ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです 作:越後屋大輔
律「パートは何やってるんだ?」
唯「好きな食べ物は?」
紬「お茶飲む?」
澪「お前ら、落ち着け」いきなりの質問攻めに遭う梓と秋だが少し経って上級生が落ち着いたところで自己紹介する。
「えっと、一年二組中野梓です。パートはギターを少し…」
「同じく和田秋です、大阪から越してきました。以後よろしゅう」ここまで挨拶が進んだところで再びドアがノックされた。
?「「すいません、入部希望です‼」」更に二人入ってきた。
「一年一組、伍代
「一組三組の三浦茜です、楽器経験はありませんが大丈夫ですか?」
「アンタらもかいな、ウチと一緒やね。まあウチ歌は多少自信あんねんけど」
律「経験者は中野さんだけか」
唯「じゃあとりあえず何か弾いてみて」唯は自分のギターを梓に手渡す。
梓「私もまだあまり上手くないですけど」といいつつ披露された梓の演奏は滅茶苦茶上手かった…、しばし固まる上級生達。
梓「(な、何だろこの空気。やっぱり私が下手だからかな?)すみません、やっぱりお聞き苦しかったですよね」自覚のない梓だった。
唯「ま、まだまだだね(焦)」
律「何見栄を張ってんだよ?」
澪「それより他のみんなのパートを決めないか?」
紬「それは追々でいいんじゃない?それよりお茶にしない?ケーキもあるわよ」初日という事もあり、この日は八人でのんびりお茶とお菓子で過ごした。
梓「それじゃこれ、お願いします」入部届を提出する梓達新入部員、一応部長の律は
「はい、確かに。じゃあ明日からヨロシクな」
「「「「ハイ‼」」」」爽やかに返事をして帰っていく一年生、部室に残ったのは二年生四人だけになる。
唯「私、どうしたらいい?」内心、梓のギターテクにプレッシャーを感じていた唯が涙目で問うが澪と律の答えは
「「練習しとけ‼」」だった。
次の日。梓は愛用のギターを持って、楽器を持ってない他の三人は手ぶらでやって来た。
梓「こんにちは」
律「お、元気いっぱいだな」
梓「はい。放課後が待ち遠しかったです」
律「それじゃ早速!」
梓「練習ですか?」
律「お茶にしよっか」拍子抜けする梓。
紬「はい。一年生のみんなもどうぞ」
「「「いただきます」」」梓以外の三人は何の躊躇いもなくティーカップに口をつけるが
梓「部室でこんな事していいんですか?」
律「大丈夫、大丈夫」すると部室のドアから光が入ってきた。
秋(アカン、先生来てもうた!)
茜(これは流石にヤバい)
文(マズいよ!どうすんの?)空いている椅子を引いて腰かける光。
梓「(ここは私がしっかりしないと)あの、これは。その…」弁明しようとする梓だったが
光「私ミルクティーね」一年生みんな揃ってズッコけた。
「顧問の陽ノ下光です、よろしくね」この日が新入部員と初顔合わせだった光が優しげな笑顔を見せる。
「「「「よろしくお願いします(キレイな人だなぁ)」」」」
「お菓子もどうぞ」今日もきょうとて紬が高級そうなお菓子を提供する。そして唯達も遠慮なく頂く、スッカリお馴染みの光景になっていたがこの状況に梓がブチ切れた。
「ウガァーッ‼こんなんじゃダメです!」全員が突然の事にビックリする。
「皆さん、やる気が感じられません!部室を私物化するのもどうかと思います!ティーセットも今すぐ撤去すべきです!」
光「まあ、とにかく落ち着いて…」
梓「これが落ち着いていられますか!」喚きちらす梓を唯が後ろからそっと抱き締めて頭を撫でる。
「いー子いー子」
澪「そんなんで収まる訳が…」途端に大人しくなる梓
澪「収まった!」
秋「ほな、ウチも頭撫でたるわ」
茜「じゃあ私も~」
文「私も一度やってみたかったのよね」三人で梓を囲み
「「「いー子いー子」」」冷静になった梓は頭を下げて謝罪する。
「取り乱してすみませんでした」
唯「ううん、全然気にしてないから」
澪「でも梓のいう事も一理あるよ、私達ももっとやる気出していかないと。分かりましたね!」澪に叱咤されショボくれて返事する唯、律、紬。
「はーい」
茜「私達も本気で楽器きめよっか」
秋「せやな」
文「どうせなら梓に決めてもらう?」
茜「そうだね、梓がリーダーみたいなモンだし」
秋「それええな」
梓「えぇーっ?!そういうのは先生に頼んだ方がいいんじゃ…」
光「ゴメンね、私顧問だけど音楽の知識殆どなくて」手を合わせて梓に謝る光。そんな訳で三人の楽器決めを一任されてしまった梓、果たして誰にどの楽器を任すのか?