ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです 作:越後屋大輔
幼馴染みの年上女子が登場しますが筆者は『ときメモ4』未だプレイしていません。
続編を書くかはストーリーの出来と応援頂けるかによります。
第1話入学式
俺の名前は
まずは自分のクラスをチェックする為、掲示板の張り出された場所へ向かう。俺のクラスは1年1組だった、確認が済んだので入学式が行われる講堂に移動しようと振り返ると1人の女子とぶつかった。
「痛ててて…」
「ちょっと君大丈夫?」ん?どっかで聞いた声だな、見上げるとそこには見知った顔があった。
「衣音君じゃない!」
「ほ、蛍さん!」ぶつかった相手は藤崎蛍さん、親同士が学生時代からの友達で今でも仲が良くて小さい頃は姉弟みたいに過ごした1才年上の幼馴染みだ。
「オーイ蛍ぅ大丈夫か?って、お前ぇ衣音じゃん、
「どうも圭介さん」こちらもやはり親同士の縁で昔から家族ぐるみで交流のある佐倉圭介さん、蛍さんと同じ2年生。物心ついた頃からいつも2人といた俺は去年、受験の時このひびきの高校を自然と選択していた。そして今日からまた3人一緒に同じ高校に通う事になったのだが
「衣音君、入学式始まっちゃうよ」蛍さんに言われ俺は慌てて講堂へ向かった。
「あ~新入生の諸君、入学おめでとう」校長先生の挨拶が始まる、てかここの校長って女性だったんだ。
「メ……じゃない、私がこの高校の校長、伊!集!院!メイなのだ!」な、何か気合い入ってるな!この校長。
「我が高校のモットーは自由!生徒の自主性を重んじ手助けする事こそ使命!諸君らも勉強にスポーツに遊びに恋愛と悔いのない高校生活を送ってほしい!」へえ、理解のある校長じゃん。勉強にスポーツに遊びに恋愛か、俺なら……ふと蛍さんの顔が頭によぎった。
「衣音(君)」HRが終わって俺を呼ぶ男女の声がした、蛍さんと圭介さんだ。
「一緒に帰ろう(ぜ)」2人に誘われて途中まで一緒に下校した、やがてそれぞれの分かれ道に出て解散になった。
俺の家は近所と比べても割と大きな屋敷だ、けど別に金持ちな訳ではない。元々は母さんの実家なんだが母さんの両親と兄、俺から見て母方の祖父母と伯父がかれこれ20年以上失踪したままになっていて1人でこの不必要にデカい家をもて余していた時に親父と結婚、そのまま夫婦の新居にしたそうだ、そして今は親子3人でこの家に暮らしている。
「あっ、衣音お帰りぃ。ねぇ入学式どうだった?」この人が穂刈茜、俺の母さん。昼食の支度をしていたらしくエプロンで手を拭きながら玄関にでてきて俺を出迎えた、息子の俺が言うのもアレだがもう40も過ぎてるハズなのに随分若々しい。それともこれが標準なのだろうか?
「特に問題なかったよ、あんなモンじゃない?そうだ、蛍さんと圭介さんに会ったよ」
「そっか、2人もひびきの高校に通ってるモンね。頼れる先輩がいてよかったじゃない」まあ、確かにそうだけどさ。それから母さんと二言三言会話して自分の部屋で寛ぐ、明日からの授業に備えて問題集を開いて少しばかり英単語の書き取りと数学の基礎問題を解いて教科書をまとめる。
夜になり親父が帰宅した、今は剣道道場を営み小学生に剣道を教えている。その頃は俺も散々しごかれたモンだ、勿論それだけでは生活できないので普段は保険会社に勤めている。
「ただ今」この日はラフな格好で帰ってきた、会社勤めの時はスーツ姿で帰宅するから今日は剣道の先生の仕事だったんだろう。
「親父、お帰り」母さんと出迎えた俺は防具と竹刀の入った袋を受けとると親父の部屋に運んでいく、これは穂刈家では長年続けられている日常の1コマだ。
3人で夕食を摂りつつ親父からも入学式について聞かれた、母さんに話した事をそっくりそのまま伝えると
「そうか……」と短く呟いてから一拍おいて
「勉強やスポーツも大事だがな、高校生でいられるのは3年間しかない。その中でお前にしか得られない大切な何かがきっとあるハズだ」意味深な事を言われて外惑う俺に親父は軽く口角を上げて
「それはお前自身が決めるんだ、すぐに分からなくていい。その時は必ずくる」親父の言葉に母さんも頷いている、俺は何となく釈然としない気持ちを抱えて自分の部屋に戻るとベッドに寝転んだ。
「大切な何かって何だよ?ヒントくらい教えてくれてもいいじゃんか」聞こえないように愚痴る、とにかく明日から俺の高校生活が本格的に始まろうとしている。
そういや本家シリーズに男子の幼馴染みっていないなと思ったのが書き出したきっかけの1つです。
実は続きは登場予定の女子数人の下の名前以外何にもできてません、どなたかアイディアあれば下さい。
Ψ( ̄∇ ̄)Ψ