

 「あら楽しそうね」レベルの低い言い合いをしている2人を見つめながらレイがクスクス笑っている。

 「ホッホーイ、レイおねいさ~ん❤」すがり付いて甘えるしんのすけと、それをムリやり引き剥がそうとしているメイ。

 「いらっしゃいませメイ様。万丈様がお待ちでございます」

 「ウム、ご苦労なのだ」こんな場面に出くわしてもギャリソン時田は動じる事なく、メイを破嵐邸地下へ案内する。メイも気を取り直し、襟をただして後へ続く。

 

 地下にある研究室では新たに破嵐財閥に雇われた紐尾結奈が、レスキュー用スーツの耐性強化の実験を繰り返している。

 「師匠じゃないですか、お久しぶりなのだ」

 「ン?メイじゃない。そうか、これは伊集院家と破嵐財閥が合同で開発してるのね」

 「紐尾君、今度は炎の温度を3500°まで上げてくれ」実験を立証する為、自らスーツを着て火炎放射を浴びていた万丈が指示する。

 「会長、そっちの子は大丈夫なんですか?」研究室の実験場にはもう1人いた。どう見ても小学生くらいの少年、神幸太である。

 「あんな子供がよく耐えられるものね、でもこれ児童虐待にならないかしら?」不安そうな結奈に

 「俺なら平気っす」幸太自身がそう告げたので結奈は躊躇いながらも火力を上げて2人に浴びせる。

 「ウッ!これは流石に……」

 「熱ぢーっ!限界っす!」火炎放射のスイッチが切られると実験場から飛び出してきた万丈と幸太はまずはメットを外して顔を露にした、2人共髪も顔も汗でグッショグショになっている。

 「オヤ幸ちゃん、段田段ですな」

 「懐かしすぎるわい!ウェルダンだろ、それに焦げてもいねえよ。スーツが頑丈だからな」相変わらずの従兄弟漫才を繰り広げる幸太としんのすけ、万丈はそんな彼らを微笑ましく見つめながらこう提案する。

 「今日はこのくらいにしておこう。明日は耐凍性を実験をする、幸太君すまないがもう少し付き合ってくれ」

 「俺なら全然O.K.っすよ」

 「ねぇねぇレイおねいさん、たいとーせいって何?」

 「どれだけの寒さに耐えられるかって事よ」

 「寒いだけにコールド(・・・・)ですな」

 「「「「………」」」」この場にいた全員がしばし固まる。

 「コホン、失礼致しました」ギャリソンが珍しく顔を赤らめ咳払いをする。

 「ギャリソンさんもダジャレとか言うんすね」

 「そのダジャレが一番コールドだゾ」

 「上手いっ、誰かしんのすけ君に座布団一枚!」

 「何の話なのだ?!」

 「10枚獲得したらピーマン一年分!」

 「え~?じゃオラいらない」

 「では幸太様には生クリーム一年分を」

 「いらないっす‼」

 「貴様、変わった好き嫌いなのだな」最後は一同笑いに包まれた。

 

 その夜、結奈が一杯ひっかけようと越後屋に来ると久し振りに藤崎沙織に会った。

 「あー結奈ちゃんだぁ。ここ空いてるからさぁ、一緒に呑もうよぉ」カウンターにいた沙織の隣に座りビールと肴を頼む、出揃ったところで沙織と乾杯してビールを一気に煽る。

 「おお!結奈ちゃん、いい呑みっぷりだねえ」既に何杯か空けている沙織はいつも以上にハイテンションだ、対してグラスを置いて一息吐いた結奈は急に項垂れる。

 「お姉様、私最近悩んでるんです。人生このままでいいのかなって」それから散々愚痴り続けて啜り泣く結奈、どうやら泣き上戸だったらしい。

 「何言ってるの?今の結奈ちゃん、私なんかより立派になったよ。ちゃんと働いているし」

 「そんな!私なんてお姉様の足下にも及びません、世の中に見る目がないんです」結奈には信じられなかった、沙織ならどんな職種だろうと引く手あまたなハズ。それなのに表向き(・・・)はニートで通している、世間はおかしいと怒りを腹に溜め込む結奈。

 

 やがて日付も変わり、結奈が越後屋を後にするのを確認した沙織はさっきまでヘラヘラとしていたのが嘘のように目付きが鋭くなると熊実に向かい合う。

 「で、No.8。今回のターゲットは?」

 「この男よ、脱税に麻薬取引と挙げればキリがない犯罪組織の幹部。政府からも抹殺依頼が来てるわ、上手くやりなさいNo.320」実は熊実も沙織も日本政府が秘密裏に構成した諜報機関のエージェントである、その正体は大輔も詩織も知らない。彼らは決してその素性を身内にすら明かしてはならないのだった。

 

 翌日のニュースで件の男が死んだと報道された、しかし熊実も沙織も我関せずといった様子で普段通りの日を過ごしていた。

 

 

 

 




冒頭に万丈出したのは失敗だったかも
(-_-;)
メイが座布団10枚獲得したらネギ一年分差し上げましょう(笑)。
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