ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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第16話夏休み!

 夏休みに入る少し前、憂はこの日初めて梓達と遊ぼうと待ち合わせた場所にいた。

梓「ゴメーン、待った?」

秋「遅れてもうたわ~」

憂「梓ちゃん、秋ちゃん!」約束の時間は多少過ぎていたが数分程度なので憂は怒ったりしない、三人でマッ○に入り昼食にする。

梓「そういや秋もやっぱりマク○って言うの?」

秋「そうやな、けど別にマッ○の呼び方を否定はせんよ。こ○亀の御○ハ○やないんやから」ハンバーガーを食べながらとりとめのない雑談をしているといつの間にか唯の話になった。

梓「それにしても唯先輩には困ってるんだけど」

憂「ほえ?」

梓「全然練習しないし変なあだ名つけてくるし、やたらとスキンシップしてくるし‼」

秋「何でや?あずにゃんて可愛いやんか。ウチなんて中学時代、背ぇ高いだけの理由でガリバーとかゴジラ言われとったぞ」因みに秋の身長は175cm.である。

憂「お姉ちゃんって暖かくて気持ちいいよね」

梓「イヤ、そういう話じゃなくて…」

秋「誰も同意してへんがな…んで唯先輩は今日何しとるん?」

憂「家にいるよ、お姉ちゃん暑いのダメだから。エアコンも苦手だし」

秋「だれてる姿が目に浮かぶわ」

憂「最近は一日中、グッタリしてるよ」

梓「だらしないわねー」

憂「でもゴロゴロしてるお姉ちゃん、可愛いよぉ」この一言に梓と秋はしばらく固まらざるを得なかった。

(何だろう?この私達《ウチら》と憂の感覚の違い…)その内話題は来週行う軽音部の夏合宿になった。

 

憂「今年も合宿行くんでしょ」

秋「うん、三泊四日でな」

憂「去年はお姉ちゃんがスゴく楽しかったって言ってたよ」

梓「それって練習が充実してたって事?」

憂「そ、そうなのかな?」言葉を濁す憂。

梓「私、澪先輩みたいなお姉ちゃんならほしいなぁ」

秋「澪先輩、優しゅうて格好ええしな」

?「律さんは?」

梓「あの人はいいかげんだしパス」

秋「あんな大雑把な人は願い下げやな」てっきり憂かと思って答えてた二人だが

律「ほーお(怒)誰がいいかげんで大雑把だって~」実は律の声色だった。次の瞬間、律は梓を羽交い締めにしていた。!

律「やっほ~憂ちゃん、外から見えたから来ちゃったー」

憂「今日は一人なんですか?」

律「うん。澪は夏期講習行ってるよ」

秋「律先輩は夏期講習行かんとええんですか?」

律「へ?私が?夏期講習?何で?」真顔で答える律に

梓「ですよね」呆れ返る一年生二人。

梓「ところで律先輩、ずっと気になってたんですけど」

律「あい?」

秋「ムギ先輩って自前のティーセット持ってきはったり別荘持ってはったり偉いお嬢様なんでっか?」

律「そうだぞー、家に執事さんがいて長期休暇には外国行ったりしてるんだぞ」

梓「本当ですか?!」

律「だったら面白いよねー」

秋「知らへんのかい?!」

憂「あっ本場の突っ込み…」

律「それよりよー、今から電話してムギん家遊びに行こうぜぇ」

梓「いいんですか?そんないきなり…」

秋「行き当たりばったりにも程がありますやん…」後輩達の突っ込みをスルーして紬の携帯に電話する律だったが圏外になっていた、仕方なく家電にかけると少なくとも40代と思われる男性が応対してきた。

律「あ、もしもし。紬さんのお父さんですか?」電話の相手はこう答えた。

 「イエ、わたくし琴吹家の執事でございます」

 (((本当に執事いたーっ‼)))衝撃を受ける律、梓、秋がいた。

 「つ、紬さんはいらっしゃいますですでしょうか?」ビックリして丁寧語が滅茶苦茶になる律をどうにか落ち着かせようとする梓と秋だったが、彼女達も焦りの色は隠せないでいた。

 「紬お嬢様はただ今、フィンランドで避暑中でございます」

律「そ、そうですか。ありがとうございました、失礼します‼」終始平静さを保った様子の執事に対してアップアップしまくりだった律だが電話を切った途端

 「ほ、ほらみろ。私の言った通りだろ‼」開き直る律に思わず拍手してしまう一年生達だった。

 

 律と一緒にマッ○を出て帰ろうとした一行だったが憂に

 「ウチ寄って行きます?スイカありますよ」と誘われたのでお言葉に甘えて(特に律が)平沢家に向かう事になった。

律「♪スイカ、スイカ」

憂「お姉ちゃんただいまー。律さんと梓ちゃんと秋ちゃんが来たよー…」そこには畳の上で仰向けに寝転びながら暑さにまいっている唯の姿があった。

 「お~か~え~り~

憂(朝と同じ格好…)

律(何かほっとするなー)

梓(聞いてた通りだ…)

秋「まるで死にかけのカエルやな…」秋は誰にも聞こえない小声でボソッと呟いた。

 

 終業式の日、光を夏合宿に誘おうと職員室を訪ねた唯と律。

光「あれ、職員室まで…何か用?」

律「今年も夏休みの合宿についてきてほしいんだけど」

唯「先生の都合はどうかなーと思って」

光「そういうのはもっと早く言ってよ、今年はね…」言いかけたところで光の携帯が鳴る。

 「もしもし、うん。そう、えっそうなの?ちょっと待って、明日私から連絡するね」電話を切ると唯達にこう告げる。

 「ゴメンね、今年は一緒に行けそうにないよ」

 「「何で??‼」」二人して突っ込むと

光「えっと、実は大学の友達からでさ年齢(とし)の離れた妹を預かってほしいって頼まれちゃって。その日がちょうど合宿の日程と重なるんだよね、彼女には明日返事するけど一晩考えさせて」

 

 帰宅した光は忍にも相談した、すると

 「あちしがその娘預かってもいいわよ、その間は仕事も休みだし。それともいっそ連れていく?」

光「いいの?」

忍「ええ、むしろ好都合よ、これなら琴吹のお嬢さんにも怪しまれないわ

光「忍ちゃん、何か言った?」

忍「アラ、気のせいじゃない?」という訳で今年の合宿は藤崎忍も参加する事になった。

 

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