ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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前回が短めだったのでちょっと長くしてみました、前話をどうしても「ボクドラえもんです」で切りたかったので。
(^_^;)?
敵幹部はあの有名な人達のパクリです。


第3話知られざる地球の歴史

 その2頭身の青い球体は自らをドラえもんと名乗る。

賢「で、話の続きを聞かせろ。タヌキ」

ド「ボクはタヌキじゃない!失礼な」

純「俺にはアザラシに見えるが?」

ド「ア、アザラシ?」

忍「違うわよ、どう見たって半分食べられた串団子じゃないの」

ド「ひ、酷い(泣)!タヌキやアザラシはまだしも団子って。ボクはこの地球よりずっと文明の進んだ宇宙の星からやってきたハイテク猫型ロボットなのに……ヨヨヨ」

光「みんなからかいすぎ、いくらなんでも可哀想だよ」

美「はいはい、いー子だから泣かないで」美幸がドラえもんの頭を撫でて慰める。

 「つまり、君達は宇宙を守るパワーレンジャーに選ばれたんだ。詳しい話はこのお方が説明して下さる」ドラえもんが一番面積の広い壁を操作するとその壁一面が巨大なモニターとなった、そこに巨大な人間の顔が映されるとドラえもんは平伏して忍達5人を引き合わせる。

 「ゾードン様、遂に5人のパワーレンジャーが見つかりました」

 「ウム。ドラえもんよ、長い間ご苦労だった」これに苦言を呈する純と賢。

 「ちょっと待てよ、俺達そんなの引き受けるなんて言ってねぇぞ!」

 「勝手に話進めんなよ!」

 「これは失敬、ではゾードン様のお話を聞いて。その前に君達をここへ導いた5色の石を預けてくれる?」

忍「ん?石は光ちゃんの指輪、純のメダル、美幸ちゃんの人形、賢のボールの4つしかないわよ。あちしは持ってないわ」

ド「おかしいな?そんなハズは」

ゾ「ドラえもん、道具を使ってみよ」ゾードンの指示を受けたドラえもんは腹部に取り付けられたポケットを探ると何やら取り出した。

ド『タイム虫メガネ!』ドラえもんは虫メガネで忍の体をチェックし始める。

 「あっ!あった、ウゥ何て事だ」叫んだと思えば意気消沈するドラえもんに忍は心当たりがあるのかこう切り出す。

 「もしかしてもう1つはあちしの体内にあるのかしら?」

ド「ご名答。身に覚えがあるらしいね」

忍「去年膝を痛めてわりと大きな手術したのよ、医者からは人工骨を入れたって聞いていたけどね」

賢「なんでそんなトコに……」

光「つまり取り出すのは不可能って事?」

純「それでおたくらの計画に支障はないのか?」

ゾ「君達にはキチンと説明しよう、長い話になるがそこは容赦願いたい」5人は聞くだけ聞こうかとゾードンの話に耳を傾ける事にした。

 

ゾ「宇宙の星々にはクリスタルという生命(いのち)の源が存在する、そしてそれを利用しようとする悪しき輩もまた然りだ。

 今から6500万年前、まだ知的生命体のいなかったこの地球のクリスタルを狙う宇宙の悪者3人組がいた。私は4人の仲間を連れてパワーレンジャーとして地球を守る為に奴らと闘った、その結果我らは奴らの封印に成功したが代償として私を含む全員が死亡した」

光「え……じ、じゃあこの人はひょっとして……ゆ、幽霊?」気絶してそのまま後ろに倒れそうになる光を忍が素早く支える、しばらくして光が目を覚ましてからゾードンは再び話を続ける。

ゾ「私は地球でいう幽霊とは違う、我らの星では精神のデータを移植してAI化する事が可能だ。つまり今、君達と話している私はオリジナルのゾードンのコピーといったところだろう」

ド「当時のパワーレンジャーのお世話係だったボクはゾードン様の精神データをこの宇宙船(ふね)に移植して、レンジャーストーン……君達が持っていた石だけど、いつか地球に誕生するであろう新世代のパワーレンジャーを集めさせる事にしたんだ」

