ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです 作:越後屋大輔
PS学園に転校してからしばらく経ちすっかり生徒の一員に溶け込んでいた海老名姫菜だがこの日はやけに元気がない、学食で1人フォークで皿をつついていると
「姫菜、どうしたの?」同じクラスでルームメイトでもある更識簪に声をかけられたのでその理由を語る姫菜。すると
「バッカみたい、心配して損した‼」呆れてその場から去ってしまった。
「簪さん」このPS学園の創立者であるパタリロの姉で学園が位置するマリネラ王国の王女、簪にとっては恋のライバルでもあるエトランジュ2世に呼び止められる。
「何の用?」とはいえ別に仲が悪い訳ではないので簪も普通に返事をする。
「海老名さんどうかなさったの?」
「新しい部活を立ち上げようとして琴吹先生に却下されたんだって」
「そう。で彼女は何部を創るつもりでしたの?」
「BL部だって」途端に嫌な顔をするエトランジュ、だがこれには国の事情がある。
ひょんな事からパタリロと腐れ縁になったイギリス情報部、
高校時代は陽ノ下光の元教え子で琴吹財閥の令嬢の琴吹紬は大学では光に憧れ教師になった、そして新しい赴任先がなんとこのPS学園だった。
「フ~ン、百合の気があるのね。そうだわ、この
「うぅ、まさか琴吹先生がホモ嫌いだったなんて(泣)ホモが嫌いな女子なんて女子じゃないよ……」授業が終わり寮に帰ってきてからもずっと落ち込んでいる姫菜に冷たい視線を送る簪。
「アンタね、ホモ好きな女性なんてむしろホンの一部よ。大体は異姓を求めるのが普通なの!」
「何を言うの!BLこそ人類の生み出した至高の……」
「展開!」PSを腕部だけに部分展開させて姫菜を思いっきり殴る簪、因みに実習授業以外にPSを使用するのは校則違反である。
「それ以上語ったら部屋追い出すわよ」明らかに怒っていた。
その頃紬は教師の宿舎で1人、日本から持ち込んだ百合コミを読みながら悦に入っていた。
「ハァー❤やっぱロリ×ロリの組み合わせは堪んないわぁ、だけど人妻×女子高生も捨てがたいのよねぇ」この教師もある意味問題アリと思われた。トントン、部屋の戸をノックされて慌てて漫画を片付ける。
「はい、どなたですか?」戸の前には2年1組の副担任、山田真耶がいた。
「琴吹先生、お暇ですか?」その手にブランデーとつまみが収まったコンビニ袋を持っている、どちらかの部屋で宅呑みの誘いに来たようだ。
真耶に連れられ彼女の部屋に行くと2年3組の担任の織斑千冬が先に待っていた、
この2人は大学の先輩後輩の間柄なのだが
(千冬お姉様、私を酔わせてどうなさるおつもりなの?)
(そんなの決まってるじゃないか、
(ああ、いけないわお姉様❤)
「あの~琴吹先生?」妄想に浸っていたら真耶に目の前で手を振られてハッとする紬、しどろもどろになって取り繕うが2人にはスッカリ呆れられていた。
そんなある日、一部の男子生徒達が学園に対してデモを行った。
「王女殿下は我々を蔑ろにしている!」
「同性愛の違法化反対!」勿論
「そうよ!これだけ同士がいるんだもの、みんな私と協力して……」言い切らない内に誰かに石を投げられ、額から出血した姫菜。
「「「「女はスッこんでろ!」」」」
「汚らわしい!近寄るな!」
「女はみんな僕らの敵だ!」
「女なんて世界から消えてしまえ!」彼らは女性嫌いなのはよく考えれば分かりそうなモノである、このデモ自体はすぐに収束されたが、現実を叩きつけられた姫菜は頭の傷はさほど酷くなかったがそれより精神的なショックで一週間寝込んでしまったそうだ。
けいおん!において紬自身は別に百合な人ではなさそうです、いわゆる見る専のようですね。アンソロだとガチ百合にされてるのをよく見かけますが(笑)。