ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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このシリーズ初のクロスオーバーです。何とはまだ明かしません、まあバレバレでしょうが(笑)。


第13話進級と修学旅行

 今年3月に蛍さんと圭介さんがひびきの高校を卒業した。圭介さんはその後三流大学に進み蛍さんは将来Sunnylightを継ぐ為の修業として忍さんにねこやへ送りだされた。そして俺達は3年生に進級した、そういや卒業前に圭介さんがこんな事言ってたっけ。

 

 ~3学期のある日~

 「衣音、お前中庭にある塔の鐘に言い伝えがあるって知ってるか?」

 「ええ、あれが何か?」

 「卒業の日にあの塔の下で鐘の祝福を受けたカップルは永遠に幸せになれるんだとさ」

 「ヘェー、そんな言い伝えがぁ」

 「ま、俺にゃ縁のない話だけどさ」

 「圭介さん浮気性っすからね」俺達がそんな会話をしていると蛍さんが男2人の間に入ってきた。

 「ウチのパパとママ、実際に鐘の祝福を受けたらしいよ」

 「マジっすか?!」ビックリした俺。まさかウチの両親も?うぅっ、知りたいような知りたくないような……。

 「あ、衣音君のご両親は卒業して何年か経ってから付き合いだしたから鐘の祝福とは無縁だって」なんだつまらん、拍子抜けしたな。

 「圭介君の家は確か……」

 「止めてくれ、親の馴れ初めとか聞きたくねーよ!じゃあな」避難するように一足先に帰っていった圭介さん、気持ちは分かりますよ。

 

 ~そして現在に戻る~

 卒業の日に受ける鐘の祝福か、俺はそう呟いてため息を1つ吐いた。蛍さんは卒業式が終わった後、中庭の塔には見向きもせず同級生の女子達と卒業パーティーにさっさと出かけたらしい。もし俺が鐘の言い伝えについてもっと早く知っていたら、とか今更そんなタラレバな事言ってもしょうがない。今日は始業式、俺は掲示板で新しいクラスを確認して3年1組の教室に入っていった。

 そこにはなんと酒々井さん、甘野さん、手櫛さん、透加さん、赤羽さん、斜森さん、塩原さんが勢揃いしていた。これって作者のご都合主義?!まあそれはさておき

 「今年はみんな同じクラスだね、よろしく」可も不可もない無難な挨拶をしたのだがナゼかみんな目だけが笑っていない、女子ってホント分からん。

 

 それから2週間程経って話題はこの時季の定番、修学旅行の事になる。昔、親父らの世代だと2年生の秋に行くのがセオリーだったみたいだけど。ウチでも修学旅行の話をしたら

 「これも時代の移ろいか」

 「そりゃ20数年も経てばね」とどこか切な気にこぼしていた。この日はたまたま忍さんがきてたのだが

 「で、今年はどこに行くのかしら?ひびきの高校って3年毎に修学旅行先が変わるのよね。あちしらの時が京都で1個下の伊集院校長が沖縄だったし、蛍ちゃん達が去年北海道に行ったから流れとしては京都よね?」

 「イエ、今年は広島っす」

 「アラ意外な場所ね、やっぱり原爆ドームとか見て回るのかしら?」

 「それは当然組み込まれるだろうな」親父が相づちを打つが俺はスルーして忍さんと会話を続ける。

 「ええ。広島市と後、竹原も寄るらしいですよ。ウサギで有名な大久野島(おおくのしま)にも行きます」

 「そう、せっかくだから楽しんでらっしゃい」

 「ボクお土産は紅葉まんじゅうとレモンケーキがいいな」

 「じゃ、あちしは『竹鶴』をリクエストするわ」

 「高校生に酒を買わすな‼」親父が忍さんに突っ込みをかます。

 「冗談にきまってるでしょ」

 

 ~視点なし~

 穂刈家でこんな和気あいあいなお喋りが交わされる一方で日本国内某所で女が1人と男が2人、いずれも小悪党な雰囲気を漂わせ悪事の相談をしていた。

 「???様、この写真見て下さいな」

 「んまぁーっ!この輝きはまさに……ダイナモンド‼」

 「???やん、それどこやねん?」

 「これはね、広島の竹原ってトコで撮影されたらしいのよ」

 「ヨーシ!お前達ぃ、さっさとメカを作って竹原に行くんだよぉ」

 「ホイホイサー」

 「ヨイヨイサー」ここで本来なら彼らのテーマソングなのだが諸々の事情により省略する、その様子を傍観していた1羽のオウムが別の場所へ飛び去り伝令の役目を果たしていた。

 「あいつら広島へ向かったんだな」

 「ええ、それに今回は過去でも未来でもないようね」

 「よし、俺達も追うぞ」少年と少女、ロボットとオウムに少女の祖父は連中の悪巧みを何としても阻止しようとカブトムシを模した巨大メカに乗り込み広島へ飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 




次回、更にもう1つクロスさせます。こちらも大方の予想は付いてますかね?
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