 「「「「「集めさせる?」」」」」おうむ返しに尋ねる5人にドラえもんは

 「そう、レンジャーストーンは6500万年前から手を替え品を替え更に姿を変えて相応しき人材を見定めてきたのさ」

美「でもさ~、悪い人達はもうやっつけたんだよねぇ。それなら美幸達がパワーレンジャーになる必要なくない?」

ゾ「奴らは死んだ訳ではない、レンジャーストーンが君達を集めたという事は同時に奴らの復活も意味している。君達にはクリスタルと地球の平和の為に闘ってほしい」ゾードンの言葉を受けて5人は返事を一旦保留させてほしいと伝えてそれぞれ自宅への帰途についた。そして2日後、再び洞窟にやってきた彼らはゾードンとドラえもんにパワーレンジャーになる決心をしたと伝えた。

 

 その頃、東京湾では漁師により深海から人間のモノと思われる3体のミイラが発見された。彼らはすぐに警察に連絡して港に戻りミイラを引き渡そうとしたらミイラが怪しげな光を放ったかと思うと息を吹き返し、網を引きちぎり側にいた警察官と漁師を殴り倒す。

 「ったく、ゾードンの奴。よくもアタシ達を長い間封印してくれたねぇ」1人は女だ、これが3人組のリーダーらしい。

 「セシール様、早速ゾードンに仕返しにいきましょう」鼻の長い痩せギスな男が提案する。

 「ギッタギッタのボッコボコにしてやるでまんねん」もう1人のズングリした男もその気マンマンのようだ。

 「お待ち。それよりクリスタルを手に入れるのが先だよ、いいかいヘッポール、ズドン。この星のどこかにクリスタルがあるのは分かってんだ、捜索開始!」

 「「ヨイホイサッサー」」彼らこそ6500万年前にゾードン達初代パワーレンジャーに封印された宇宙の悪者、女リーダーはセシール、長い鼻をした男がヘッポール、ズングリ男がズドンという、3人組はいつの間に呼んだのか上空に待機していた宇宙船から下ろされたエレベーターに乗ると船ごとその場を後にした。

 

 ゾードンは5人に『君達の身体能力を見せてほしい』と言ってきた。ジャンプ力や握力、反射神経を細かくチェックして、ドラえもんに記録させるが流石に全員がスポーツ経験者なだけに申し分ないようだ。特にあの(・・)世界からの転生者である忍は並の地球人から大きく逸脱している、尤も本人にその自覚と記憶はないが。

ド「それじゃみんな、レンジャーストーンの手に埋め込もう」

純「手術か?」

光「痕が残るのはヤだなぁ」

忍「まあ、年頃の女の子には歓迎できない話よね」

美「ブレスレットとかにして持ち歩いちゃダメなの?」

ド「万が一にも盗難を防ぐ為だよ。大体手術なんてしないよ、それぞれのレンジャーストーンを握れば勝手に君達の手に吸い込まれていく。要はストーンを心臓に近いトコに持っていくのが肝心なのさ」

賢「忍はどうするんだ?」

ド「それは流石に1度地球式の手術をして膝から取り出さないと」

忍「必要ないと思うわよ」忍はレンジャーストーンが埋められた左足を高々と上げてみせる、その様子にゾードンは感心を示した。他の4人がレンジャーストーンを手にすると、ストーンはドラえもんのいう通り手の中に吸い込まれて消えていった。

ゾ「では改めてよろしく頼むぞ。パワーレンジャーの諸君!そうだ、チーム名を付けるとしよう。何かアイディアはないかね?」

 

忍「そうね……」しばらく考えていた5人だったがやがて忍が口を開く。

 「やっぱり変身するんだからtransform.(変身)それにあちしらは仲間になるんだからmate(仲間)の頭文字をとってTMはどう?それにゾードン、あなたに敬意を払って2代目を名乗らせてもらうわ」

純「パワーレンジャーTM2か。ウン、いいんじゃないか」

美「おぉ!カッコい~ね~」

賢「よっしゃ、それでいこう」

光「賛成!」その時警報らしき音が響く、例の3人組が行動を起こしたようだ。

 「パワーレンジャーTM2、出動!」ドラえもんの合図に

 「「「「「了解(ラジャー)!」」」」」新世代のパワーレンジャーの闘いが今、始まろうとしている。

 




よく考えれば、忍だけ変身ポーズ違うって事ですよね、軌道修正しようかな?
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