ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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女王候補アンジェリークの物語はここでお・し・ま・い。これから先はオリヴィエ様(本命の守護聖)て二人の物語が始まります、あなたの心の中で…と原作はこんな感じで締められます、ちょっとムズ痒いですが(;ー_ー)


第9話俺は女として生きる(最終回)

 アンジェとロザリアが飛空都市にきて300日が経った、試験はそれぞれの大陸の育成をより早く終わらせた方が勝者となり次の女王となるのだが当のアンジェはやる気を失いかけていた。

 「俺にはもうムリだ、あれだけの民を導くなんて度量なんて最初っからありゃしないんだ」心身共に疲れ果てていた。しかもこれまでアンジェ優勢だった試験もロザリアが追い上げてきた、危機感を募らせるアンジェだったが一方で女王になるより普通の幸せを得たい気持ちも強くなっていた。

 

 そんなある日、アンジェはオリヴィエに手紙を書いた。

 『次の日の曜日にお会いしたいです』という内容をしたため精霊に託す、返事はすぐにきた。

 『日の曜日だね、部屋まで迎えに行くから待っててね』色よい返事についつい顔が綻ぶアンジェ。

 「とりあえず日の曜日までは試験を頑張ろう、来週の事はその後考えるか」

 

 日の曜日がやってきて約束通りオリヴィエが迎えにきた。早速二人で連れだって森の湖に出掛ける、水面を見つめると彼の様子がいつもと違う。

 「さあてアンジェリーク、今日はマジメに夢の話でもしちゃおうか?アンタは夜見る夢と、願望や希望の夢って同じモノだと思う?」

 「えっ?そうですね…同じだとも思うし違う気もします」

 「そう、どっちも正解。というのはね、どっちも心の願いを違う形で表現しているだけだからさ、だから毎日私の事ばかり考えていたら私の夢とか見ちゃうよぉ。何てね、それは冗談!つまり楽しい事を考えてれば眠っていても楽しいし、いい夢見れたら更に嬉しいでしょ?で、私の仕事は人に美しい、楽しい夢を見せて幸せに生きてもらう事なんだ」饒舌に語り出すオリヴィエ、いつになく真剣な表情に戸惑いながらもアンジェの胸はときめいた。

 「帰ろうか、送っていくよ」アンジェの部屋に戻ってきた、そこからは互いに無言になり紅茶を飲んでいたが

 「今日は面白いお話をありがとうございました」アンジェの方から沈黙を破る。

 「どういたしまして。そうだ、アンジェリークちょっと目をつぶってて」

 「どうしてですか?」

 「アンタに楽しい夢を見せてあげる為のテストをするんだよ」それから一瞬の間をおいたオリヴィエは再び言葉をつなぐ。

 「…好きだよ、アンジェリーク」

 「あっ…❤」

 「フフッ、ビックリした?でも今のは冗談じゃないよ、本気。この私を本気にさせるなんてね、今のが私の告白。どう、頷いてくれるかなぁ?」心臓の鼓動が高鳴るアンジェ、彼女の中にかつての坂城匠(・・・)はもういない、そこには紛れもないアンジェリーク・リモージュ(・・・・・・・ ・・・・・)しかいなかった。

 (ああ俺、完全に女の子になっちまったんだな)返事はとうに決まっていた。

 「はい、オリヴィエ様。喜んで…」返事を聞いたオリヴィエはアンジェを自分の懐に抱き寄せる。

 「アンジェリーク、これからは毎日楽しい夢を見せてあげるよ。ううん、楽しい夢は二人で一緒に見よう…ね」アンジェは頬を薔薇色に染める、その姿を嬉しそうに見つめるオリヴィエの余裕の笑みがふと止まった。

 「見つけたよ、アンジェリーク。夢よりも、もっと美しい現実を。今、私の目の前に…」

 

 こうして坂城匠から転生したアンジェリークの物語は幕を閉じた、その後オリヴィエとの未来は、また女王試験の結果はどうなったか、飛空都市に変化はあったのか、それは誰も知る由もない。

 




ホントは女王エンディングとか友情イベントなんかも書きたかったんですが私の文章力が至らないのでこれで終わりにします、気が向いたらまた書くかもしれません。
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