ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

131 / 282
すいませんm(._.)m3年分書き切れないと判断したのでかなりはしょります、それでも1年12話は何とか達成しましたが。


第12話新年とバレンタイン

 元日、スマホをチェックすると蛍さん、圭介さん、酒々井さん、甘野さん、透加さん、赤羽さん、斜森さん、塩原さん、吉岡からあけおメールが届いていた。

 「新年明けましておめでとう、今年もよろしく」

 「ヨッ!あけおめ!」

 「明けましておめでとう、今年はインターハイ目指して頑張ろう‼」

 「2XXX年、明けたよー!」

 「昨年同様今年もヨロシク」

 「今年もいい1年でありますように」

 「A Happy New year!」

 「ア・ケ・オ・メ♪」

 「あけおめでごじゃります」それぞれに個性豊かなメッセに一通り目を通す、因みに手櫛さんからは年末にクリスマスカードが既に届いてる。どうやら海外ではそれが年賀状代わりになるらしい、その時圭介さんからの電話が鳴った。

 

 「明けましておめでとうよ、衣音。これから初詣に行こうぜ?」と圭介さんに言われて神社へ向かう、そこには蛍さんと透加さんも一緒に来ていた。

 「あっ……あ、明けましておめでとう衣音君」

 「い、衣音君。その、明けましておめでとう……」2人共若干口ごもってるのはなんでだろう、圭介さんが3人の間に割って入って

 「寒ぃーっ、早いトコ初詣済ませちまおうぜ。参拝した順に宮司さんが甘酒振る舞ってくれるそうだし」圭介さんに促されて俺達は4人で神社に続く階段を登っていった。

 

 お賽銭をいれて参拝する、ついでに蛍さんとより親しくなれるように神様へ祈る。

 「ねぇ、おみくじ引かない?」透加さんにそう言われて俺と圭介さんは早速6角形のみくじ筒を振るけど蛍さんは引きたがらない、そういや昔っからおみくじ嫌いだったよな。俺と圭介さんはその理由を知っているが敢えて口に出さない、訳が分からず1人首をかしげる透加さん。

 「あのね……パパが高校生の頃、3年連続で大凶引いちゃったそうなのよ。その話を聞いてから私もおみくじ苦手になっちゃって」理由を説明して舌を出しておどける蛍さん、忍さんくじ運無さすぎだろ。まあ結局おみくじの結果が何であれ、社の側に立つ木にくくりつければいいんだけど。それよりさっさと階段を下りて甘酒を貰いに行くか。

 

 甘酒を飲んでいると久し振りにあの人に出くわした、Sunnylight副店長の朝日奈夕子さんの娘の朝日奈美夜(みや)さんだ。

 「ハァーイ、圭介君に蛍ちゃんに衣音君に……誰だっけ?」美夜さんは去年俺達と入れ替わりにひびきの高校を卒業した3つ上の先輩でもある、夕子さんがウチらの両親と同級生繋がりだから俺の事はともかく他の1年は当然知る由もない。

 「彼女は俺と同じ1年の透加茉莉さん、こちらは朝日奈美夜先輩」俺が代表してお互いを紹介した、それから5人で正月セールをしている店を冷やかしたりゲーセンで一頻り盛り上がって昼過ぎに解散した。余談だが美夜さんと透加さんは意外にも意気投合して、その後LINEで連絡し合っているそうだ。

 2月になりバレンタインが近づいたせいか男子達がソワソワし出す。しかしチョコを貰えるか貰えないかをあからさまに口に出したりはしない、そこは何となく男の沽券に関わる気がする。

 圭介さんや吉岡はどうなんだろう?2人の戦果を窺ってみよう。

 「吉岡、お前チョコは貰えたのか?」机に突っ伏してるヤツに尋ねると

 「ニシシシシ」顔を上げた吉岡は腕に隠していたチョコをコッソリ見せる、その数10個程。丸メガネでチビで小太りなわりに意外にモテるんだな、まあいいヤツなんだけどさ。

 2年の教室には行きづらいので学校から帰宅して圭介さんに直接電話で問い合わせる。

 「オウ、バッチリ……といいたいトコだけどな」ため息を吐いて語る圭介さん、何かテンション低いな。

 「今年はお袋以外に貰えそうにない」会話しながら段々声が細くなる圭介さん、肩を落としてガックリしている姿が容易に想像できる。ピンポーン、電話越しに佐倉家のインターホンが鳴った。

 

 ~圭介視点~

 今年のバレンタインは悲惨だった、学校の女子殆どから

 「佐倉君って軽薄だよね」と噂されているのを知って落ち込む俺。そりゃ自覚はあるけど、他人から突かれると流石にショックなのは否めない。

 玄関からインターホンの音が聞こえた、両親共に出かけていたので弟の浩二がドアの前に駆け寄る。

 「あっ蛍ねーちゃん」蛍さんが佐倉家に訪れたようだ。

 「浩二君ハイ、チョコレート。圭介君のもあるからね」

 「ありがとうねーちゃん」よ、よかった……0個にならなくて。

 「圭介君、これからは節操持った方がいいよ。じゃね♪」俺にそう告げて蛍ちゃんは帰っていった。多分イヤ、絶対義理だけど貰えただけよしとしよう。

 

 ~再び衣音視点~

 そんな訳で大した事もなくバレンタインデーは過ぎた、俺も蛍さんと酒々井さんと甘野さん、透加さん、赤羽さん、斜森さんに塩原さんからチョコを貰えた。俺って結構人気者?

 そういえば手櫛さんだけはバレンタインデーに男子からチョコを貰えないと膨れっ面をしていたそうだが、そもそも日本では女子から贈るのが普通だぞ。いい加減、日本の風習に慣れてほしいモノだ。

 




次回は衣音達がいきなり3年生になってると思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。