ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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前回からの続き、懐かしの名作「タイムボカン」と「たまゆら」をクロスオーバーさせました。今回のサブタイもたまゆらに準じています、但し時代設定は完全に無視してます。


第14話タイムボカン、なので

 ~《》は故富山敬のナレーション風で~

 

 《さて、ここは広島県。修学旅行でやってきたひびきの高校ご一行が見えますよ》

 「みんなぁ、しっかりついてきて下さ~い。原爆ドームを見学に行きますよぉ」引率の先生が生徒達に呼び掛ける。

 「あ~、やっぱ見るんだ」

 「テンション下がるぅ」

 「そう言うなって。これさえ終われば夕方までは自由行動なんだから」ガヤガヤと賑やかにしながら先生の後に従っていく生徒達。

 《一方時を同じくしてこちらも広島に到着していた例の悪者3人組》

 「ところでグロッキー、今回はどうしてこのデザインのメカにしたんだい?」

 「アラ?マージョ様、何をおっしゃいます?広島県といえば鯉に決まってるじゃございませんか」悪党マージョ一味は鯉型メカを駆り海を渡って広島県を訪れていた。

 「まあいい、それよりここに写ってるダイナモンドを撮影したヤツを捕まえるんだよぉー!」

 「ホイホイサー」

 「ヨイヨイサー」

 

 《ところ変わってこちらは広島県の竹原南高校、今は下校時間なんでしょうか?》この高校に通う仲良し4人組、小柄なショートカットの沢渡楓(さわたりふう)、ポニテで勝ち気な雰囲気の(はなわ)かおる、ツインテの元気っ娘岡崎のりえ、ストレートロングで物静かな桜田麻音(まおん)はこの日も仲よく下校していた。今日は楓の家が営むカフェで新作スイーツの試食会があるのだ、特にいつもテンションの高いのりえが今日は普段の5割増しでハシャいでいる。

 「のりえ、今日いつにも増してうるさいんだけど」若干お怒り気味のかおるに気付いているのかいないのかのりえの勢いは止まらない。

 「だってだってぇ、ぽってたんのお祖母ちゃんの新作だよ。テンションも上がるってモンでしょ?」

 「そりゃ私もぽってのお祖母ちゃんのケーキは好きだけどさ」因みに"ぽって"とは楓のニックネームであるがその由来について今は語る必要はないだろう。

 「お祖母ちゃんも今日はいつもより張り切っていたので」そのぽってこと楓は控え目だが笑顔で答える。

 「♪ピュ~♪」麻音は言葉でなく口笛で同意する、彼女は普通に話す事もできるが時たまこの行動をみせる。

 「ほらぁ、麻音たんだってテンション上がってるって」ナゼかのりえだけがこの口笛を通訳できる。

 ((何で分かるんだろ?))楓とかおるは疑問を敢えて口にしなかった。

 

 やがて件のカフェ[たまゆら]についた4人は楓の母に出迎えられた、3人がテーブルにつくとぽってが新作ケーキを取りに店の奥に入る。

 「お待たせしました。お祖母ちゃんの新作レモンクリームパイ、なので」彼女達の目の前に並べられる。

 「「「「いただきます」」」」ぽってもテーブルについて3人と一緒に手を合わせてケーキを食べ始める。

 

 そこにちょうど訪れた我らがひびきの高校の穂刈衣音と吉岡の2人。

 「大久野島のウサギはスゴかったな」

 「ウサギ自体よりそれに『キャ~可愛いぃ‼』騒いでた女子がな」

 「あ、カフェあるじゃん。少し休んでいこうぜ」たまゆらを発見して店内に入る2人。

 「いらっしゃいませ、なので」地元以外の男子高校時代という珍しい来客に慌てて席を立つぽってだが

 「楓はいいわよ、接客はお母さんがやるから」衣音と吉岡が飲み物を注文したところに突如店の外で爆音が響いた、全員で音がした方へ様子を見に行くと目付きの悪い巨大な鯉にでくわした。

 

 「なんだありゃ?」思わずすっ頓狂な声を上げる衣音、しかしどうやらこの鯉は人工物らしい。背鰭の部分がハッチのように開き、中から奇妙な3人組が現れた。

 「ここが竹原かい?何とも辛気臭いトコだねぇ」リーダーらしき女が嫌みったらしくボヤく。

 「それよりこの写真を撮った人間を探しに行きましょ、マージョ様」痩せぎすな男がオネエ口調で促す。

 「あっそれ、私が撮ったヤツ」写真に気づいたぽってがそう告げると

 「そうかい、じゃ案内してもらおうか」マージョが不敵に目を輝かせた瞬間、鯉型メカは口を開けてぽってを飲み込む。

 「ぽってたん!」

 「ちょっと!アンタらぽってに何すんのよ?!(怒)」鯉型メカとマージョ一味に食って掛かるのりえとかおる。

 「煩いね、お前らに用はないよ!グロッキー、吹っ飛ばしておしまい!ってお前何をブスッとしてるんだい」女に尋ねられた痩せぎすな男は

 「だってマージョ様、そんなひどい事して全国1000万人のアタシのファンの女子高校生がどう思うかしら?」

 「そんなのおらんから安心せい。グロやん」もう1人のズングリした男、ワルサーでが突っ込む。

 「まあ酷い、ボクちゃん泣いちゃう」そして本当にアメリカンクラッカーのような涙を流すグロッキー。

 「いい加減におし!だったらアタシがやるよ」

 

 ~ここから衣音視点~

 このカフェの娘さんらしき女の子が変な3人組に拐われた。その場に残された全員が茫然としている中、空が突然暗くなる。見上げると空には巨大なカブトムシが飛んでいた、さっきの連中の仲間か?

 着陸したカブトムシからでてきたのは俺達よりも年下の少年少女、学者と思わしき爺さん。

 「すみません、ちょっとお聞きしたい事があるんですが」代表して少年が尋ねてきた。

 




近年の「タイムボカン24」はお好きですか?私は嫌いです(笑)。あれって正義側の設定はふざけ過ぎだし、3悪の方が正しい事している気がするんですよね。皆さんのご意見はどうでしょう?それでは本家タイムボカンの次回予告っぽく締めます。
《次回、たまゆらだペッチャをお楽しみにね》
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