ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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文化祭に向けて原作に添うかどうか考えてこんな話。


第20話スタンド!

万「やはりスタンドだったか、僕には見えないからな。君を呼んで正解だったよ、しかし仕事中にすまなかった」万丈は賢に礼と謝罪の言葉をかける。

賢「イエ、ここには上司に言われてきたしウチの会社は破嵐財閥の傘下にありますから」

光「それって直せないの?」

賢「スタンドそのものは病気じゃないからな、そんな事いったら俺も十年程付き合ってるし」

秋「長っ!」

憂「病気じゃないって…あの、姉は苦しそうなんですが」憂にはまだ懸念がある。

賢「そういや仗助から聞いた事がある、スタンドが馴染むまで体に何らかの異常が起こる人間もいるらしい」

万「SPWの仗助君か、彼にも協力してもらえるか相談してみるか」

澪「じゃこのままずっと苦しむ訳じゃ…」

賢「それはないだろ、そもそもスタンドとその本体である人間は一心同体。少なくともスタンドが原因で死ぬハズはない、俺もそこまで詳しくはないけどな」

万「スタンドにとっては自殺行為という訳だな。ん、高坂君?」

 「そうか、分かった」虚空を見つめ一人で呟いているような賢、軽音部一同にはそのようにしか見えない。

律「お兄さん、さっきから誰と話してるんだ?」

賢「誰って、スタンドだが?」

文「会話とかできるんだ」

賢「自分の意思を持ってるからな」

紬「スタンドは何て?」

賢「間もなく本体は元気になると伝えてきた、それと自分に名付けてほしいそうだ」そして唯の病状は少しずつ回復、三日後には退院した。

 

 某日の部室にて。

唯「皆さん、重大発表があります!」何曲か練習してから妙に真剣な顔をした唯が全員に告げる。

 「「「「うん?」」」」

澪「何を発表するんだ?」

梓「まともな事でしょうね?」

律「一応聞いてやろうぜ」

唯「コホン。遂に私のスタンドに名前が決定しました!その名も…」

律「えっと、じゃ次の曲いってみよう」

茜「私、ウィンドシンセのクリーニングしないと」全員に無視された。

唯「み、みんな酷い~」

紬「冗談よ、ただスタンドって唯ちゃん以外に見えないでしょ。どう反応していいか分からないの」

澪「帰りに話聞いてあげるから」

梓「今は練習して下さい」

 

 下校途中に信号待ちをしていた唯達、青になって渡ろうとしたら急に一台の乗用車が信号無視をして横断歩道を突っ切った。

律「危っぶねぇな‼アンニャロー!」その少し先に横断歩道を渡ろうとするベビーカーを押す若い母親がいた、さっきの乗用車が轢き殺す勢いでその歩行者に突進して行こうとしている、他のみんなは咄嗟に目を背けるが

唯「ファイヴ・ディメイション!」伸ばした唯の腕が空間へ消えたと思ったらその親子の背に出てきてベビーカーごと掴むと空間に引っ張り込んで消えた。一瞬後、唯に抱き締められる形で親子はみんなの前に姿を現した。

文「い、今のがひょっとして?」

唯「そうです!これが私のスタンド能力『ファイヴ・ディメイション』!腕が空間を越えて人や物をあっちこっちに移動できるんだ」

 「「「「おぉーっ!」」」」パチパチ、唯の能力にみんな感心して拍手してしまった。

律「スゲェ」

澪「唯が人命救助した、偉い!」

唯「イヤァそれほどでも…あったりして」助けられた親子の母親は

 「ありがとうございました!」低頭平身して唯にお礼の言葉を述べる。

唯「そんないいです、それより赤ちゃん見せて下さい」恐縮しながら唯はベビーカーをチラ見する。赤ちゃんは怖がる様子もなくベビーカーの中で笑っている。

唯「キャッワイイ~‼ねぇねぇ、みんな見て赤ちゃんだよ」

澪「うん。分かってる」

文「そりゃ、ベビーカーに乗ってるのは大抵赤ちゃんでしょう」

秋「大人やったらビックリするけどな」

梓「オイ」

 

 時は少し遡り唯が復活した翌日、ところ変わって賢が恋人の楓子と暮らすあるマンションの一室。

楓「結局、賢がスタンドの使い方を教える事になったんだ」賢本人や光、忍と万丈から事情を聞いていた楓子が怪訝な顔を見せる。

賢「ああ。仗助はSPW財団の日本支部の運営で手一杯だし、億泰や康一は遠い杜王町に住んでる。だから俺しかいない」

楓「若い女子高生かぁ」

賢「言っとくが不純な動機は全くないからな」

楓「ホントにぃ~?」ちょっと意地悪そうに賢を突っついてみる楓子、不意に賢の顔が目の前に近づく。

賢「俺が愛してるのは楓子、君だけだ」真剣な眼差しでそう告げて口づける、楓子も抵抗せず受け入れて…後はお察し下さい。

 

 

 

 

 

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