ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです 作:越後屋大輔
・本作のヒロインに赤、青、緑等の髪色の娘はいません。全員黒系か茶系、もしくは金髪に染めてます。
・透加茉莉…髪はやや青っぽい黒、ポニテにしている。丸いフレームレスのメガネをかけている、背は低いがスタイルは悪くない。
・甘野梨絵…髪はライトブラウンだが染めてなく地色、ロングのストレート。スタイルは中肉中背といったところ、多分ヒロイン1の美少女。
・手櫛雅美…純日本人だが金髪、(染めている)ショートカット。肌も浅黒いがこちらは日サロ焼けでなく地黒、ヒロインで1番の長身で巨乳。
・藤崎蛍…今のところメインヒロインの予定、髪色以外の外見は詩織や皐月を彷彿させるが性格は母の光に近い。
体育祭が終わった次の日曜日に俺は透加さんときらめき市の美術館にいた。なんでもこの夏が生誕何十年とかで20数年ぶりにガーギー展が開催されているらしく、熱烈なファンである彼女に誘われたのだ。絵といえば吉岡や斜森さんだという気がしたので誘ってはみたが、2人共ガーギーのスタイルは苦手との事で断られ透加さんと2人っきりでデートになった。
館内は意外にガーギーファンで混雑していて絵を見て回るのは結構大変だった。特に身長140.cm以下の透加さんは前列に群がる観客が邪魔になって全く見られず、時折人にぶつかり丸いメガネがズレ落ちそうになる。
(漫画みたい)と俺が密かに感じていたのは内緒だ。
「穂刈君、肩貸して!」え?と、次の瞬間透加さんはまるで木登りするリスのように俺の体をつたってするする登って最後に肩に跨がる、柔らかい太ももがちょうど頬に当たりついドキドキしてしまう。
こうして展示された絵を一通り見終わって俺達はSunnylightへやってきた、今は混まない時間なので店は忍さん1人だけで回していた。
「アラ、衣音君も隅におけないわね」なんて忍さんにからかわれつつ紅茶を啜る、透加さんとは途中まで一緒に帰ってバス停で別れた。
甘野さんと一緒に映画を観に行く事になった。圭介さんからの情報で甘野さんの好みはチェック済だし、今は彼女が好きそうな恋愛モノが上映されているのも分かっている。
待ち合わせ場所に俺の方が先に着いた、甘野さんはまだみたいだ。約束には後10分くらいあるしもう少し待ってみよう、時間ピッタリに彼女はやってきた。
「穂刈君、待った?」身長162cm.で目鼻立ちの整ってる彼女は某ティーン誌で読モをしているだけあって派手さはないがスタイリッシュな装いでキメていた。
「全然待ってないよ」ここはそう言っておくべきだろう、実際大して待った訳でもないし。映画館に入り、ポップコーンとかを買って空いてる席を見つけると2人並んで座る。
~50回目のキスは愛し合いながらも中々結ばれなかった恋人達を主役にしたラブロマンスだ~
『ただ今をもちまして本日の上映は終了となります』シートに座ったまま肩が張った俺は腕を伸ばし凝りを解す、甘野さんは映画によほど感動したのかまだボーッとしている。
「甘野さん?甘野さん!」俺が目の前で手のひらを振るとハッとして現実に帰ってきた。
「あ、ゴメンね穂刈君?映画に引き込まれちゃった」
「別に構わないよ、いい映画だったし」映画館をでて別れ際にこう切り出す。
「今度また誘ってもいいかな?」
「ええ、勿論♪」
「じゃまた学校で」駅前広場でそれぞれ家路に着いた。
ひびきの市には数年前から『外人街』と呼ばれる、その名の通り日本在住の外国人が大勢住む地域がある。何で俺がそんな場所にいるかというと
「衣音、今度の日曜日に外人街に行きましょ」と手櫛さんに呼び出されたからだ。それにしても遅い、約束の時間より2時間は経っている。
「Hi!衣音。それじゃ行くわよ」突然現れて遅刻したのを詫びもせず俺の手を引いていく手櫛さん。この態度、親父や賢さんだったら
(礼儀がなっとらん‼)って即行で雷を落としてるだろうな……。
外人街の友達と会う度にハグし合う彼女に唖然とする俺、流石海外育ちなだけあるな。しかし身長170cm.でB93cm.のナイスバディを持つ彼女と外人さんの抱き合う姿はなんつーか色んな意味でスゴい迫力だな、その外人さんが今度は俺にも抱きついてきてメッチャ焦りまくった。
その後ハンバーガーショップで昼食を摂った、これがマッ○とか○ンタなんてメじゃないってくらいデカい!それを当たり前のように平らげる手櫛さん、どうしたらその体型を維持できるのか。不思議だ……日本の女子が見たら絶対悔しがるよな。
お天気情報で関東の梅雨入りが宣言されてから陸上部の練習はもっぱらルームトレーニングばっかりだ。
「今日で4日も太陽を見てないね」蛍さんは切なげに呟く。俺が相づちを打つと
「気晴らしに体を動かしたいな、2人でどっか行こうか」ま、まさか蛍さんからお誘いを受けるとは!一も二もなく頷く俺。そして休日、蛍さんに連れてこられたのはクライミングジム。しかも壁の頂上は300.メートルほどという、超高っけー!これを登っていこうとは蛍さんも案外ムチャだよな。……とさっきまで俺は考えていた、蛍さんはその高い絶壁を難なく登っていき1分足らずで頂上にたどり着いた。ジムのスタッフさん達は茫然としている、俺もその後を追うが高い上に勾配もキツい。しかも手や足を掛ける突起物もそれぞれの間隔が広くて上手く全身を支えられない、結局1時間近くかかって登りきった俺に
「衣音君、よく頑張ったね」と蛍さんが誉めてくれた、その天使のような微笑みを向けられるだけで耐えた甲斐があるというモノだ。
いつもの平日、授業が終わる直前に校内放送が鳴る。
「2年1組の藤崎蛍さん、同じく3組の佐倉圭介君、1年1組の穂刈衣音君。以上の3名は放課後校長室に来るのだ!」校長先生が俺達を呼び出すとは一体何の用だろう?
「「「失礼します」」」3人揃って校長室に入ると椅子にもたれた校長先生が
「急に呼び出してスマないのだ、それで早速本題に移りたい。君達に頼みがあるのだ」
伊集院校長先生は彼らに何を頼むんでしょうね。